著者
谷 美奈
出版者
帝塚山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2022-04-01

本研究は,① パーソナル・ライティングとアカデミック・ライティングの其々の特徴と長所を見出し,対立ではなく,融合する新しいタイプの文章表現教育(パーソナル・アカデミック・ライティング)を開発・実施し,その教育効果を測ること, ② パーソナル・アカデミック・ライティングを,異なる大学や学問分野に応用したり,実施の可能性を高めたりすることによって,その拡張を図ること, ③ 以上を通じて,大学教育におけるパーソナル・アカデミック・ライティングの実践モデルを開発し理論化すること,にある.
著者
小原 宏基
出版者
帝塚山大学
巻号頁・発行日
2022

元資料の権利情報 : CC BY-NC-ND
著者
小林 美和 冨安 郁子
出版者
帝塚山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

近時、食育の問題が重要視され、あらためて日本の伝統的食文化見直しの必要性が認識されはじめている。本研究は、そうした社会的要請を背景として、日本食文化の淵源として位置づけられている室町時代の食文化を、当時盛んに作成された室町時代物語を主たる素材として追究した。室町時代物語の多くは、絵巻や奈良絵本等といった形態で流布しており、それらは視覚的資料としても、当時の食文化・生活文化の実態を知る上で、有益である。本研究では、「東勝寺鼠物語」、「六条葵上物語」「月林草」「精進魚類物語」等の作品を素材として、当時の食文化および生活文化の実態を究明した。
著者
上嶌 誠
出版者
帝塚山大学
雑誌
日本文化史研究 (ISSN:03860205)
巻号頁・発行日
no.34, pp.85-98, 2002-03
著者
川口 洋 上原 邦彦 日置 慎治
出版者
帝塚山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

寺院「過去帳」は、18・19世紀の人口現象を復原するうえで、「宗門改帳」と並ぶ基礎的史料である。本研究では、寺院「過去帳」から民衆の死亡構造をあらわす人口学的指標を計算するシステムを構築して、インターネットを通じて研究者間で共有できる研究環境を整備した。本研究で構築した「江戸時代における人口分析システム(DANJURO ver.3.0)」は、「過去帳」分析システムのほかに、既開発の「宗門改帳」分析システム、古文書文字の認識、関連サイトへのリンクなどから構成されている。「過去帳」分析システムは、「過去帳」データベース、「過去帳」分析プログラム、検索利用マニュアルから構成されている。本システムのURLは、http://kawaguchi.tezukavama-u.acjpである。現在のところ、「過去帳」データベースには、武蔵国多摩郡下の9ヵ寺と美作国真庭郡下の1ヵ寺の寺院「過去帳」に記録されている約27,000人の被葬者に関する情報が登録されている。本データベースのデータ項目は、寺院所在地、寺院名、宗教・宗派、史料名、死亡年(西暦)、死亡年月日(旧暦)、死亡年月日(新暦)、戒名、性別、小字名、俗名、死亡年齢、出生年(西暦)、生年月日(旧暦)、生年月日(新暦)、死因、死亡地、出身地である。「過去帳」分析プログラムを用いて、(1)被葬者数に関する指標…9項目、(2)年齢別死亡構造に関する指標…10項目、(3)死亡の季節性に関する指標…10項目、(4)死因などに関する指標…10項目、合計39項目の人口学的指標を利用者側コンピュータにグラフ表示することができる。
著者
増田 芳雄
出版者
帝塚山大学
雑誌
人間環境科学 (ISSN:09193790)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.93-134, 2003