著者
高見 充 藺牟田 直彦 原 斉 安部 裕子 小黒 亮輔 島岡 泉 中澤 健一郎 宮下 孟士
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.94, no.1, pp.132-134, 2005-01-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
10
被引用文献数
2 4 3

43歳,女性.四肢脱力で入院,低カリウム(K)血症性ミオパチーと診断された. 2年にわたり1日4~5Lの大量のコーラを摂取しており,これに含まれるカフェインが低K血症の原因と考えられた.カフェインを多く含む飲料(紅茶,ウーロン茶など)の過剰摂取による低K血症は今までも報告されている.コーラ負荷試験の結果,血清K値は低下し尿中K値の低下がみられたことからカフェインが細胞内にKをシフトさせるためと考えられた.
著者
京田 亜由美 神田 清子 加藤 咲子 中澤 健二 瀬山 留加 武居 明美
出版者
北関東医学会
雑誌
北関東医学 (ISSN:13432826)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.111-118, 2010-05-01 (Released:2010-06-10)
参考文献数
46
被引用文献数
2

【背景・目的】 インフォームド・コンセントと患者の意志決定が重要視され, がんなどの病を抱える患者は, 否応なく自らの死を意識するため, 患者の自分らしさを支える看護が求められている. 本研究の目的は, 死を意識する病を抱える患者の死生観に関連する研究を分析し, 死生観の内容を明らかにすることである. 【対象と方法】 1999年から2009年までの原著論文を対象とし, 医学中央雑誌を使用し, "死生観" and "患者" と, "病気体験" をキーワードに検索を行い, 死に至る病を抱える患者を対象とし, テーマ内容に沿った42論文を対象に, 分析を行った. 【結 果】 死生観に関する研究内容は,《生かされていると感じながら, 最期まで精一杯生きたいという死生観》《周囲との関係性を最期まで大切にしたいという死生観》《逃避と希望という両側面の死への願い》《逃れられない死への恐れと孤独感》の4つのカテゴリから形成された. 【結 語】 死を意識した患者への看護は, 症状マネジメントと自律への支援, 患者・家族の関係性の強化と死について語る場の提供への支援の必要性が示唆された.
著者
大塚 裕之 沼田 憲治 高杉 潤 松澤 大輔 中澤 健 清水 栄司
出版者
脳機能とリハビリテーション研究会
雑誌
脳科学とリハビリテーション (ISSN:13490044)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.35-40, 2009 (Released:2018-11-13)

右半側空間無視(USN)例の報告は少なく, またそのメカニズムは明らかではない. 今回左MCA領域脳梗塞後に慢性期まで右USNが遷延した自験例について報告する. 症例は89歳女性右利き(発症後1年3ヶ月経過). MRI所見では, 左MCA領域の病巣の他に両半球にleukoaraiosisを認め, 血管造影では右内頚動脈の中等度狭窄を認めた. 神経学的所見は, 軽度な意識混濁と運動性失語を伴うも短文理解は可能であった. 右上下肢は重度錐体路障害を伴い, 右方向への滑動性眼球運動の低下が認められた. 神経心理学的所見は, 線分二等分試験の左偏移および, 視覚性探索において右視空間方向に対するdirectional hypokinesiaを認めた. 右USNのメカニズムとしてWeintraubらは, 両側半球の病巣により右視空間への注意が補えず重症化することを報告した. 本症例もこれを支持し, 左半球損傷とともにleukoaraiosisによる白質損傷が存在したことで右USNからの回復を阻害された可能性が示唆される.
著者
高杉 潤 樋口 大介 杉山 聡 吉田 拓 松澤 大輔 沼田 憲治 村山 尊司 中澤 健 清水 栄司
出版者
一般社団法人日本理学療法学会連合
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.124-125, 2011-04-20 (Released:2018-08-25)
参考文献数
12

触刺激される体肢の鏡像の観察によって誘発される体性感覚(referred sensation:RS)の有無や程度には個人差があることが知られている。しかしなぜ個人差が生じるのか調べた研究はなく,個人因子は明らかになっていない。本研究は,RS誘発には個人の持つ共感能力の高さが要因にあると仮説を立て,Empathizing Quotient(EQ)を用いてRSとの関係を明らかにすることを目的とした。23名の健常者を対象にRS誘発課題とEQ課題を実施した結果,EQおよびEQの細項目のひとつ,emotional reactivity(ER)の得点とRSの程度との間に正の相関が見られた。視覚―体性感覚の共感覚とERとの間に相関が見られるとするBanissyらの報告と今回の結果が合致することからも,RS誘発の個人因子のひとつとして,個々の共感能力の高さが関与していることが示唆された。
著者
桐渕 直樹 住広 尚三 佐藤 源貞 小賀野 哲朗 中澤 健 成田 誠一 福井 康平
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
no.2005, pp."3-2-1"-"3-2-2", 2005-08-01

In a Two-Cirular Loop Antenna with a reflecter it investigated about input impedance, radiation pattern, and power gain. It aims at development of the antenna to acquire the following features in a wide frequency band. 1, Input impedance adjustment can be easily taken. 2, It is high power gain. 3, When multiple arrangement is carried out, Horizontal radiation pattern becomes omnidirectional pattern.