出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.224, pp.22-25, 2008-06

後期高齢者医療制度が"火だるま"になっている。本質論は置き去りのまま、被保険者、医療関係者の一部、民主党を中心とした野党が「後期高齢者医療制度憎し」で一致団結。不安定な政局が絡み、新制度の先行きは不透明だ。 この4月からスタートした後期高齢者医療制度が、揺れに揺れている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:09154191)
巻号頁・発行日
no.120, pp.59-62, 1999-10

医薬分業が急速に進んでいる。薬価差益が年々減少しており、院外処方の方が医療機関にとって利益が増えるからだ。しかし、一度は院外処方に切り替えながら、再び院内処方に戻す病医院も出てきている。開業時から院外処方を採用している診療所が院内処方に変えるケースも少なくない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.241, pp.49-52, 2009-11

かつて「うば捨て山」の代名詞だった老人病院。厚生省が診療報酬の包括化に本格着手した1990年代に、ケアの向上が進んだ。2000年の介護保険制度の発足以降は、他施設との一元化が課題になったが、2005年に介護療養病床の廃止が突如決定。今後、高齢者施設は個別ケアを重視した「住まい」の方向へ踏み出そうとしている。 「老人病院の入院患者はみんな顔色が悪く、やせ細っていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.256, pp.88-91, 2011-02

山形市内に、民間病院を母体にした高齢者専用賃貸住宅(高専賃)と居宅サービス事業所の複合施設「ライフケアセンター南館」がオープンして半年余り。積雪地に住む高齢者の閉じこもり防止やリハビリ提供の体制を築き、高専賃への住み替えにも対応。自立支援に成果を上げている。 ここ数年、医療法人が高齢者専用賃貸住宅(高専賃)事業に参入するケースが増えている。
著者
豊川 琢
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.211, pp.66-70, 2007-05

昨年4月、利用者が介護事業者を選ぶ際の情報を提供する目的で、「介護サービス情報の公表制度」が始まった。だが、手数料負担などへの事業者の不満が相次いでおり、制度運営には課題が多い。一方で、事業者に業務内容を見直す機会を与え、サービスの質の底上げには寄与しているようだ。
著者
庄子 育子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.233, pp.64-67, 2009-03

内閣支持率の低迷にあえぐ麻生政権。各種世論調査では民主党優位が伝えられ、自民党内部から首相辞任論が飛び出すなど、政局は混迷の度を深めている。9月までに実施される次期衆院選で民主党が勝利した場合、医療分野はどう変わるのか。政権交代が現実味を帯びる中、同党の医療政策を追った。取材・文◎庄子 育子 麻生太郎内閣の支持率下落に歯止めがかからない。
著者
服部 英治
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.224, pp.87-89, 2008-06

L整形外科クリニックのL院長は、リーダー格の看護師を昇格させ、管理職として働いてもらおうと考えている。残業代を支払う代わりに毎月固定額の役職手当を支給しようと思っていたが、"名ばかり管理職"の話題がニュースで取り上げられ気になったため、顧問の社会保険労務士に相談した。(編集部)L院長 ご相談があります。社労士 どうされましたか。
著者
庄子 育子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.219, pp.3-5, 2008-01

魑魅魍魎(ちみもうりょう)の政治の世界から、再び診療現場に戻ってきた。活躍の場は違っても、一貫して心の健康の実現に取り組む。政治家時代も今も変わらず、人々の心の中にある不安や恐れ、ストレスと向き合う。確かな技術と人となりが磁力を生み、水島の下には全国から患者が集まってくる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:09154191)
巻号頁・発行日
no.135, pp.53-56, 2001-01

神戸市消費者協会は昨年10月、市内の訪問介護事業者に対する第三者評価の結果を公開した。利用者に対する事業者情報の提供、評価結果の公表による介護サービスの質の向上を目的にした自治体のこうした取り組みは、各地で活発化している。厚生労働省でも、第三者評価のための仕組みづくりを検討中だ。
著者
野村 和博
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.226, pp.63-69, 2008-08

未収金の回収や発生予防に向けた取り組みが活発化している。債権回収会社や法律事務所など、第三者に回収を委託する動きが広がっているほか、マニュアルを作成して対応する病院も増えている。今秋からは保険者徴収が始まる見込みで、未収金対策のメニューは広がりつつある。取材・文◎野村 和博 「食い逃げなら警察が動いてくれるのに、医療費不払いは全部病院の責任。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.212, pp.21-24, 2007-06

ある病院で、CT検査のために造影剤を注射された男が、翌日「腕と肩がしびれた」と怒鳴り込んできた。病院側で男を診察したところ、「注射としびれとの因果関係はない」との結論に至った。しかし、男は納得せず、交渉はこう着状態に陥った──。 ドンという大きな音とともに、患者であるその男は、応接室のテーブルの上に両足を投げ出した。
著者
米田 勝一 庄司 育子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.205, pp.53-57, 2006-11
被引用文献数
1

「いないものは採れない」。中小病院から、諦め交じりの怨嗟の声が聞こえてくる。看護師を確保できず、特別入院基本料の算定を余儀なくされ、大幅減収を強いられる中小病院が続出。看護師不足の裏には、看護配置重視の改定で病床削減を進めようとする厚生労働省の思惑が見え隠れする。
著者
芥川 崇仁
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.247, pp.94-96, 2010-05

首都圏で居宅サービスを展開しています。新たに小規模多機能型居宅介護事務所の開設を検討しているのですが、利用者確保が大変と聞き躊躇(ちゅうちょ)しています。ケアマネジャーからの利用者紹介が期待できず、苦戦を強いられている事業者のうわさも耳にします。安定経営を行うためのポイントを教えてください。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.230, pp.51-54, 2008-12

不動産の流動化、ダウンサイジング、イメージアップ……。再生を目指す病院は、財務・診療の両面で様々なリストラに取り組んでいる。自治体病院では職員削減や給与カットも行われ、人件費も決して「聖域」ではない。
著者
舛添 要一 沖本 健二
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.228, pp.46-48, 2008-10

──まず、医療に関して伺います。先頃公表された「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会の中間取りまとめで、医師数を現在の1.5倍にするプランが打ち出されました。現在も医師は年間3000〜4000人増えていますが、産科医や外科医の数は減っています。単に医師を増やすだけでは、医師不足問題の核心である診療科間や地域の偏在を解消できないのではないでしょうか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:09154191)
巻号頁・発行日
no.114, pp.14-18, 1999-04

この5年で東京の病院地図は大きく変わった。医療圏単位で個々の病院の廃止、療養型転換などを追っていくと、変ぼうの様がより明りょうになる。急性期病院としての存続という意味では、既存施設も"勝ち組"と"負け組"に色分けされつつある。今後、大病院新設の動きが活発化し、病床の新陳代謝が一気に進む可能性もある。 東京都の東の端、江戸川区。
著者
嘉山 孝正 倉沢 正樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.242, pp.42-44, 2009-12

改選時期を迎えた日本医師会の役員3人がすべて外され、新たに3人の診療側委員が登用された。中でも就任早々、過激ともいえる発言を繰り出し"台風の目"となっているのが山形大学医学部長の嘉山孝正氏だ。その嘉山氏に、発言の真意と今後目指す方向について聞いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.244, pp.32-37, 2010-02

仕事にまじめに取り組まない、遅刻を繰り返すなど、職員の勤務態度に関するトラブルも管理者にとっては頭痛のタネだ。本誌アンケートにはこのほか、集団退職や金品の窃盗、不合理な労働基準監督署への通報など、深刻なトラブル事例も数多く寄せられた。 よく言えば自由奔放、悪く言えばモラルを欠いた言動を繰り返す。周りの迷惑を顧みず、わが物顔をしている──。
著者
折口 雅博
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:09154191)
巻号頁・発行日
no.120, pp.40-42, 1999-10

総合人材サービスのグッドウィル・グループが店頭公開を果たし、その高株価が注目を集めている。同社を率いるのが、ディスコ「ジュリアナ東京」で名をはせた折口雅博氏。巡回型訪問介護を手がけるコムスンの社長でもある同氏は、「介護はグループの中でも最も有望な事業」と言いきる。
著者
服部 英治
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.218, pp.123-125, 2007-12

パートの看護師をやっとのことで採用できたG整形外科クリニックのG院長。求人難が今後も続くことを考え、パート職員の定着率向上についても何らかの対策を講じる必要があると痛感した。そこで顧問の社会保険労務士に相談したところ、パート職員向けの退職金制度の導入を提案された。(編集部)G院長 「7対1入院基本料」の影響は、まだ続いているようですね。