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自分が読んだ版では未来がメインテーマではなかったし、データから可能性しか示せてないのは本の前提かと思ってた。この論文のポイントは地理学の作法が軽視されてるへの批判なの?
[出版]
「わかりやすい」が抱える問題は、テレビ的でもある『本書は英語圏では地理学者をはじめ学術界から数々の強い批判を受けてきたのに対し,日本では多方面から称賛されており,また地理学者による発信は皆無に近い』
[本][歴史][地理][生態系]
ブームの原因“不安を喚起する地政学的状況のなかで,現時点での地政学が大局的には変化がないことを環境決定論の立場から保証してくれる”、生態学の種数平衡説を応用し歴史を単純化=決定論的視点を付与し
読了。批判に対する著者の不誠実な態度や、随所に見られる雑な知識や論理展開について各国で指摘されてた事がわかる。本書の問いである「なぜ西欧諸国とそれ以外で差がついたのか」は現時点では不明という事かな。
https://cruel.org/diamond/GGSaddition.html カットされた追加部分を独自に訳してくれたサイト。一読してわかる。この記述はめちゃくちゃだ……。
まだ通読してないが、人間によって栽培され家畜化されるようになった植物や動物の選択は地理的偶然から発するも極めて合理的なものでまさに選ばれるべくして選ばれたというあたりの話が非常に説得的な印象。
あの本、日本語版の本人序文が短絡的なせいで、どうしても中味を読む気になれなかったが
人種主義的記述や環境決定論(による植民地支配や欧州中心主義の影響の無視)等への批判は日本でも学者からあったがメディアには流通せずと/あの「ニューギニア人・ヤリ」の存在自体が「嘘松」の可能性が有るのか…
[参考文献]
…本書は英語圏では…強い批判を受けてきたのに対し,日本では多方面から称賛…地理学者による発信は皆無に近い.本稿は…英語圏と日本における…受容過程を精査し,その差異と背景について明らかにする.
"人道主義…が,環境決定論と手を携えることで,当の弱者を永遠に下位に位置づけてしまっている""文庫本に日本を説明した章が挿入されていない""植民地主義に対する反省や問題意識の欠如" →いろいろ問題含み
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