著者
倉沢 央 川原 圭博 森川 博之 青山 友紀
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.54, pp.15-22, 2006-05-23
被引用文献数
25

我々は 近い将来携帯電話に搭載可能な小型センサを用いてユーザのおかれているコンテキストを推定し,このコンテキストに応じて,ユーザに適切な情報配信を行うコンテキスト情報基盤の構築を目指しているンテキストアウェアサーピスを現実のものとするには,常に変化し続けるユーザの状況をいかに推定するかが重要な技術課題となる.本稿では,単一の加速度センサを搭載した携帯電話を-つ身に着けるだけでユーザの姿勢,動作の推定を可能にする手法を示す.本手法はリアルタイムの信号情報からセンサがどこに取り付けられているかを自ら判別し,その情報をもとに推定アルゴリズムを動的に切り替えることで推定精度を向上している.We are focusing on theb development of a context-aware information platform which allows users to receive personalizedi information based on their context inferrd by tiny sensors attached to their cellular phone.A dynamic user context infrence method is one of the impotant technologies for realizing th context aware servivces.In this paper,we how a new context inference scheme which realizes a user posture inference with only one sensor embedded in a cell phone.to improve inference acctuacy,the system automatically detects the sensor position on the user's body and selects the most relevant inference method dynamically.
著者
吉尾 卓 倉沢 和宏 出井 良明 岡本 完 廣畑 俊成 簑田 清次
出版者
自治医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

1.CNSループス出現頻度の検討(栃木県モデル)栃木県3医療機関で前向きに3年間、年度毎のSLE患者数、CNSループス発症頻度と症状内訳を調査研究した。SLE登録患者は開始時719例、終了時823例、栃木県人口に対するSLE患者有病率は0.041%であった。10年度12例、11年度16例、12年度15例がCNSループスの診断を受け、半数以上がSLE発症直後に出現し、症状内訳は約7割がループス精神病であった。2.CNS ループス診断に有用なCSFcytokine/chemokine (cy/ch)の検討SLE患者でCSFと血液採取が同時に行われた52例(CNSループス陽性群30例、陰性群22例)のCSFと血清の28種類cy/ch測定を行った。陽性群のCSFIL-6、IL-8、IP-10、MCP-1、G-CSF濃度が血清の各々に比較して高値を示し、陽性群と陰性群でのこれらCSF濃度比較検討では陽性群が有意に高値を示した。特にIL-6の有意差が最も大きく、CSF IL-6濃度測定がCNSループスの診断に最も有用で
著者
倉沢 央 正田備也 高須 淳宏 安達 淳
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.36, pp.147-154, 2007-04-06

ビア・ツー・ビア(P2P)ネットワークを用いた情報検索では、低コストでありながら負荷分散や高いスケーラビリティが簡単に実現可能である。従来のノード単位でキーワードのインデキシングを行う手法では、ノードの評価が影響するため検索漏れを引き起こしやすい。また、同一ファイルの区別をしにくいためファイルの冗長化が難しい。そこで本稿では、P2P 情報検索における索引とファイルの分散配置手法、Concordia を提案する。(k n)閾値法を用いてファイルを分散符号化し、文書におけるキーワードの重みに応じてキーワードに対応付けする分散情報の数を決め、DHT 上にインデックスと分散情報を統合して配置することで、ファイルのクエリとの適合度を考慮した検索と、ファイルの総量を抑えた負荷分散とノードの離脱への対策を備えた効率の良い冗長化を実現する。Many Peer-to-Peer information retrieval systems use keyword-peer index and require peer selection techniques. Peer selection tends to fail the most relevant file and cannot identify replica files. We propose Concordia, a new distributed index and data allocation scheme for P2P information retireval, that searches and gathers relevant files based on its relevance to the query and realizes efficient redundancy for load balance and node departure. Our system makes n pieces from a data with (k, n) threshold scheme and places pieces based on the weight of a keyword on the peer related to the keyword index in DHT.