著者
平原 達也 大谷 真 戸嶋 巌樹
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.4_68-4_85, 2009-04-01 (Released:2011-05-01)
参考文献数
109
被引用文献数
5 5

音源信号に頭部伝達関数が畳みこまれたバイノーラル信号によって立体音像空間を再現する場合に,頭部伝達関数やバイノーラル信号再生系の音響的な厳密さが重要視されている.しかし,受聴者の頭部運動に追従する動的バイノーラル信号を用いると,頭部伝達関数やバイノーラル信号再生系に要求される音響的厳密性を緩和できる.本解説では,複数箇所で多数回計測した実頭とダミーヘッドの頭部伝達関数を精査し,頭部伝達関数の音響計測の問題点,頭部形状の変形に伴う頭部伝達関数の変化,および,頭部伝達関数の比較尺度について論じる.また,様々なバイノーラル信号を用いた一連の音像定位実験の結果に基づいて,静的バイノーラル信号と動的バイノーラル信号が再現する立体音像空間の差異についても論じる.これらを通じて,頭部伝達関数の計測とバイノーラル信号の再生にかかわる諸問題について論考する.

言及状況

外部データベース (DOI)

Yahoo!知恵袋 (1 users, 3 posts)

>バイノーラル録音とは鼓膜部で録音するものと思うのですが違いますか? バイノーラル録音そのものは、アナログレコードをヘッドフォンで聴いた時のあまりに不自然な音場を回避する為の録音手法であって、当時はダミーヘッドを使い鼓膜位置にマイクを置いて収録するのが一般的でした。 60~70年代の話ですから、当時はイヤフォン型にできるまともな小型マイク等有りませんし、当時ヘットフォンで聴く音源としてはそれ以上 ...
>スピーカーで周りを囲むサラウンド?はヘッドフォンでも再現できるのですか? 右前のスピーカーの音は右の耳だけでなく左の耳にも聞こえてきます。 人が右前のスピーカーと判断できるのは、左右の耳で同時に聞いているからです。 このとき、左の耳には多少遅れて聞こえていることは理解できると思います。 しかし、人は左後ろのスピーカーの音は左後ろからと聞き分けることもできます。 この場合も右の耳には ...
>あれはあくまでバーチャルであり、ヘッドホンの音が出る穴が7つや8つに分かれてそれぞれから違う音が出るわけではないんですか? ゲーム用などではドライバーユニットを複数内蔵したものも有ったように思いますが、映画などのサラウンドで最適な立体感が得られるのかは大いに疑問です。 もともと、2chステレオの定位感は左右スピーカー夫々の音が左右両方の耳に遅延などを伴って聞こえてくることから得られます。 し ...

Twitter (53 users, 55 posts, 45 favorites)

https://t.co/Tz54hIi8lK バイノーラル録音は1920年代から研究してたのか https://t.co/pEVXmmNNFn
バイノーラルマイク 定位感 位相 - Google 検索 https://t.co/Fdusm6wEHq
日本人研究者による解説論文によれば「ダミーヘッドを用いたバイノーラルシステムの実験は1920年代にベル研究所で開始された」とある通り、案外ダミーヘッドを使ったバイノーラル録音の歴史って古いのよね…。 https://t.co/XiNxlMcPDS https://t.co/4zXqEKNb9b
3Dパンナー,HRTFとかかじってると信じられない https://t.co/HAjsGU1ZE3
朝っぱら某Vの人に質問した時に出てきたASMRというか、バイノーラル再生に関連した頭部伝達関数とか書かれたPDF読んでアタマからハテナ放り出してる。 https://t.co/ygh50hFG8k (PDFファイルなのでご注意を
頭部伝達関数の計測とバイノーラル再生にかかわる諸問題 https://t.co/aHmKPiqZDW
頭部伝達関数の計測とバイノーラル再生にかかわる諸問題 (電子情報通信学会・2009年) DOI: https://t.co/TRb6xeKddA
@ykknkgw 試しに左右にマイクをつけて測定してみようかと思いましたが、なかなかつらみがありますねこれ... https://t.co/klxZKLTDMK
以前からダミーヘッド録音ってもっと効率的な方法があるんじゃないかと思ってるという話をしてて教えてもらった論文。長年感じてた疑問のいくつかに解答を貰えた感じがして良かった https://t.co/DKmFezU1ro
バイノーラル作品とかASMRはこういった音の研究の副産物なのかな 頭部伝達関数の計測とバイノーラル再生にかかわる諸問題 https://t.co/mR1Pg98CLX
J-STAGE Articles - 頭部伝達関数の計測とバイノーラル再生にかかわる諸問題 https://t.co/PNt33XiEqj
@xylo_nt マイクと頭のサイズ、耳の形の不一致などなどで聴感の方向がズレて聴こえるから後ろっぽく感じるんだと思います、ここら辺論文に詳しく載ってます https://t.co/FMEPHTJNga
https://t.co/hZBu6BjCWM ふむhm
ほーん、、、バイノーラルの仕組み的なのが書いてて、参考には出来ないけどそうなんだ〜〜ってなった。。再生する側と再生する人も関係するのね…完全再現はムズムズのムズってことか… https://t.co/6V6mbOPFgO
@Aogiri_m2d 途中まで読みましたが面白いっすね〜。自分のやつでやってみたい。 https://t.co/E5ZLBJvIcE
@krk_kuroku 頭部伝達関数というのがあって、耳介や頭部の周辺物によって収録音に変化がでるのです! 資料: https://t.co/zzpQYVSkff
https://t.co/XkXxKdgei0 HRTFとバイノーラル録音に関する問題
@toa_kurohane https://t.co/jbSzcaglm4 4ページ目(b)

Wikipedia (1 pages, 1 posts, 1 contributors)

編集者: Bcxfu75k
2020-07-06 17:26:31 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

収集済み URL リスト