著者
亀甲 武志 北門 利英 石崎 大介 氏家 宗二 澤田 宣雄 三枝 仁 酒井 明久 鈴木 隆夫 西森 克浩 二宮 浩司 甲斐 嘉晃
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.17-26, 2015 (Released:2015-02-02)
参考文献数
36
被引用文献数
3 8

2012 年と 2013 年の 3 月から 5 月にかけて琵琶湖の内湖の一つである伊庭内湖周辺においてホンモロコ釣りの遊漁による釣獲尾数の推定を試みた。調査日を 1 次抽出単位,遊漁者を 2 次抽出単位とする 2 段抽出法により釣獲尾数を推定した。ホンモロコ釣りの遊漁による釣獲尾数は 2012 年は,272,275(変動係数=14%)尾,2013 年においては 85,489(変動係数=13%)尾と推定された。琵琶湖のホンモロコ資源を評価し管理する上で,ホンモロコ釣りの遊漁による釣獲量の把握は重要であることが明らかになった。
著者
北田 修一 岸野 洋久 浜崎 活幸 北門 利英
出版者
東京海洋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

養殖や種苗放流が天然集団に及ぼす遺伝的影響を評価した。有明海では、外来種の中国アサリが在来アサリと交雑し、その遺伝子が約半分を占めた。サワラ放流魚の遺伝的多様性は低く、放流量が餌の供給量を超えた場合には、天然魚を置き換えた。養殖マダイは長年の選抜育種のため遺伝的多様性が低く、形態も変化していた。スチールヘッドの相対繁殖成功度は、交配や環境の影響を受けて変動が大きい。適応度低下の分子メカニズムを明らかにするため、遺伝子発現と形質のグラフィカルモデルを開発した。