著者
堀江 勇太 比田井 洋史 松坂 壮太 千葉 明 森田 昇
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2015年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.535-536, 2015-08-20 (Released:2016-02-20)

旋削加工において,負のアプローチ角を採用すると,切込み量の増加につれて背分力が小さくなる.これを利用して背分力を抑制し,高精度な微細軸を加工する方法が提案されている.本研究では,背分力抑制による形状精度の向上の可能性を検討した.汎用旋盤を用いて,送り量等を変更して旋削を行い,切削抵抗を測定した.それにより,送り量がある範囲の場合において背分力が抑制できることを示した.
著者
千葉 明 杉元 紘也 朝間 淳一 竹本 真紹 土方 規実雄
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

埋込型補助人工心臓、半導体製造装置、薬液搬送などの分野で、ベアリングレスモータのニーズが高まっている。ベアリングレスモータはモータと非接触磁気力支持を一体化した電磁機械である。ポンプとして応用する用途では、ワイドギャップを隔てて回転子と固定子が対向する必要がある。しかし、ギャップ長を大きくすると、モータ出力は低下し、磁気支持に必要な電磁力も低下してしまう。そこで、本研究では、従来のベアリングレスモータを超える新しい構造を考案した。回転子半径Rとギャップ長gの比g/Rをモータギャップ長評価指標とし、従来モータの10倍程度大きい0.1以上を実現するベアリングレスモータの研究開発を行った。