著者
伊賀 聡一郎 伊藤英一 安村 通晃
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.12, pp.49-54, 2000-01-28
被引用文献数
7

本稿では、呼気・吸気を利用して計算機とインタラクションできるKirifukiシステムを提案する。システムはワークステーション、ブレスマイクスイッチ、ポヒマス磁気センサーから構成され、ユーザはマイクスイッチと磁気センサーを頭部に装着する。ユーザは頭部を動かして計算機のマウスポインターを操作する。そして、マイクスイッチに向かって「吹いたり」「吸ったり」することによって視覚的なオブジェクトを操作したり、コマンドを実行したりできる。ウィンドウの移動、拡大・縮小、アイコンのカット&ペーストなどを呼気と吸気によって行なうことができる。さらに、本手法をお絵書きツールや楽器操作のためのインタフェースにも応用したことを報告する。This paper proposes a novel system called "Kirifuki". Kirifuki has the ability of controlling GUI objects by applying breathing. The system consists of a work station (SGI Indigo2), a breath microphone switch, and a polhemus sensor. The user wears a head set device with a breath microphone switch and a polhemus sensor. The user can control a mouse pointer by his or her head, and he can manipulate GUI objects such as windows or icons when he breathes in or out to the microphone switch.
著者
伊藤 英一
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.84, no.6, pp.161-208, 2011-06

十時嚴周先生追悼論文集論説一 忘却の重要性とネット上の記憶 二 クラウド(雲)の中の記憶と忘れられる権利三 忘れさせてくれない ︑忘れてもらえない社会四 プライバシーの終焉と個人情報五 行動広告の興隆と個人の行動予測六 忘却への権利 ︑忘れられる権利七 忘却権創設への道程八 忘却権の模索九 忘却権とグローバル化一〇 忘れっぽい人間とクラウド(雲)の中の記憶との調和一一 時の流れと忘却の復権一二 めくるめく忘却のパラドックス
著者
伊藤 英一 谷田 林人 神尾 裕治 梅垣 正広
出版者
長野大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

大学に障害学生が就学する割合は年々上昇している。聴覚障害の場合、講義において要約筆記やノートテイクを導入することで教員の音声情報を視覚化でき、ある程度の情報保障は可能となる。しかし、大学の講義では、教員は単に音声で解説することに留まらず、板書やスライドを利用しながら、さらにはそれぞれを連動させながら授業を展開している。そのため、聴覚障害のある学生は視覚化された音声情報に注視するだけでは情報が欠落してしまうため、必要に応じて注意喚起を促す必要がある。本研究では、注意喚起の必要な状況が発現した際、聴覚障害学生に対して注意を促す振動を呈示する無線通信システムを開発し、その必要性を実験により確認した。
著者
大宮 由紀夫 高井 啓明 似鳥 雅則 西田 恵 木村 伸弥 伊藤 英一
出版者
社団法人空気調和・衛生工学会
雑誌
学術講演会論文集
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.2065-2068, 2007-08-24

The FIS Nordic World Ski Championship in 2007 was held in Sapporo in February, 2007 and the competition course was partially conducted in indoor facility. The control of air-conditioning system and the moving wall is the key point to maintain the snow condition and the audiences' comfort. The measurement result of thermal environment for long-term and short-term is analyzed.
著者
伊藤 英一
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法學研究 : 法律・政治・社会 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.84, no.6, pp.161-208, 2011-06 (Released:2011-00-00)

十時嚴周先生追悼論文集論説 一 忘却の重要性とネット上の記憶 二 クラウド(雲)の中の記憶と忘れられる権利三 忘れさせてくれない ︑忘れてもらえない社会四 プライバシーの終焉と個人情報五 行動広告の興隆と個人の行動予測六 忘却への権利 ︑忘れられる権利七 忘却権創設への道程八 忘却権の模索九 忘却権とグローバル化一〇 忘れっぽい人間とクラウド(雲)の中の記憶との調和一一 時の流れと忘却の復権一二 めくるめく忘却のパラドックス
著者
伊藤英一 大橋 正洋 飯塚慎司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.88, pp.9-16, 1995-09-14

頚髄損傷による四肢麻痺者は運動機能のみならず、上肢の感覚機能にも障害を有する。そのため、高い巧緻性を必要とするマウス操作が困難となる場合が多い。そこで、感覚の無い手指やスティックによりポインティング操作を行なうためマウスの代替装置を利用する。しかし、キー操作などによる代替装置では失われた感覚機能を視覚により代替することが必要であり、マウスポインタに集中するべき視線が頻回に移動せざるを得ない。そこで、キーボードなどによる選択や押し替えの必要な方法ではなく、上肢の位置に影響されず、粗大な運動によって二次元の方向を示すことが可能なポインティングデバイスを考案・試作し、評価実験を行なった。Quadriplegics cannot operate the mouse because of paralyzed hand's motor and sensory function. When they use the mouse emulators by keyboard operation or switch operation, they have to move line of sight from the display to the keyboard quite frequently. We developed a pointing device that is not infruenced by position of the upper limb and can operate with limited motor function. This pointing device, "Magic Wand" can reduce excessive line of sight movement when quadriplegics are accessing the computers.
著者
伊藤 英一 大橋 正洋 飯塚 慎司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎
巻号頁・発行日
vol.95, no.237, pp.9-16, 1995-09-14
被引用文献数
1

頚髄損傷による四肢麻痺者は運動機能のみならず、上肢の感覚機能にも障害を有する。そのため、高い巧緻性を必要とするマウス操作が困難となる場合が多い。そこで、感覚の無い手指やスティックによりポインティング操作を行なうためマウスの代替装置を利用する。しかし、キー操作などによる代替装置では失われた感覚機能を視覚により代替することが必要であり、マウスポインタに集中するべき視線が頻回に移動せざるを得ない。そこで、キーボードなどによる選択や押し替えの必要な方法ではなく、上肢の位置に影響されず、粗大な運動によって二次元の方向を示すことが可能なポインティングデバイスを考案・試作し、評価実験を行なった。