著者
天ヶ瀬 正博
雑誌
人文研究 (ISSN:04913329)
巻号頁・発行日
vol.51, no.10, pp.91-104, 1999-12

1 整列性効果 : われわれはしばしば移動中に地図を見て目的地への方向の判断や経路の選択をする。その場合, 地図上に記された地形や建造物の位置関係が実環境におけるそれと平行するように地図の向きを変えると, 地図が読みやすくなる。例えば, 路上で地図を見る場合, 現実の道路と地図上に記されているその道路とを平行にし, かつ, 前方に見える地理的目印(landmark, 場所の目印となる建物や地形など)が地図上でも前方になるように地図を向ける。……
著者
浜田 壽美男 無藤 隆 瀬渡 章子 西村 拓生 本山 方子 天ヶ瀬 正博 鈴木 康史 麻生 武 酒井 敦 掘越 紀香 東村 知子
出版者
奈良女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

園庭には、一方には、教育設備としての園庭があり、他方には、社会資本としての園庭がある。園庭は、子どもの活動の生態系において多様な機能をもち、重層的な意味を有し、生活と学校教育に連続性をつくる機会を提供している。本研究では、園庭の歴史的変遷や園庭デザインの今日的特性、園庭利用の実際と子どもの活動の実態を調査、検討し、園庭の環境デザインの在り方と教育的意義について明らかにした。