著者
千葉 敦子 石田 賢哉 大西 基喜 メリッサ 小笠原 木村 美穂子 宮川 隆美 水木 希 澤谷 悦子 梅庭 牧子 奥村 智子
出版者
日本ヒューマンケア科学学会
雑誌
日本ヒューマンケア科学会誌 (ISSN:18826962)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.11-17, 2018 (Released:2022-02-02)
参考文献数
11

保健協力員は市町村長の委嘱を受けて地域住民の健康づくり活動を行う住民組織集団であり、青森県では短命県返上に向けてその活動が期待されている。しかし、保健協力員は担い手不足による固定化や高齢化が課題とされており、活動の活性化に向けた方策が求められている。活動を活性化するためには保健協力員の集団特性を把握し、組織特性に応じた支援の方向性を検討する必要がある。そこで、本研究ではA保健所管内の保健協力員と一般地域住民のヘルスリテラシーおよび主観的健康感を比較し、保健協力員の集団特性に応じた組織支援の示唆を得ることを目的に横断調査を実施した。その結果、ヘルスリテラシーでは「情報を理解し人に伝えることができる」の項目が、保健協力員の方が一般地域住民より有意に高いという結果であった。また、健康状態を示す主観的健康感が、保健協力員の方が一般地域住民より有意に高いという結果であった。
著者
安田 憲二 竹生田 秀夫 宮川 隆 清水 保夫
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.183-187, 1997-06-15 (Released:2017-05-31)

1995年7月6日(木)午前9時59分ごろ,神奈川県内の秦野市伊勢原市環境衛生組合清掃工場の焼却炉において爆発事故が発生し,3名の職員が死傷した.事故の原因は,灰落としシュートおよび灰押し 出し機内で発生した水素を主成分とする可燃ガスが,シュート点検口から供給された空気と混合して爆発限界内の混合気体になり,クリンカー等の着火源によって発火し,燃焼爆発に至ったものと推定された.
著者
千葉 敦子 石田 賢哉 大西基喜 小笠原 メリッサ 宮川 隆美 木村 美穂子 水木 希 澤谷 悦子 梅庭 牧子 奥村 智子
出版者
青森県立保健大学雑誌編集委員会
雑誌
青森県立保健大学雑誌 = Journal of Aomori University of Health and Welfare (ISSN:13493272)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.23-28, 2017-03

保健協力員は県民の健康増進の担い手としてその活動が期待されている。しかし,青森県では保健協力員の活動は行政が中心となり,主体的な活動が十分には行えていないという課題や,担い手不足による固定化と高齢化が指摘されている。そこで,保健協力員活動の活性化策を検討するために,A保健所管内の保健協力員を対象に無記名自記式質問紙調査を行い,活動の主体化およびヘルスリテラシーの現状を明らかにした。 その結果,主体化評価指標の総合得点は市町村間で有意な差はないことがわかった。このことから,保健協力員の質は合同研修等により一定の水準が保たれていることが考えられ,県民全体の健康増進の向上という面からは望ましい結果であると考えられた。ヘルスリテラシー尺度得点と個人属性との関連では,年齢が高い者,健康状態が良好な者,他の役割がある者でヘルスリテラシー得点が統計的に有意に高いという結果が得られた。固定化や高齢化を強みとして保健協力員の活動の強化に活かすことが可能であることが示唆された。
著者
宮川 隆泰
出版者
慶應義塾大学
雑誌
福澤諭吉年鑑
巻号頁・発行日
vol.28, pp.21-56, 2001-12-20
著者
宮川 隆泰
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.126-133, 1999 (Released:2001-04-01)
参考文献数
3

新しいフランス国立図書館の見学記である。その基本的構想,新館建設の経緯および17世紀以来の旧館と21世紀にむけて建設された新館の機能分担を簡単にふれた。これは一般利用者向け公共図書館サービスと研究者・知的職業人向け専門図書館サービスをあわせ持った中央図書館である。広い閲覧室は本を開いた形の4本のタワーに囲まれている。これは「科学技術」「法律・経済・政治」「文学・芸術」「哲学・歴史・人文科学」の4棟の主題分野別ビルである。ここに創立以来の図書,逐次刊行物,視聴覚資料合計1,000万冊を集中し,フランス版情報ハイウエイを通して,国立図書館書誌データをフランス国内と,将来は全世界に提供する計画である。さらに将来はフランス全国総合書誌目録(CCF)を構成する計画である。そのため大学図書館,公共図書館,研究図書館の協力組織を形成する。これは主題別協力センターを各地に設置し,専門分野別の所蔵目録を作成し,これを主題別ネットワークを通してフランス全国から利用する構想である。