著者
佐藤 敦 有馬 隆文 萩島 哲 坂井 猛
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.69, no.582, pp.87-93, 2004
被引用文献数
4 6

This study aims to clarify the mechanism of the appeal in shopping streets by the distinctive characteristics of the boundary design of the shop and the street, for example, the facade of the shop, signboards, overflow, the type of shop, setback distance, frontage width, pedestrian's line of flow, and the traffic form of the street. We performed physical space characteristic analysis and psychological evaluation analysis by the Semantic Differential method in Nishijin Area. The results are as follows: l.The facade is closely related to overflow, the type of shop, the flowline, the traffic form. 2.The space composition of the street is characterized by the facades. 3.In evaluation of the street, psychological evaluation of "prosperity" and "tastes" is not in complete agreement. 4.Various psychological evaluations are affected in the street by many shops with Open-facade.
著者
佐藤 敦一 竹内 俊郎
出版者
北海道立水産試験場
雑誌
北海道水産試験場研究報告 = Scientific reports of Hokkaido Fisheries Research Institutes (ISSN:21853290)
巻号頁・発行日
no.80, pp.25-31, 2011-12
被引用文献数
1

マガレイのDHA要求に基づいた形態異常防除技術の実用性を評価するために試験を行った。4種の栄養強化剤(市販品3種、高純度DHAオイル、計4区)で処理したワムシをふ化後15~25日齢まで給餌し、その際栄養強化アルテミア(各区共通)も給餌した。26日齢~稚魚期までは強化アルテミアのみ給餌した。形態正常率および生残率は、DHA要求に対応したワムシを給餌した場合、対応していない場合と比べて顕著に高くなった。市販栄養強化剤でもDHA要求量に対応するように調製すれば、DHAオイルで強化した時と同様に、形態異常魚の出現を1割以下に抑制できることを実証した。これらは、DHA要求に着目した形態異常防除技術の実用性が高いことを示している。
著者
古谷 雅年 佐藤 敦俊
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI,ヒューマンインタフェース研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.100, pp.65-69, 2002-09-20
参考文献数
4

電子投票特例法の施行に伴い、一部の公職選挙において、投票日当日の投票所での電子投票が可能になった。これまで、日本国内ではタッチパネル式を中心に検討が進められてきたが、報告者は、市議会議員選挙など候補者が多数に及ぶ場合に、投票者への視認性を確保したまま候補者の一覧表示による公平性を担保する2次元コードスキャナ式を提案してきた。一方、公職選挙では、大多数の有権者にとって使いやすいユニバーサルデザインも求められる。本報告では、本方式で用いる候補者選択用紙、二次元コードスキャナ、画面表示などについて、使い勝手の視点から今後の課題を明らかにしていく。
著者
鈴木 喬 内海 英雄 川端 成彬 大矢 晴彦 大垣 真一郎 佐藤 敦久
出版者
山梨大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1990

本研究は,質的に安全かつ健康な飲料水を確保するため,近年ますます問題となってきた水道水中の細菌,ウィルス,臭気,硝酸イオン等の有害成分を殺菌あるいは除去するための高度の改善技術を創製しようとするものである。1.ウィルス指標としてのバクテリオファ-ジとオゾンによる不活化 ウィルス制御技術の開発に当たっては,各種病原ウィルスの消毒手法に対する感受性の相違を十分考慮にいれなければならない。このためには,不活化効率を精確に定量できる「基準となるウィルス」が必要であり,また,そのウィルスはその使用が容易で安全なものであることが求められる。「基準となるウィルス」として,RNA大腸菌ファ-ジ(QB)を活用可能であることを見出した。また,オゾンによるQBの不活化では,5sec以内の急激な不活化の後反応がほぼ停止するように見えるが,ある一定のQB濃度で反応が止まるのではなく,一定の不活化率に達して止まることが観察された。2.細菌・ウィルス用非塩素殺菌剤の開発本殺菌法はイオン交換膜電気透折法において限界電流密度(Ieim)以上の高電流密度電気透折時に起こる中性攪乱現象を逆に活用し,生成した酸であるH^+イオンと塩基であるOH^ーイオンの相乗作用により水中の大腸菌を殺菌せんとするものである。0.1MーNaCl水溶液に大腸菌を10^81cm^3の濃度で懸濁させた試料水について殺菌効果と中性攪乱現象の関係を検討した結果,Ieim(0.81Adm^2)の約1.6倍である1.35A/dm^2の条件では透折開始7分前後に採取した処理液から生菌率は0%であり完全に殺菌されていることが判明した。すなわち,この結果は中性攪乱現象が起きる高電流密度領域で透折した場合にのみ強力な殺菌効果が得られることを示している。