著者
小林 實
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1129, pp.109-112, 2002-02-18

山梨県上九一色村にあるテーマパーク「富士ガリバー王国」は、昨年10月28日に閉園しました。私は村長として、この施設に大きな夢を抱いてきました。1995年の地下鉄サリン事件以来、上九一色村はオウム真理教(アレフに改称)の施設サティアンがあることで、一躍有名になりました。それも、「サリン村」という悪いイメージです。
著者
中内 功
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.860, pp.10-13, 1996-10-07

「創業の理念は失わない。でも,財務諸表などでみれば普通の会社になる」1996年8月期の業績悪化で,「軌道修正宣言」をしたダイエーの中内〓会長兼社長。本誌とのインタビューで子会社上場の新方針など経営転換の方向を詳細に語った。(聞き手は本誌編集長,永野健二)問9月6日の業績下方修正の記者会見で,「今までやったことは間違いだった」と言われたそうですが。
著者
中田 一男
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1006, pp.149-151, 1999-09-06

北海道の苫小牧に国内最大級の大規模工業基地を建設する国家プロジェクトの事業主体だった第3セクター、苫小牧東部開発(苫東会社)は、9月3日に特別清算手続きに入りました。簿価で計上していた保有資産を実勢価格に修正したことによる評価損を計上した結果、1999年3月期の決算で1346億円の債務超過に陥り、破綻処理されたのです。
著者
高橋 俊明
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1209, pp.158-161, 2003-09-22

チャイルドシートなど自動車関連用品を製造しているリーマンは、8月18日に名古屋地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。負債額は約47億円です。どうしても9月5日の資金繰りのメドが立たず、今回の決断に至りました。 リーマンは、1975年にトヨタ車体から独立した加藤秀治前社長が創業しました。
著者
末村 篤
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.955, pp.32-34, 1998-08-31

参院選を目前にした今年6月下旬。「日本問題」が世界恐慌を人質に取るに及んで東京国際会議が急きょ開かれた。通貨・金融当局の専門家を帯同して乗り込んだサマーズ米財務副長官はマッカーサー元帥(連合国軍最高司令官)、リットン卿(日本軍の旧満州での侵略行為を調べた国際連盟調査団長)に擬せられた。
著者
菅原 雅信
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1375, pp.100-105, 2007-01-22

香川県高松市出身の中原憲市さん(59歳)は、千葉県印西市の千葉ニュータウンに住む。この地にマイホームを構えるまで5回の引っ越しを重ねた。 最初の引っ越しは、大学進学のため故郷の高松を離れた時。3畳1間の下宿から東京生活はスタートした。卒業後、都内の電気部品メーカーに就職し、独身寮に移り住んだ。27歳で結婚。川崎市内のアパートに新居を構える。
著者
池宮 彰一郎 野村 裕知
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1173, pp.76-79, 2003-01-06

問 日本経済新聞の朝刊に連載されている「平家」。ここに描かれている平清盛像には驚きました。「おごれる平家」のイメージが強かっただけに、新しい国家建設を志した改革者として清盛を描く視点が斬新でした。 答 日本人は奇妙な歴史観念を持っていまして、歴史上に登場する人物を善悪のどちらかに分けようとする。早い話が織田信長です。
著者
田中 幹保
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1250, pp.125-128, 2004-07-12

私が監督を務めていた男子バレーボール日本代表(全日本男子)は、アトランタ、シドニーに続き、2004年のアテネでも五輪出場を果たすことができませんでした。五輪がかかった昨年9月のアジア選手権と昨年11月のワールドカップでは惨敗、最後の望みをかけた今年5月のアテネ五輪世界最終予選でも2勝5敗と振るわず、出場権を失いました。
著者
向井 昭吾
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.885, pp.74-78, 1997-04-07

ラグビー日本選手権で,明治大学を69対8の大差で破り初優勝。スキがあればどこからでも攻める"総動員攻撃"が特徴だ。そのため皆が一定の技をこなせるようにし,全員で球を回す。その代わり「ミスする味方は敵」と本番より厳しい練習を課す。(聞き手は本誌編集長,平田育夫)問今シーズンのヤマ場は,社会人リーグ決勝の対三洋電機戦だったと思います。
著者
Kleisterlee Gerard 井上 裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1351, pp.66-68, 2006-07-24

問 2001年12月期から2年連続で大幅な赤字に転落したフィリップスがなぜ急回復を遂げているのですか。 答 私は2001年にCEO(最高経営責任者)に就任して間もないうちに、重要ないくつかの決断を下しました。1番目は、医療機器を事業の中核に据えることです。当社は以前から同事業を展開していましたが、これほど重視したことは歴史上ありません。
著者
大竹 剛 中野 貴司
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1275, pp.106-117, 2005-01-17

昨年12月26日、インド洋スマトラ島沖でマグニチュード(M)9.0の地震が発生し、津波が約15万人もの命を奪った。その2カ月前の10月23日には新潟県中越地震が起きた。相次ぐ巨大地震は、10年前の阪神・淡路大震災の記憶を呼び覚ます。 1995年1月17日。阪神地区を襲った震度7の巨大地震は約6400人の命を奪い、約10兆円の経済損失をもたらした。
著者
佐々木 ベジ
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.913, pp.115-117, 1997-10-27

買収した上場機械メーカー、フリージア・マクロス社長職も退くはめに。各社の取締役からはずれた今後も、助言・指導はしていくという。 1975年に私が創業した通信販売会社のピーシーネット(東京・千代田区)は、今年9月3日、東京地方裁判所から破産宣告を受けました。同時に、個人として560億円の債務保証をしていた私も破産を宣告されました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1558, pp.100-103, 2010-09-20

転職市場での人材紹介を手がけるリクルートエージェントの本社ビル。入り口に暖簾がかかった会議室の中では、一風変わったイベントが始まっていた。社内の一部署である【ちゑや】が主催した社内交流イベントだ。参加者は希望者の中から抽選で選ばれた社員10人と、リクルートグループの海外部門、リクルート・グローバル・ファミリー(RGF)のマネジャー級7人だ。
著者
中坊 公平
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1008, pp.124-127, 1999-09-20

住宅金融債権管理機構(現整理回収機構)の経営が比較的うまくいったもので、ありがたいことに退任後の話として、いろんなところからお誘いがありました。 今年7月には菅(直人・民主党代表)さんが訪ねてきて、こう言われるんですわ。「中坊さん、何をしようと思ったって、結局、内閣総理大臣をとらないとしゃあないんです。民主党の首相候補になってください」とね。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1593, pp.76-80, 2011-05-30

福島第1原発事故は、発生から2カ月以上が経過するも、収束への道筋が見えない。深刻な実態が次々と明らかになり、最短10年と言われる廃炉への期間も、メドが立たない。豊富な技術を持つが、作業者の被曝や環境汚染の防止との狭間で難しい舵取りが続く。 東日本大震災が発生した3月11日に、既にメルトダウン(炉心溶融)は起きていた――。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1588, pp.32-34, 2011-04-25

「大震災緊急対策・復興特別立法(たたき台)」と銘打ったそれには、被災者の個人融資、減税対策中小企業対策、法人対策金融資本市場対策国債管理政策、歳入措置銀行、生損保の決算対策、貸し渋り対策──など6項目について、具体的な施策が書き込まれていた。 しかも、それぞれの具体策には「阪神・淡路大震災で同様の法的措置を行った」「既に一部実行か、実行される予…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1588, pp.35-37, 2011-04-25

発送電分離、電力市場活性化、需要コントロール…。日本を救う電力改革案はここにある。 事故前の東電は本当に盤石だったのか。同社の財務データを長期にわたって分析してみると、「決して潰れない会社」という従来のイメージとは異なる姿が浮かぶ。 下のグラフは、1995年度以降の東電単独の主要経費の推移を示したものだ。