著者
堀内 蓮太郎 手塚 和佳奈 三井 一希 佐藤 和紀
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会研究報告集 (ISSN:24363286)
巻号頁・発行日
vol.2021, no.2, pp.72-77, 2021-07-03 (Released:2021-07-05)

本研究では1人1台端末の活用が,児童生徒の端末利用に対する意識に与える影響を調査することを目的として,公立小学校及び公立中学校に通う児童生徒を対象に,端末利用やクラウド学習ツールの扱いに関する質問紙調査を行った.調査の結果,日頃から1人1台端末を利用している児童生徒の方が,学校での学習のためや,関連資料を見るためにインターネットを閲覧していること,E-mailを使って学校での学習について他の児童生徒とより頻繁に連絡をとっているなど,授業外で端末を学習のために利用していることが示された.
著者
三井 一希 八代 一浩 水越 一貴 佐藤 和紀 萩原 丈博 竹内 慎一 堀田 龍也
出版者
一般社団法人 CIEC
雑誌
コンピュータ&エデュケーション (ISSN:21862168)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.79-84, 2018-12-01 (Released:2019-06-01)

本研究では,小学校のプログラミング教育において,学習状況の共有化ツールを活用して児童のプログラミングの状況をクラス内で共有した場合の効果について検討した。その結果,学習状況の共有化ツールを活用すると,プログラミングに使用するブロックの数や種類が増える,他グループの工夫に気付きやすくなるなど効果的に学習できる傾向が見られた。また,児童は見やすさなどの理由から,共有化ツールを活用する授業を好意的に評価していることがわかった。
著者
高橋 純 佐藤 和紀 大村 龍太郎
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.42, no.Suppl., pp.097-100, 2018-12-20 (Released:2018-12-21)
参考文献数
6

汎用のソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下,SNS とする)やスマートフォンのビデオ撮影機能を活用して,模擬授業ビデオやコメントを投稿したり振り返ったりした.受講者の全てが日常的なコミュニケーションに活用するSNS を用いたため,アカウントの作成も不要であり,すぐに模擬授業の演習を行うことができた.回数を重ねるごとに受講者の模擬授業に対する自信や理解が高まり,こうした講義形態は,自分の授業改善につながったなどの評価を得た.
著者
三井 一希 佐藤 和紀 萩原 丈博 竹内 慎一 堀田 龍也
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.27-28, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
1

本研究では,IoTブロックを活用したプログラミング授業を開発し,実践した。アンケート調査の結果から,児童が IoT ブロックを活用したプログラミングを好意的に評価していることが確認された。また,自由記述の結果からどのような点に興味を感じ,どのような点に困難を感じているのかを明らかにした。
著者
佐藤 和紀 礒川 祐地 萩原 丈博 竹内 慎一 堀田 龍也
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会発表予稿集 日本デジタル教科書学会第7回年次大会 (ISSN:24326127)
巻号頁・発行日
pp.5-6, 2018 (Released:2018-10-03)
参考文献数
2

平成30年3月には文部科学省から「小学校プログラミング教育の手引(第一版)」が発行され,プログラミング教育に関する授業についての6つの分類が示された.本研究は,IoTブロック型のプログラミングツール「MESH」を活用したプログラミング授業に関する活用ワークショップの参加者のうち,小学校教員5名を対象にプログラミング教育の授業構想をしてもらった.そこで得られた授業構想をプログラミング教育の手引による分類に整理した結果,B分類とC分類を中心に構想された.