著者
山代 一成 栢野 彰秀 有藤 裕衣 渡邉 潤 大谷 修司
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.30, no.8, pp.17-20, 2015 (Released:2018-04-07)

教育実習で中学校第 3 学年の単元「植物の成長と生殖」を担当した。ニンニクの根端を使用し体細胞分裂の観察をさせたが、観察できた生徒は多くはなかった。そのため、根端の処理方法を見直す必要があった。そこで、根端の固定と塩酸処理、染色等は定法で行い、根の先端から 5 [mm] で切断していた方法を根冠と成長点のみを切断する方法に変えたところ、体細胞分裂中の細胞を見つけやすくなった。その結果 1 クラス 35 人の生徒のうち半数以上が観察できた。
著者
長沼 毅 今中 忠行 伊村 智 内田 雅己 大谷 修司 神田 啓史 黒沢 則夫 幸島 司郎 高野 淑識 東條 元昭 伴 修平 福井 学 星野 保 宮下 英明 吉村 義隆
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2006

本研究は地球環境の健康診断「国際極年」の中核計画として実施されたものである。地球環境変動のうち温暖化の影響は南北両極、特に環境変動に鋭敏に応答する微生物の生態に顕著に現れる。そこで本研究では初めて総合的な極地微生物の生態調査を行った。極域および高山氷河域に生息する微生物の種類と現存量および固有種・汎存種を調べることで、今後の変遷を評価する上で必要になる「国際極年参照データ」を残すことができた。