著者
松本 悠実 野口 貴文 石橋 亮 高田 遼 高村 正彦 長縄 肇志 木村 智
出版者
日本建築仕上学会
雑誌
日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集 2015年大会学術講演会
巻号頁・発行日
pp.37, 2015 (Released:2016-03-31)

窓サッシへの応用が期待されている塩化ビニル樹脂に促進耐候性試験を行い、紫外線による劣化について検討をした。添加剤条件の異なる4種類の塩ビ樹脂において、色差測定、衝撃試験、引張試験、化学分析を行った。そして、樹脂の劣化に伴う色変化の分析評価、添加する顔料及び耐候助剤の比率と劣化挙動の相関性の評価、またそれぞれの試験と化学分析との関係を評価し、窓サッシ用樹脂の耐久性能の評価と検討をした。性能評価の結果、強度低下よりも色変化の方が著しく、窓サッシとして使用していく際に大きな課題であるといえる。
著者
CSキャッチャー研究会
出版者
日本建築仕上学会
雑誌
Finex (ISSN:09156224)
巻号頁・発行日
vol.24, no.142, pp.59-63, 2012-05
著者
川瀬 翔太 大塚 秀三 赤谷 樹一郎 竹村 雅行 遠野 未来 荒巻 卓見
出版者
日本建築仕上学会
雑誌
日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集 2012年大会学術講演会研究発表論文集
巻号頁・発行日
pp.54, 2012 (Released:2013-09-03)

本報の目的は、伝統工法による版築壁の圧縮強度および形状変化に及ぼす調合および施工要因の影響を明らかにすることを目的とした。その結果、以下の結論が得られた。圧縮強度が最大になる構成割合は,荒木田土,細骨材および消石灰の質量比が1:0.5:0.15であり,体積変化率を考慮するとMgCl2水溶液の濃度が15%である。圧縮強度が最大となる施工要因は,ランマーの落下高さ30cm,締固め回数25回,脱型材齢7日および気中養生である。締固めエネルギーに伴う圧縮強度は,概ね200×103~300×103J/cm3の間で最大となり,それ以降は減少する。養生方法に伴う圧縮強度は,いずれの養生方法とも材齢の経過に伴い増加するが,封かん養生より気中養生の方が大きくなる。
著者
中田 潮雄 森田 大
出版者
日本建築仕上学会
雑誌
日本建築仕上学会論文報告集 (ISSN:13437739)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.15-21, 1998-03-10 (Released:2020-06-05)

In order to evaluate the suitable types of stainless steels for building materials in marine environment, structural simulations and exposure experiments using a test house have been performed. The experimental results show that the degrees of rusting in SUS304 and SUS316 are similar and that stainless steels whose pitting index (i.e.,[Cr]+3[Mo]+16[N]) isequal to 35 or more are required for restraint of rusting. The amount of sea salt deposit are also investigated in this work. It is shown that the sea salt deposit to roofs is ranging from 0.1 to 0.2 mg/dm^2 in C1-ions, regardless of the distance from sea, while the deposit to eaves is increasing up to apporximately 6 mg/dm^2 in C1-ion with approaching sea.
著者
平井 潤子 坪田 義一 田村 雅紀 金巻 とも子 浅見 樹里
出版者
日本建築仕上学会
雑誌
日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

日本国内で近27年に発生した大規模自然災害は噴火災害が4回,地震災害は7回に上り,住民の避難や飼育動物の保護が行われた。しかし現状では,避難所施設内での公衆衛生や非飼育者の精神衛生を踏まえ,動物の受け入れ行われないケースもあり,人の居住スペースと動物の飼育スペースの分離配置や動線を交えないルール作りなど,災害時におけるペット共棲環境向上のためのシステムの構築が求められている。本研究においては,災害時におけるペット共棲住環境のQOL改善を目的に,避難所・被災動物保護施設,および関連団体への実地調査と関連文献の調査を行い,災害ごとの被災動物保護施設の設置状況を調査した。これらに基づき被災動物保護施設の段階的改善の基礎的検討を行う。