著者
山川 達志 水田 克巳 黒川 克朗 永沢 光 山田 尚弘 鈴木 恵美子 和田 学
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.9, pp.485-491, 2017 (Released:2017-09-30)
参考文献数
24
被引用文献数
1 12

2008,2011,2014,2016年夏季に経験したヒトパレコウイルス3型感染に伴う成人の筋痛症17症例(男性14例,女性3例)について検討した.年齢は21歳から50歳.全例,四肢に強度の筋痛,筋力低下,握力低下を認めた.14例(82%)に発熱,8例(47%)に上気道炎症状,4例(24%)に胃腸炎症状,男性4例(男性の29%)に陰部痛を認めた.血清CKが1例を除き上昇していた.骨格筋MRIは5例中2例に大腿筋に異常信号を認めた.神経伝導検査は9例中5例でF波の誘発が不良だった.7例で同時期に家族内の乳幼児に発熱,感冒様症状があり家族内感染が疑われた.全例1~2週間で軽快した.
著者
香山 正憲 和田 学明 河村 岳 井上 義之
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.78, no.3, pp.135-141, 2015 (Released:2016-10-15)
参考文献数
2

パナソニックでは,2014年4月に,圧倒的な機動力と4Kにより写真・動画のプロの要求に応える究極のハイエンド・ハイブリッドミラーレス一眼,DMC-GH4を発売した.この商品は,本来ミラーレスカメラに期待される “小型軽量” を維持しながら,AFの大きな進化であるDFD技術を生かした空間認識AFの搭載, 時代のトレンドである4K動画をカメラ内で記録できる機能を持ち, 更に充分動画プロユースに耐えうる機種として, AG-YAGHによる拡張性の拡大を実現した.本編では,それらを実現した過程を含めた技術開発,仕様決定,及びGHシリーズが目指す更なる可能性について詳述する.
著者
和田 学
出版者
山口大學文學會
雑誌
山口大學文學會志 (ISSN:0551133X)
巻号頁・発行日
no.70, pp.71-81, 2020-03-18
著者
和田 学
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学:美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.413-428, 2007

本研究の背景は,1960年代のアメリカにおける美術批評教育にある。フェルドマン(Edmund Feldman)は,当時の著名な美術批評モデルの提案者である。本研究の目的は,フェルドマンの批評モデルの形成へ影響を及ぼした文献の調査にある。先ず,彼の文献を調査し,批評モデルが最初にあらわれた文献を特定する。次に,先行研究において指摘された批評プロセスへの影響を考察する。第3に,1960年代のフェルドマンの文献へあらわれた批評プロセスの性質について考察する。最後に,影響を及ぼしたとみられる文献を考察する。
著者
和田 学
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学:美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.491-498, 2017 (Released:2019-09-03)
参考文献数
20

本研究の目的は,21世紀の情報環境の特性を踏まえ,美術教育における質的探究のモデルを再考することにある。本研究は,探究学習のモデルの一例として,フェルドマン(EdmundFeldman)の批評プロセスに焦点をあて,彼の批評行為の実演部にみられる解釈を中心に考察する。本研究は,学習者が,2つの探究間に揺れ,質的ジレンマ(葛藤)学習を提案し,21世紀のメデイア環境の時代における批評教育としての意義を位置付ける。
著者
瀬古 秀生 阿部 新一 波津久 文芳 和田 学
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.14, pp.9-12, 1959-12-08

米作日本一表彰会の昭和33隼度競作において,九州ブロックの全州審査で反当収量5石以上のもものが2点あつたが,このようなことは同会始って以来(昭和2毎年)初めてのことである。両者とも山間部から出品されたものである。平坦部農家でも5石を夢みて努力を重ねて来た人が多数あったと考えられるが,何れも収穫顛かなり前から稲を倒したようである。.この年の秋の如く,台風も強雨もないのに倒伏の甚だしかった年次は珍らしい。この現象は全国的であったようである。従ってこれは農家の施肥,管理の失敗のみではなく,共通的な遠因があるものと考えられる。昭和32年度はこれに反して倒伏した水稲はほとんで見られなかった珍らしい年である。33,32,31年度の稲作と倒伏に関して簡単な考察を加えて今後の参考としたい。