著者
山室 真澄 鑪迫 典久
出版者
東京大学
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2017-06-30

視野内の粒子のサイズは数を自動計測できる顕微鏡を導入し、不透明な柔軟剤中のマイクロカプセルと透過光で観察できるくらい透明になり、かつ密度を計数できる最適希釈率を数社の製品について特定し、観察を行った。その結果、同じ製品であっても、マイクロカプセルの形状や大きさは均一ではなく、特定の形状を予め設定して自読計測することは難しいことが分かった。ばらつきがある原因として、特許にある製造方法を確認したところ、そもそも大きさのコントロールができる方法ではないことが分かった。また大きさのコントロールができないことを活かして、香りの持続期間を長くしている可能性も考えられた(小さいものはすぐに香り、大きい粒子は一定期間後に香る、など)。その場合、物質量と曝露量の関係を求める際に時間のファクターが入り、複雑になる可能性が予見された。このように形は様々ではあったが、柔軟剤中のマイクロカプセル以外の成分は液体であったことから、セルカウンターを使うことでマイクロカプセルの計数はできることを確認できた。当初は人工香料のカプセル化を国内企業に依頼して魚類への曝露実験を行う予定であったが、対応できる業者が見つからなかった為、アルギン酸で人工香料(チモール(CAS 89-83-8)、リモネン・ラセミ体(CAS 138-86-3))を包埋してカプセル化することを試みた結果、この方法でカプセル化が可能であることが分かった。

言及状況

Twitter (11 users, 11 posts, 11 favorites)

海洋汚染の研究で世界最先端を走り続けている愛媛大学。高度経済成長期には工場排水の汚染を改善した実績も。2017年度から3年間の科研費による研究「合成香料を内包したマイクロカプセルが水界生態系に与える影響の検証」研究分担者は愛媛大学… https://t.co/qyoTDfXJw3
マイクロカプセルこえぇ(´・ω・`) 本研究期間の間に、下水汚泥から合成香料が高濃度で検出されているとの報告があった。 https://t.co/EgsFtEFsKa
@muyosimuyo 合成香料を内包したマイクロカプセルが水界生態系に与える影響の検証 https://t.co/XfjhgrI2fd こちらを研究している方のようです 研究は難航している様子も・・ #柔軟剤 #マイクロカプセル

収集済み URL リスト