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文献一覧: Japanese Society of Veterinary Anesthesia and Surgery (出版者)
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犬猫における希釈式自己血採血・輸血の安全性と可能性について
著者
岩田 泰介
高橋 里沙子
伊藤 舞
今井 有紀
岸 竹美
戸村 慎太郎
山本 杏菜
藤田 淳
出版者
Japanese Society of Veterinary Anesthesia and Surgery
雑誌
日本獣医麻酔外科学雑誌
(
ISSN:21896623
)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.17-23, 2022 (Released:2022-12-21)
参考文献数
15
術中出血リスクが高い待機手術を受ける犬猫42頭に対して、術前希釈式自己血採血・輸血を実施した。日本自己血輸血学会のガイドラインを基に、プロトコルを作製した。希釈式自己血採血・輸血の関連する重度な有害事象は認められず、安全に実施できた。また、同種血輸血を回避できた症例がいたことから、希釈式自己血輸血は有用性が高いと考えられた。
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OA
耳下腺オンコサイトーマを手術切除した猫の1例
著者
伊東 輝夫
柑本 敦子
内田 和幸
伊藤 宗磨
チェンバーズ ジェームズ
椎 宏樹
出版者
Japanese Society of Veterinary Anesthesia and Surgery
雑誌
日本獣医麻酔外科学雑誌
(
ISSN:21896623
)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.12-16, 2022 (Released:2022-09-22)
参考文献数
26
雑種猫、15歳、避妊雌が外耳道腹側の皮下腫瘤を訴えて来院した。唾液腺腫瘍が疑われ、その後も増大した。49日目に、耳下腺の腹側端から突出する腫瘤を外科的に切除した。病理組織検査、組織化学染色、チトクロームCの免疫染色の結果から、腫瘤はオンコサイトーマと診断された。術後17ヶ月経過した現在も再発や転移は認められていない。本症例は術後に長期生存した猫の耳下腺オンコサイトーマの初めての報告である。
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OA
転移性リンパ節の切除により疼痛が緩和された骨肉腫の犬の1例
著者
武内 亮
宇根 智
川田 睦
出版者
Japanese Society of Veterinary Anesthesia and Surgery
雑誌
日本獣医麻酔外科学雑誌
(
ISSN:21896623
)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.6-11, 2022 (Released:2022-09-22)
参考文献数
13
19ヶ月齢のボルゾイ犬の左側橈骨骨肉腫に対して部分的断脚術を行ったところ、6ヶ月後に左側腋窩リンパ節および左側浅頚リンパ節転移が生じ、顕著な疼痛を示した。内科的治療による疼痛緩和効果が不十分であったため、リンパ節の外科的切除を行ったところ、疼痛は消失した。転移したリンパ節による腕神経叢の物理的圧迫に加え、リンパ節の急速な腫大に伴う壊死や出血が疼痛の原因となる可能性があり、転移巣の切除によりQOLが向上しうると考えられた。
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OA
右鎖骨下動脈起始異常による血管輪異常に対して外科的整復を行った猫の1例
著者
野口 亜季
岩永 朋子
十川 英
藏元 智英
藤木 誠
出版者
Japanese Society of Veterinary Anesthesia and Surgery
雑誌
日本獣医麻酔外科学雑誌
(
ISSN:21896623
)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.39-44, 2023 (Released:2023-10-17)
参考文献数
17
3ヶ月齢、未避妊雌の雑種猫が離乳後の吐出を主訴に来院した。血管造影コンピューター断層撮影(CT)検査にて右鎖骨下動脈起始異常、右鎖骨下動脈と右総頸動脈の吻合による完全な血管輪が確認され、それによる食道狭窄および重度食道拡張と診断した。食餌の工夫を行い症状は管理可能であったため、8ヶ月齢まで成長したときに右側第4–5肋間アプローチにて外科手術を行った。右鎖骨下動脈の起始部で結紮離断を行い、食道狭窄は解除された。術後の合併症は認めず、術後6日目で退院した。術後2ヶ月で食道拡張部位に毛球が貯留し内視鏡下での摘出が必要であったが、術後12ヶ月が経過した現在、経過は良好である。
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外科的切除により跛行が消失した限局性化骨性筋炎の犬の一例
著者
鈴木 亮一
島田 昌和
森本 匡洋
神野 信夫
鈴木 周二
余戸 拓也
原田 恭治
道下 正貴
原 康
出版者
Japanese Society of Veterinary Anesthesia and Surgery
雑誌
日本獣医麻酔外科学雑誌
(
ISSN:21896623
)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.45-52, 2023 (Released:2023-10-17)
参考文献数
30
3歳4ヶ月齢の避妊雌のドーベルマン・ピンシャーが、右後肢の跛行が進行していたため紹介来院した。整形外科的検査では股関節の可動域が減少し、右大臀筋および大腿部骨格筋の萎縮が明らかに認められた。コンピュータ断層撮影では右坐骨腹側から右大腿骨転子窩尾側に伸びる骨塊が認められた。Von Willebrand病1型遺伝子のDNA検査では遺伝子変異は認められなかった。骨塊は外科的手術により切除され、組織学的に化骨性筋炎と診断された。運動機能は顕著に改善し、術後363日目においても再発は認められなかった。
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犬における胸壁の脂肪肉腫に対するチタンプレートを用いた肋骨再建の1例
著者
古賀 靖啓
十川 英
齋藤 靖生
三浦 直樹
野口 亜季
藏元 智英
藤木 誠
出版者
Japanese Society of Veterinary Anesthesia and Surgery
雑誌
日本獣医麻酔外科学雑誌
(
ISSN:21896623
)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.53-58, 2023 (Released:2023-10-17)
参考文献数
16
体壁の悪性腫瘍は肋骨を含めた広範囲な切除が必要な場合がある。肋骨切除による主な合併症はフレイルチェストの発生であり、6本以上の肋骨切除は推奨されていない。犬の胸壁に発生した脂肪肉腫に対して6本の肋骨を含めた切除を行った後、チタンプレートで頭側2本の肋骨再建を実施した。術後フレイルチェストの発生はなく、呼吸状態も安定していた。プレートによる肋骨再建により機能的な胸壁再建を可能にすると考えられた。
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大動脈弁逆流と左室流出路狭窄が併発した犬に対して観血的動脈血圧測定を用い術中循環管理を実施した一例
著者
田村 純
大山 紀彦
三木 伸悟
中村 健介
木之下 怜平
奥村 正裕
出版者
Japanese Society of Veterinary Anesthesia and Surgery
雑誌
日本獣医麻酔外科学雑誌
(
ISSN:21896623
)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.15-22, 2023 (Released:2023-04-25)
参考文献数
22
中等度大動脈弁逆流(AR)、軽度僧帽弁逆流および動的左室流出路閉塞を併発する雑種犬に肛門嚢腫瘍摘出術を全身麻酔下で実施した。麻酔中は観血的動脈血圧(IABP)測定を実施し、平均および拡張期血圧低値を特徴とする低血圧からARの関与を疑い、アトロピン投与による積極的な心拍数上昇およびドパミン投与で対応した。ARを伴う犬の麻酔中循環管理で、IABPによる評価と人医学の知見に基づいたAR関連性低血圧の治療法は有用と考えられた。
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第7頸椎頭側成長板骨折に対して外科治療を実施した猫の2症例
著者
高橋 文孝
本阿彌 彩佳
赤木 浩之
菊地 勇輝
伊藤 大輔
畠山 祥明
土岐 美苗
藤田 幸弘
原 康
山口 伸也
出版者
Japanese Society of Veterinary Anesthesia and Surgery
雑誌
日本獣医麻酔外科学雑誌
(
ISSN:21896623
)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.7-14, 2023 (Released:2023-04-25)
参考文献数
20
第7頸椎頭側成長板骨折を受傷した幼猫2頭に対して、頸部腹側正中アプローチを行い、骨折整復およびチタンスクリューとポリメチルメタクリレートを使用した椎体固定術を実施した。2症例ともに術後徐々に、第5頸椎腹側部に骨棘形成の進行を認め、1症例では、胸郭および胸椎頭側部の変形所見が認められた。骨折の発症要因は不詳であるが、術後、インプラントの折損や緩みは認められず、臨床症状は改善し、歩行可能となったことから、本研究で用いられた手法は有効な治療選択肢の一つになりうる可能性が示唆された。
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気管切開術と化学療法で長期生存した気管リンパ腫の猫の1例
著者
柑本 敦子
伊東 輝夫
内田 和幸
チェンバーズ ジェームズ
小島 一優
椎 宏樹
出版者
Japanese Society of Veterinary Anesthesia and Surgery
雑誌
日本獣医麻酔外科学雑誌
(
ISSN:21896623
)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.30-35, 2022 (Released:2022-12-21)
参考文献数
25
去勢雄の雑種猫が、喉頭尾側の気管腫瘤により急性の呼吸困難を示した。気管切開術による減量によって呼吸状態は速やかに改善し、患猫はその日に帰宅した。摘出した腫瘤は病理組織検査、免疫染色、遺伝子検査からび漫性大細胞B細胞性リンパ腫と診断された。細胞診に基づき手術当日からCOP療法を16回(5サイクル)、続いてドキソルビシン治療を4回実施して治療を終了した。術後958日を過ぎた現在も再発することなく生存中である。