- 著者
 
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             樋口 彰宏
             
             斉藤 大
             
             新井 基洋
             
             岡本 牧人
             
             八尾 和雄
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 耳鼻咽喉科展望会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.40, no.4, pp.438-443, 1997 
 
          
          
          
        
        
        
        1996年6月より我々は整形外科関節手術用シェーバーシステムである, SE5, ペースセッター (ラージハンドピース) をESSに使用し始めた。56例 (99側) にSE5 (あるいはペースセッター), ハマー, 通常手術器具でESSを行い, その有用性の検討を行ったところ, SE5 (あるいはペースセッター) 使用症例 (あるいは側) はハマー, 通常器具使用症例 (あるいは側) に比して, 手術時間, 出血量, 術中副損傷, 創傷治癒など全てにおいて優れていた。シェーバーの安全性, 有用性はそのままで, ハマーの欠点を克服できた。SE5, ペースセッターは整形外科で広く普及していて, すでに所有している施設も多いため, 多くの耳鼻咽喉科医が, すぐにでもESSにシェーバーを使用できるという利点もある。