著者
本多 啓
出版者
駿河台大学
雑誌
駿河台大学論叢 (ISSN:09149104)
巻号頁・発行日
no.31, pp.77-91, 2006
著者
竹内 健互
出版者
駿河台大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2021-04-01

刑罰論は従来、応報刑論と目的刑論の対立軸の中で争われてきたが、近時、刑罰のコミュニケーション的意味に着目する「表出的刑罰論」というアプローチが主張されている。そこで、本研究では、まず、 犯罪に対する非難や否認の表出を刑罰の本質と捉える表出的刑罰論において、害悪賦課としての「科刑」は必要か、非難表出の権限が「国家」に帰属する根拠は何か、刑罰の名宛人は誰かを解明することを通じて、表出的刑罰論のあり方と課題を詳らかにする。また、表出的刑罰論では、功績概念を用いるなど、応報刑論との類似性が見られることから、両者の関係を明らかにし、表出的刑罰論が「第三の刑罰理論」たり得るかについて解明する。
著者
黒田 基樹
出版者
駿河台大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2018-04-01

実績概要今年度における史料蒐集については、白河市小峰城博物館、静岡市徳願寺、藤枝市郷土博物館、藤枝市円領寺、静岡県立中央図書館静岡県歴史文化情報センター、弘前市立図書館、日光市歴史民俗資料館、高岡市立博物館、糸魚川市歴史民俗資料館において調査・撮影し、関係史料を蒐集した。またさくら市ミュージアムで古河公方足利家関係展示の見学を行った。このうち白河市小峰城博物館においては「結城白河文書」の調査を行い、室町期・戦国期の関東に関する史料について熟覧のうえ撮影を行った。その他、静岡市安養寺、御前崎市中山家文書、彦根城博物館所蔵井伊家文書・木俣家文書・三浦家文書について、写真提供をうけた。これらの調査・蒐集により、重要文書の確認、実見を行うことができ、貴重な史料の蒐集と調査を行いえた。刊本史料集の検索については、前年度に引き続いてすすめた。刊本史料集から関係文書を検出し、入力作業をすすめている。研究会についてはコロナ禍のため開催することはできなかった。ただし研究成果の蓄積はすすめており、その成果については、今年度刊行を予定している『古河公方足利成氏・政氏とその時代』『北条氏康とその時代』を編集し、原稿を出版社に入稿済みである。またそこにおいて、足利成氏・政氏の発給文書の総編年化作業についてはほぼ完了するものとなっている。
著者
増田 久美子
出版者
駿河台大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、ドメスティシティという概念がいかに広範に19世紀米国社会の文化形成にかかわっていたかを検討するため、「白人女性文化」という支配的枠組みに抗して、黒人男性作家の家庭小説にみられるドメスティシティ分析を主眼とした。その結果、ドメスティック・イデオロギーが人種・ジエンダー・階級を横断して多様な人びとに共有あるいは流用されていたこと、また。このイデオロギーが個別の場において特殊な文化的政治性を持ちうることが論証された。
著者
纓坂 英子
出版者
駿河台大学
雑誌
駿河台大学論叢 (ISSN:09149104)
巻号頁・発行日
no.43, pp.177-191, 2011
著者
孔 炳龍
出版者
駿河台大学
雑誌
駿河台経済論集 (ISSN:09173226)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.49-59, 2011-09
著者
本多 啓
出版者
駿河台大学
雑誌
駿河台大学論叢 (ISSN:09149104)
巻号頁・発行日
no.23, pp.139-157, 2001
著者
水沼 友宏
出版者
駿河台大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究は,日本の公共図書館でどのようなマイノリティ向けサービスがどのように提供されているのかを明らかにした上で,その提供実態に影響を与える要因を解明することを目的とする。サービスの提供実態を明らかにするに当たっては,文献調査,図書館の公式Webページの調査,所蔵調査等を実施する。提供実態に影響を及ぼす要因の解明に当たっては,自治体や図書館に関する要素を取り上げ,いずれの要素が影響を持つかを調査する。
著者
松本 三之介
出版者
駿河台大学
雑誌
駿河台法学 (ISSN:09149112)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.133-141, 1992-09
著者
森下 忠
出版者
駿河台大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1990

平成2年度には,犯罪人引渡法の基礎理論の研究をすることに心がけた。その成果の一部として,「犯罪人引渡法における相互主義」と「犯扱人引渡法における政治犯罪の概念」とを雑誌で公表した。前者は,わが国では未開拓の研究テ-マであったと思われる。後者は,最近における立法例や条約に現れた政治犯罪の概念について考究したものであって,従来,主として国際法学者が研究してきたものを大きく修正するものである。両論文とも,わが国の学界と実務界に寄与するところは大きい思われる。平成3年度には,「犯罪人引渡法における仮逮捕」と「自国民不引渡しの原則」という二つの論文を書いた。前者は,これまでわが国に全く知られていなかった問題点を扱ったものであって,わが国の逃亡犯罪人引渡法の改正に役立つであろう。外国では,「仮逮捕」が活発に行われている。国際犯罪の国際的防止のためには,わが国も先進諸外国と歩調をそろえる必要がある。後者は,これまで伝統的に支持されてきた自国民不引渡しの原則につき、その合理的理由のないことを論述し,あわせて近時の条約や立法例が不引渡しの原則を修正していることを指摘したものである。このほかにも,犯罪人引渡法については,考究すべき問題点は,実に多い。比較法的な基礎研究が欠如しているわが国では,このような地味な研究を進展させることは,困難である。わが国における外国人犯罪が急激に増加し,また,国際犯罪防止のために国際的連帯性の強化の必要性が叫ばれている現在,より多くの研究者がこの分野の研究につき力をあわせることが強く要請される。
著者
黒田 基樹 清水 亮 杉山 一弥 石橋 一展 木下 聡 植田 慎平 花岡 康隆 谷口 雄太 中根 正人 石渡 洋平 駒見 敬祐
出版者
駿河台大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

関東および隣接地域に関する応永元年(1394)から享徳3年(1454)の間における文書・銘文史料の集成をすすめ、4000点を蒐集した。また鎌倉府に関する基礎的研究、鎌倉公方・関東管領・各国守護など鎌倉府関係者の発給文書の体系分析をすすめた。前者については、「関東足利氏の歴史」シリーズとして、初代足利基氏から4代足利持氏の各代ごとに、『足利基氏とその時代』などの著作を成果として刊行した。
著者
鎗田 英三
出版者
駿河台大学
雑誌
駿河台経済論集 (ISSN:09173226)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.i-iii, 1997-03