著者
寿楽浩太 土田 昭司 下 道國 神里 達博
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌ATOMOΣ (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.60, no.9, pp.542-548, 2018 (Released:2020-04-02)

東京電力福島第一原子力発電所事故から7年。福島県の農畜産物の価格が,事故前の水準に戻らない。風評被害はなぜ,起こるのか。この問題にはどう対処すればいいのか。原子力学会の理事会と社会環境部会は春の年会でこれをテーマにしたセッションを企画し,この問題に対する解決策を探った。ここでは登壇した4人の講演と,その後の質疑の概要を紹介する。
著者
下 道國
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.75-78, 2016 (Released:2016-07-06)
参考文献数
6
著者
山田 純也 橋本 周 瀬谷 夏美 羽場 梨沙 武藤 保信 清水 武彦 高崎 浩司 横山 須美 下 道國
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.5-12, 2017 (Released:2017-04-22)
参考文献数
9
被引用文献数
2

The purpose of this study is to improve a quick method for estimation of 131I concentrations in the air using data measured by monitoring posts in case that a nuclear disaster occurs. In this method, 131I concentrations were estimated by multiplying 131I count rates of cloud-shine measured with Na(Tl) detector by concentration conversion factor. A previous study suggested that it was difficult to determine passing-through time of plume from temporal change of 131I count rates or dose rate. Our study applies the method for estimating passing-through time of plume from temporal change of noble gas counts. The 131I concentrations in the air at Oarai center, Japan Atomic Energy Agency resulting from the accident at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station were estimated by proposal technique. The result of comparison of this method with sampling method for 131I concentrations in the air were within factor 3.
著者
福士 政広 細田 正洋 杉野 雅人 南 一幸 古川 雅英 下 道國
出版者
首都大学東京
雑誌
小笠原研究年報 (ISSN:03879844)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.59-64, 2008-03
被引用文献数
1

東京都島嶼の環境放射線および環境放射能の調査を目的として、2006年8月28日から8月30日の期間で、小笠原群島の父島と母島の空間ガンマ線線量率、天然放射性核種濃度、ラドン(^<222>Rn)・トロン(^<220>Rn)散逸率および屋内ラドン濃度の調査を行った。小笠原群島の父島・母島の空間ガンマ線線量率は、27.7 nGy/h、35.4 nGy/hで全国平均50 nGy/h より低い値であった。天然放射性核種濃度は、父島:0.88% (^<40>K)、0.22 ppm (U)、0.26 ppm(Th)、母島:0.35 % (^<40>K)、0.15 ppm (U)、1.5 ppm (Th)であった。ラドン(^<222>Rn)・トロン(^<220>Rn)散逸率は、父島:検出下限値以下(^<222>Rn)、85 mBq・m^<-2>・s^<-1> (^<22O>Rn)、母島:3.8 mBq・m^<-2>・s^<-1> (^<222>Rn)、219 mBq・m^<-2>・s^<-1> (^<22O>Rn)であった。いずれも、我々が詳細なデータを有する伊豆諸島三宅島と比べると高値を示した。また、屋内ラドン濃度は、平均値で3.7 Bq・m^<-3>で、わが国の平均屋内ラドン濃度15.5 Bq・m^<-3>の24%程度であった。
著者
下 道國
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.45, no.7, pp.477-478, 1996-07-15 (Released:2010-07-21)
参考文献数
9
被引用文献数
1
著者
大村 潤平 Han Peng 吉野 千恵 服部 克巳 下 道國 小西 敏春
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
日本地球惑星科学連合2016年大会
巻号頁・発行日
2016-03-10

地震に関係する電磁気現象のうち電離層で発生する電子密度の異常について、地圏で発生する地震と電離層で起こる現象を結びつける理論として、地圏-大気圏-電離圏結合(LAIカップリング)理論が提唱されている。千葉大学の服部グループでは、大気電場、大気イオン濃度、ラドン濃度等の大気電気パラメータを観測することによってLAIカップリングモデルのうち化学チャンネルの可能性を観測学的に検証している。本稿では、千葉県旭市に設置した旭観測点の大気電気パラメータ変動の特徴について報告する。旭観測点(北緯35.77度、東経140.69度、以降ASA)では大気電気学的パラメータとして大気イオン濃度、大気電場、大気ラドン濃度、地中ラドン散逸量、気象要素の観測を行っている。本稿ではASAの大気電気パラメータの降雨応答、季節変化、日変化等について調査した結果について、従来の清澄観測点(KYS)の結果(大気イオン濃度と大気電場変動)と比較を行った。大気イオン濃度と大気電場について降水前の変動は普遍的で、大気イオン濃度は降水開始時に急に増加し、大気電場は降水開始3時間前から乱れる傾向が確認されたが、終了後変動にはサイト毎に異なる傾向が見られ、ASAではKYSに比べどちらのパラメータも高い値を示す時間帯があり、通常時のレベルに戻るのに時間がかかる傾向が見られた。季節毎の平均日変化にも地域差がみられ、ASAの夏季の日変化は15時頃に最小値をとるパターンであり、ASAの他の季節やKYSで確認された15時に最大値をとるパターンとは異なる傾向となった。大気電場については、冬季には9時から12時にかけて低下し、その後徐々に増加を続けるような日変化を示した。それ以外の季節では朝8時頃にピークを迎える変動幅の大きな日変化を確認した。この内冬季の日変化はKYS観測点で全期間のデータから得られた典型的日変化と概ね結果となった。ASAの観測結果からラドン散逸量は気圧の変動に対して3時間の遅れをもつ逆相関があることが確認できた。また季節によって日変化パターンが異なることも確認された。ラドン散逸量の変動に対し、大気イオン濃度、大気電場は少し遅れて相関のある変動を示す傾向が確認された。地震に関連するラドン異常変動を抽出するためには、観測点を増加することと今後の詳細な解析に基づくモデル化が必要である。
著者
細田 正洋 赤田 尚史 下 道國 古川 雅英 岩岡 和輝 床次 眞司
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.64, no.7, pp.465-474, 2015-07-15 (Released:2015-07-28)
参考文献数
24
被引用文献数
3 4

岐阜県東濃地域において3″φ×3″NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータを用いた走行サーベイによって空気吸収線量率の測定を行った。逆距離荷重補間法によって東濃地域の空気吸収線量率の等値線図を作成した。土岐花崗岩及び苗木花崗岩地域の空気吸収線量率は領家帯花崗岩地域と比べて相対的に高い傾向を示した。東濃地域の6地点では,3″φ×3″NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータを用いて地表面から1mの高さにおけるγ線波高分布を取得した。得られたγ線波高分布の全てに134Cs及び137Csのフォトピークは観測されなかった。土岐市内の神社境内において最大で552nGy/hの空気吸収線量率,914Bq/kgの238U系列濃度が観測された。