出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1151, pp.70-72, 2002-07-22

オリンパス光学工業のデジタルカメラが売れている。3月21日に発売された「CAMEDIA(キャメディア)C-2 Zoom」。カメラ量販店のヨドバシカメラでは、発売3カ月以上を経ても売れ筋商品の3位に食い込んでいる。 販売好調の理由は価格にある。200万画素で光学式3倍ズームレンズを搭載。この性能で2万9800円という店頭価格は、ライバル他社の製品を1万円は下回る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1598, pp.52-55, 2011-07-04

日本の化粧品業界を牽引してきた資生堂が、成功をもたらした仕組みの「破壊」と「再生」に挑もうとしている。 新製品を投入し大々的な広告宣伝で販促をかける。商品は系列の販売会社から卸し、店頭では美容部員が顧客を囲い込む。新製品を出せば儲かる。勝利の方程式を繰り返すうち、いつしか新製品に依存する体質になっていた。 時代は変わった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1249, pp.88-90, 2004-07-05

最先端の自転車テクノロジーを競い合うレースの世界。価格競争が激しい市販車市場。全く違う2つのカテゴリーで、新しい「カタチ」の自転車が登場している。 MTB(マウンテンバイク)競技の業界で、最も注目されているのがホンダのダウンヒル競技車「RN01」。ホンダは昨年、このRN01で国際レース「UCIワールドカップ」への参加を表明、今年から本格参戦している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1344, pp.66-71, 2006-06-05

この春、ドラッグストアやスーパーの日用品売り場の一角が真っ赤に染まった。3月末、資生堂が満を持して発売したシャンプーの新製品「TSUBAKI(ツバキ)」。その艶やかな赤の容器が、多くの人の目を引きつけた。 「アジアンビューティー」をうたった花王の「アジエンス」が大ヒット商品となったのに対抗し、資生堂はツバキで「日本女性の美」を前面に打ち出した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1333, pp.32-35, 2006-03-20

宅急便と言えば、緑の地にクロネコマークが入った集配車が思い浮かぶ。だが、交通量の絶えない幹線道路に囲まれた東京都世田谷区大原の住宅街を走り回るのは、緑色のリヤカー付き電動自転車だ。甲州街道と環状7号線が交差するこの街では、4台の自転車がセールスドライバーの足だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1876, pp.10-13, 2017-01-30

小雨が降る中、現実路線への修正を期待する声を打ち消すように、トランプ新大統領は約16分、熱弁を振るった。自国の産業や労働者を犠牲に、外国の繁栄を支援してきたと指摘。それを全て、「米国第一主義」に転換する。この"歴史的"な演説を、経営者・専門家はどう聞いたのか。7つの注目発言から「トランプ演説」を読み解く。
著者
伊藤 暢人
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1484, pp.124-128, 2009-03-30

1980年代には世界シェア90%を握ったこともある日本の半導体産業。だが、今では台湾勢などに押され、そのシェアは10%を割り込んでいる。 半導体産業沈降の裏側には、生産技術での出遅れがあった。90年代にはステッパーなどの露光装置では、ニコンとキヤノンの日本勢で最大で計80%以上のシェアを握っていた。
著者
大槻 忠男
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1093, pp.el16-19, 2001-05-28

日本企業のリストラはまだまだこれからが本番だと思っている。政府の構造改革がどのような痛みを伴うかにもよるが、やはりあと2年ぐらいはかかるだろう。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1646, pp.150-152, 2012-06-18

自動車のサンバイザー部に取りつけた装置が、ルート情報などを鮮明に浮かび上がらせる。そんなHUD(ヘッドアップディスプレー)を搭載するカーナビをパイオニアが実用化。視線移動が少なくなれば、安全性も増す。精密地図やレーザーなどの強みを凝縮した。 クルマの運転席に座る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1691, pp.34-37, 2013-05-20

日本企業が社員を解雇するうえで高いハードルになると言われるのが、整理解雇の際の4要件だ。「人員整理の必要性」「解雇回避努力義務の履行」「被解雇者選定の合理性」「手続きの妥当性」がなければ解雇は難しい。役員報酬のカットや早期退職募集の実施、…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.865, pp.40-44, 1996-11-11

ライオンが6期連続の増益を達成する見通しだ。売上高至上主義を転換,低コストへの取り組みが実を結び始めた。立役者はロコス推進部。トップ直結の"超法規的集団"だ。「全体最適」を掲げ,事業部単独では困難なコスト削減に挑む。絞り出した利益を商品開発にどう生かすかが,今後の課題。ライオンの看板商品である衣料用洗剤の「トップ」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1187, pp.40-43, 2003-04-14

昨年8月末のある日、自動車部品メーカーのフタバ産業の工場はいつにない緊張感に包まれた。 スズキの鈴木修会長が役員や技術系の部長クラスの幹部を引き連れて、フタバの本社がある愛知県岡崎市周辺の高橋、六ツ美、幸田の3工場の視察に訪れたのだ。 フタバは排気系部品や車体部品などを手がけており、主力の自動車用マフラーでは約3分の1の国内シェアを誇る最大手の企業。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1639, pp.44-47, 2012-04-30

2011年9月12日、東京都内で独フォルクスワーゲン(VW)との提携解消会見に臨んだスズキの鈴木修会長兼社長。記者に提携解消の理由を問われると、相手側の主張に対する反論だけさらりと述べた後、離婚に例えて、「別れ際の潔さ」にすり替えてしまった。カリスマ社長という強い押し出しと、独特の人なつこい性格も相まって、記者は「そういうものか」と矛を収めてしまう。
著者
鈴木 修
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1379, pp.62-67, 2007-02-19

これは今年1月19日、スズキが東京都内の一流ホテルで開いた販売代理店向けの懇親パーティーの模様だ。 この日は中部・北陸地区(岐阜県や三重県、石川県など)の約700人の販売店主らが集まった。会場入り口では鈴木修会長(77歳)らスズキの役員が迎える。 これまで決してメディアに公開されなかった懇親パーティーの様子。そこに本誌は入った。
著者
阿部 貴浩 張 勇祥 山根 小雪
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1633, pp.46-55, 2012-03-19

ホンダ、ヤマハ発動機、スズキ。日の丸2輪の3強といえば、この名前が挙がる。ところが成長著しい新興国市場で、なぜかスズキの存在感が乏しい。そのせいか2009年3月期から2輪事業は3期連続で部門営業赤字を計上。今期も赤字幅こそ小さくなるものの、30億円前後の営業赤字が残る見通しだ。スズキの2輪事業に何が起きているのか。鈴木修会長兼社長に聞いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1472, pp.6-9, 2009-01-05

米国発の金融危機で世界が揺れ続ける2009年。経済界で注目を浴びる人物の1人は、米天才投資家のウォーレン・バフェット氏ではないだろうか。 バフェット氏は米コカ・コーラやP&Gなど米優良企業への株式投資で財を成した世界一の富豪。同氏は、2008年に巨額投資に続々と動いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1012, pp.66-69, 1999-10-18

クオーツ(水晶振動子)式の腕時計には欠かせない電池交換を不要にする腕時計の技術開発で、セイコーとシチズン時計という2大時計メーカーが熱い戦いを繰り広げている。 「エコ・ドライブ」シリーズとして、太陽電池を利用した光発電方式を中心に展開しているシチズンは、昨年10月、世界で最も小さい直径16mmの女性用ブレスレット型腕時計を発売した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1340, pp.94-96, 2006-05-08

この2〜3年右肩上がりを続けてきた中東諸国の株式市場が軒並み急落した今年3月14日。「ブラック・チューズデー(暗黒の火曜日)」と中東域内では呼ばれた日の翌15日、サウジアラビア王子のアルワリード・ビンタラールは衛星テレビ局「アルアラビーヤ」のインタビューで100億サウジリヤル(約3000億円)を国内株式市場に投資する計画だと述べた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1583, pp.12-14, 2011-03-21

東日本巨大地震から4日後の3月15日午前6時14分。東京電力福島第1原子力発電所2号機の圧力抑制室(サプレッションプール)付近で大きな爆発音が発生、室内の圧力が低下した。 圧力抑制室の圧力は通常の3気圧から1気圧に降下。東電は、「放射性物質が原子炉の格納容器から外部に漏れ出した可能性がある」と説明した。