著者
山内 明
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.69, no.7, pp.292-297, 2019-07-01 (Released:2019-07-01)

IPランドスケープは,広義では「知財経営」に相当し,難度が極めて高く実効性に欠けるため,実践企業は未だ数少ない。著者は,知財担当者の多くが特許調査に終始したり,その延長としての特許マッピングに甘んじている状況を打破すべく,情報解析に焦点を当てた「知財情報戦略」を開発し,日々実践,ブラッシュアップしてきた。「知財情報戦略」は,狭義のIPランドスケープとも称され,各種経営課題に対応可能である。本稿では,企業知財部にとって最も疎遠と目される「マーケティング」に焦点を当て,事例を中心として「知財情報戦略」を紹介したい。
著者
三原 悠 門 浩志 黒瀬 亮 辻中 瑛里香 中村 匡志 足立 大也 山内 明日香 深井 邦剛 八田 告
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.265-269, 2022 (Released:2022-04-28)
参考文献数
23

症例は94歳,女性.入院1年4か月前に腎硬化症を原疾患とした末期腎不全に対し,長期型バスキュラーカテーテルを左内頸静脈に留置し血液透析を開始していた.入院2日前に転倒し,右肩を打撲した.右肩の疼痛増悪,血液透析時の血圧低下をきたしたため入院となった.入院10日目に脱血不良のためカテーテル抜去を試みたが,皮下のカフを剥離した状態にもかかわらず強い抵抗を認めた.入院11日目に透視下造影検査でカテーテルにガイドワイヤーを挿入し,血管壁の付着を剥離しカテーテルを抜去した.日本において,長期型バスキュラーカテーテルは血液透析患者の高齢化とともに使用が増加してきており,抜去困難となるケースにおいては慎重に対応する必要がある.
著者
大西 美智恵 山内 明子 「えひめ訪問看護研究会」
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.38-43, 2004-01-01

はじめに 午後9時過ぎ,訪問看護ステーションから,「お疲れさま! じゃ,また次回」という挨拶を交わしながら,数人の訪問看護師たちが帰って行く……。平成13年度から,訪問看護実践に役立つ感染防止マニュアルづくりのために結成された「えひめ訪問看護研究会・感染防止マニュアル作成プロジェクトチーム」の仲間たちである。5か所の訪問看護ステーションの訪問看護師と,元民間病院の在宅ケア顧問の看護師,大学の教員等,総勢9名のメンバーである。「現場で使える有益なマニュアルをつくろう」を合い言葉に,愛媛県内すべての訪問看護ステーションの協力を得て作業を進めてきた。今年中に愛媛の訪問看護師たちにマニュアルを届けるため,最終の作業に追われている。 まず最初に,「えひめ訪問看護研究会」(以下,「研究会」と略記)の現在の活動の一端を紹介した。本会はなにものにも束縛されない訪問看護師たちの自主的な会として平成8年に発足した。引き続きその轍を紹介したい。
著者
山内 明 栗林 太 山内 三爵子 金ヶ嵜 史朗 土屋 朋子 小日置 佳代子 板谷 益美
出版者
川崎医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

炎症性疾患の発症機構を解明するために、炎症反応で重要な好中球の走化性惹起因子に対する遊走パターンを解析した。好中球のfMLPおよびIL-8への遊走の軌跡は直線状であること、LTB4およびPAFへの遊走の軌跡は蛇行することを確認した。fMLPおよびIL-8への直線状の遊走では単極性で安定的な形態が、LTB4, およびPAFへの蛇行する遊走では多極性で不安定な形態が関連していた。また、これら4種のリガンドの強さはfMLP > IL-8 >> LTB4 = PAFであることが明らかとなった。これらの知見は今後の炎症コントロールおよび抗炎症剤の開発などに役に立つものと思われる。
著者
岡本 威明 菅原 卓也 山内 明 加藤 匡宏
出版者
愛媛大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

トリプトファンサプリメント事故品中に含まれる不純物3-phenylamino-L-alanine(PAA)を用いて、EoL-3細胞株およびヒト末梢血由来好酸球における各種ケモカインレセプター発現レベルの検討を行ったところ、PAA濃度依存的にヒト末梢血由来好酸球におけるCXCR2発現は増大し、CCR3発現は抑制された。EoL-3細胞株においても同様の傾向が確認された。これらの結果から、PAA曝露により好酸球に好中球の性質が一部付与され、インターロイキン(IL)-8への走化性を強めたことにより、更なる炎症が惹起され好酸球増多筋痛症(EMS)発症に至ったのではないかと推察された。
著者
上條 賢一 山内 明子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.547, pp.129-134, 2006-01-17

局所的フラクタル次元LFDを、一種の特徴インデックスとして用いれば、離散時系列における「変動のクセ」を定量化できる。この方法は既に「スライド式計測法」として提案されているが、本論文では、伊豆半島周辺の海水温変動における層間差時系列に適用し、「気候システムにおける高感度センサー」としての役割を担うために、「季節境界推定基準」を提案した。また、2004年に同半島に上陸した台風22, 23号に関連し、海水温変動とLFD変化の特徴についても、分散分析により考察した。