著者
五十嵐 悠 高田 知永子 茅沼 秀樹 金子 政弘 入来 常徳 菅沼 常徳 朝見 恭裕 舟場 正幸
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.10, no.Supplement, pp.9-10, 2007-07-11 (Released:2012-09-24)
参考文献数
3

Mg,CaおよびP含量の高いドライフードを成雄ネコに給与した時の尿路結石の形成を調べた。6ヶ月間,上記フードを給与しても尿路結石は認められなかった。その後,ミネラル含量ならびにbase excess値が低いドライフードを給与すると尿沈渣量ならびにストルバイト結晶数が顕著に減少した。したがって,フードのミネラル含量は尿沈渣量やストルバイト結晶の形成には影響を及ぼすものの,尿路結石形成の十分条件ではないと判断された。
著者
神田 鉄平 前田 憲孝 井口 亜弥乃 柴田 和紀 野村 千晴 山本 達也 村尾 信義 加計 悟 古本 佳代 古川 敏紀
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.14, no.Suppl, pp.Suppl_77-Suppl_78, 2011-10-01 (Released:2011-12-20)
参考文献数
2

イヌにおけるBCS評価の客観性および妥当性の向上を目的に、腹部CT撮影画像から算出された体脂肪組織量との相関性についての検討を行った。BCS評価はCT画像から得られた体脂肪組織量と有意に相関し、その基準が外観や触感といった間接的なものではあるものの、イヌの体脂肪組織量をある程度正確に反映していることが示唆された。

6 0 0 0 OA 食と問題行動

著者
水越 美奈
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.81-85, 2014-10-10 (Released:2015-04-15)
参考文献数
29
著者
祐森 誠司
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.18-24, 2013-04-10 (Released:2013-05-17)
参考文献数
12
著者
井上 達志 宮澤 智恵
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.13, no.Suppl, pp.Suppl_35-Suppl_36, 2010-07-10 (Released:2011-04-21)
参考文献数
1

国内で流通している穀類を主な原料としたドッグフード32銘柄を対象にHPLC-タンデム質量計 (LC/MS/MS) を用いてアフラトキシン類 (AFL) について分析を行った。その結果14銘柄にAFLが少量検出された。同じくHPLCによる分析では 5 銘柄に検出され、最も多く含まれていた銘柄では、LC/MS/MS 法と比べ最大 2 倍程度の分析値の差がみられた。市販のAFL分析簡易キットでは全ての銘柄が陽性となり、LC/MS/MS 法と比べ30~400倍の高濃度で検出された。
著者
野中 泰樹
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.107-116, 2000-10-01 (Released:2012-09-24)
参考文献数
83
著者
石橋 徹
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.51-54, 2007-04-10 (Released:2012-09-24)
著者
山田 賢 及川 大地 友永 省三 古瀬 充宏
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.1-12, 2011-04-09 (Released:2011-05-27)
参考文献数
33

グルコース由来のエネルギー合成経路において、チアミン (ビタミンB1) は重要な働きを有する。チアミン欠乏は、認知機能障害などの中枢神経障害を引き起こすが、これは脳内におけるエネルギー合成障害が主要因であると推測されている。しかしながら、その詳細な作用機構は未解明なままである。本研究では、この中枢神経障害発症の作用機構の解明を試みた。マウスにチアミン欠乏飼料を給餌し、更にグルコースを腹腔内に投与した。その後、マウスの慣れ学習および短期記憶への影響を観察し、脳内のモノアミンおよびアミノ酸含量を測定した。 行動試験の結果、チアミン欠乏によって慣れ学習が阻害され、過剰なグルコースの投与によって短期記憶障害が引き起こされた。しかしながら各学習阻害は、もう一方の処理による影響は受けなかった。また、チアミン欠乏は海馬内におけるL-リジン含量を変化させ、過剰なグルコースの投与は大脳皮質内のドーパミンおよびノルアドレナリン含量に影響を与えた。以上の結果から、チアミン欠乏による中枢神経系の障害は、エネルギー代謝障害のみに起因するものではなく、他のメカニズムも関与する可能性が示された。
著者
川端 二功 川端 由子 西村 正太郎 田畑 正志
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.96-101, 2014-10-10 (Released:2015-04-15)
参考文献数
21
被引用文献数
1

4 0 0 0 OA 飼鳥の栄養

著者
佐子田 嘉明 祐森 誠司 石橋 晃
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.29-39, 2015-04-10 (Released:2016-04-11)
参考文献数
11
著者
石岡 克己
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.7-16, 2009-04-10 (Released:2015-05-02)
参考文献数
35
著者
矢野 史子
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.135-146, 2002-10-10 (Released:2012-09-24)
参考文献数
13
著者
海老沢 和荘
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.38-40, 2006-04-10 (Released:2012-09-24)
参考文献数
6
著者
梯 遙香 小西 享 大辻 一也
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.15, no.Suppl, pp.Suppl_48-Suppl_49, 2012-07-01 (Released:2013-03-21)
参考文献数
1

グルタチオン含有酵母エキス(ハイチオンコーボ MG、以下 MG )をイヌに経口投与し、脂肪酸化生成物である血清マロンジアルデヒド(MDA)濃度を定量した。その結果、MG 投与前に比較して投与後の血清 MDA 濃度は統計的に有意に減少した。
著者
森 昭博
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.103-105, 2020-10-10 (Released:2020-10-31)
著者
佐伯 香織 平松 朋子 秋山 蘭 生野 佐織 小田 民美 森 昭博 左向 敏紀
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.17, no.Suppl, pp.46-47, 2014-06-30 (Released:2015-04-15)

健常ビーグル犬に対し、血糖降下作用があると言われる桑の葉を0.5g/head添加した食事を給与し、糖脂質代謝に与える影響について比較検討した。桑の葉添加食ではコントロール食と比較して食後30分の血糖値が有意に低値を示し、桑の葉摂取が食後の血糖値の上昇を抑制することが明らかとなった。さらに、桑の葉添加食ではコントロール食と比較して食後30分、180分の血中インスリン濃度に低下傾向が見られ、桑の葉摂取が食後のインスリン分泌を抑制する可能性が考えられる。また、血中TG濃度には変化が見られず、今後も検討する必要がある。
著者
前川 友香里 鈴木 馨
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.7-11, 2017

エキゾチックペットとして広がりつつあるデグーは粗食に適応した草食齧歯類であり、飼育下での高栄養食給餌は糖尿病や脂質異常症の発症などが危惧されている。本研究では、デグーとのコミュニケーションをはかるための高嗜好性食物の検討とそれらの食餌による血糖への影響を検討した。臨床的に健康な成熟個体(n=6)を用いて、あらかじめ空腹時血糖値(64.2±2.2mg/dl、平均値±標準誤差)を測定後、通常食(ペレット)、高繊維質食(チモシー)、高糖質食(乾燥パイン)、および高脂質食(ヒマワリの種)の嗜好性、ならびに給与後の食後血糖値変動を調べた。17時間絶食後の摂食量は最も多いものから、高脂質食(2.7±0.2g、平均値±標準誤差)、高糖質食(2.4±0.2g)、高繊維質食(1.6±0.3g)、通常食(0.6±0.1g)の順序であった。食後血糖値は、高糖質食で最もピーク値が高く(91.8±7.8mg/dl)、高脂質食で最も低かったが(68.7±3.9mg/dl)、いずれも生理的変動の範囲内であり、150分以内で空腹時血糖値付近に戻った。以上より、常用・長期の場合は除き、高嗜好性食物の利用がデグーの健康に直ちに悪影響を及ぼす可能性は低いことが示唆された。