著者
小沢 昇 清水 益人 尾前 純也 山田 純夫
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
動力・エネルギー技術の最前線講演論文集 : シンポジウム
巻号頁・発行日
vol.2002, no.8, pp.101-104, 2002-06-14

This paper describes the operating condition of 1.5MW gas engine system with pyrolysis gas produced in the waste gasification plant. This system started since Octorber 2001 at Kawasaki-Steel chiba works. The results shows the following four conclusions; (1) Gas engine can operate continuously with pyrolsis gas of which LHV is between approximately 1500 and 2200kcal/m^3_N, enen when the fluctuation of LHV is approximately 3%/30s. (2) Electrical efficiency is 37% at 100% load and 33% at 50% load respectively. (3) The concentration of dioxins in the exhaust gas was approximately 0.001ng-TEQ/m^3_N. (4) The concentration of NO_x in the exhaust gas is less than 100ppm (O_2=0%) without SCR.
著者
岡本 敏一 山田 純三
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獸醫學雜誌 (ISSN:00215295)
巻号頁・発行日
vol.43, no.6, pp.863-870, 1981-12-25

アヒル腺胃における内分泌細胞を光学および電子顕微鏡で観察し次の所見を得た. 1) アヒル腺胃には銀親和細胞は認められなかった. 2) 深在腺には多数の好銀細胞が卵円形と2極あるいは多極性の突起をもった形でみられた. 浅在腺には卵円形のものが少数みられるにすぎなかった. 3) これらの内分泌細胞を電顕観察し, 分泌顆粒の形態から次の4形に型別した. I型:顆粒が径約100〜250 nmの球形で種々の電子密度と, 空胞状から充実したものまで多様な内容を示すもの. この型の細胞は深在腺のみにみられ, Grimelius法またはSevier-Munger法で検出される突起をもつ細胞と同じ細胞と考えられた. II型: 径約200〜450 nm大の多数の大型球形顆粒の間に, 長径約200〜500 nmの多形性顆粒が少数混在する. いずれの顆粒も電子密度が高く, わずかな明調帯を有していた. 少数の脂肪様滴がこれらの顆粒間に混在していた. III型: 顆粒は径約230〜400 nmの球型で種々の電子密度を示す. この顆粒がアヒル膵島のD細胞顆粒と同様の形態であることから, この型の細胞はD細胞と推察された. IV型: 顆粒は球形で径約80〜200 nmと非常に小型で, 限界膜に囲れ高い電子密度を示す. 4) これらの内分泌細胞はすべて閉鎖型と推定した.
著者
森垣 孝司 九郎丸 正道 金井 克晃 向山 満 本道 栄一 山田 純三 アグングプリヨノ スリハディ 林 良博
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.63, no.7, pp.773-779, s・iii-s・iv, 2001-07
被引用文献数
14

ジャワオオコウモリとコキクガシラコウモリの精上皮周期を光学顕微鏡下で観察し, 両種の精子形成における特徴を比較した. ジャワオオコウモリでは精上皮周期は11ステージに分類され, 精子形成は13ステップに区分されたのに対し, コキクガシラコウモリでは精上皮周期は10ステージに, 精子形成は13ステップに区分された. また, 形態にわずかな違いが見られるものの, 両極の先体の形成における特徴は非常によく似たものであった. ジャワオオコウモリではステップ7以降で先体が徐々に伸長, 扁平化し, 最終的にスコップ状の形になるのに対し, コキクガシラコウモリではステップ8以降に先体が伸長, 扁平化してわずかに退縮し, 精子放出直前には先体が細長いへらのような形になった. この両種で見られた先体の伸長と扁平化は食虫目の動物種でも認められており, この特徴は翼手目と食虫目の近縁性を反映するものだと推測された.
著者
山田 純也 岡 光昭 平尾 茂一 後藤 真佳
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 : hoken buturi (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.10-13, 2008-03

NRE VIIIは2007年10月7〜12日の6日間,ブラジルの,リオ・デ・ジャネイロ近郊のブジオスという海岸の美しい町で開催された。ブジオスは,リオ・デ・ジャネイロの中心地から180kmほど離れた,大西洋に突き出た半島に位置する。NREの歴史を振り返ると1963年にアメリカ,ヒューストンで第1回大会が開催され,続けてアメリカで2回,ポルトガル,オーストリア,カナダ,ギリシャでそれぞれ1回ずつ,不定期的に開催されてきた。今大会は,欧米以外での初の開催となった。日本およびアジア地域での開催が望まれる。日本からは,京都大学,日本原子力研究開発機構,首都大学東京,中央医療技術専門学校,名古屋大学,藤田保健衛生大学,放射線医学総合研究所,琉球大学からの参加があった。今大会の発表は,基調講演が13講演,Oral発表,ポスター発表がそれぞれ51,127件行われた。NRE VIIIの話題を以下に示す。
著者
山田 純一 外園 宙 山中 隆 鹿嶋 雅之 佐藤公則 渡邊 睦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.27, pp.469-476, 2008-03-11

警備ロボットにおける不審者追跡など,特定の対象を自動追跡する際には,視野からの消失や被追跡対象の隠れなどに適切に対処することが必要となる.本稿では,Condensation 法を用いて自動追跡中に被追跡対象が消失した際に,予め与えた環境地図と自己位置推定結果,および消失地点の検出結果を用いて,再探索するための中間目標地点を自動的に生成する手法について述べる.When an intelligent robot automatically tracks same determined object, in such a situation as doubtful human tracking for guard robots, it is necessary to adaptively cope with the vanishment and the occlusion. This paper shows a method to create a subgoal for re-searching the tracked object by using existing environment map, self localization result and vanished position detection result during automatic object tracking based on the condensation algorithm.
著者
外園 宙 山田 純一 山中 隆 古賀 由紀夫 渡邊 睦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.42, pp.167-174, 2007-05-15

移動ロボットが作成する地図として、従来トポロジカル地図とメトリック地図の2つの方法が研究されてきた。トポロジカル地図は環境から得られる情報を抽象化してノードとアークで表現するため環境の構造に対する知識を少ない情報量で表現するのに適しているが、観測結果との統合や不確実性の記述が困難である。また、ロボットの移動制御など正確性が要求される用途には適していない。本研究では、環境に設置されたステレオカメラを用いて作成する大局地図と、移動ロボットによる探索に基づく局所地図を統合することで、効率良く室内のメトリック地図作成を行う方式に関する手法について述べる。天井に設置したステレオカメラで画像領域内の3次元情報を取得し自由空間と机等高さを持つ物体、つまり天井カメラからでは遮蔽されている未識別の領域を検出する。この検出した遮蔽領域を移動ロボットに搭載されたカメラと超音波センサによって実験室を対象に実験を行い、本方式の有効性確認を行なった。The map which a mobile robot creates, two methods of topological map and the metric map have been studied conventionally. Since a topological map abstracts the information acquired from environment and expresses it with a node and an arc, it is suitable for expressing the knowledge over an environmental structure for the small amount of information, but integration with an observation result and description of uncertainty are difficult. In addition, movement control of a robot accuracy is not suitable for a demanded use. This research describes the technique about the system which performs efficient indoor Mettrick mapping by unifying the general situation map created using the stereo camera installed in environment, and the partial map based on search by a mobile robot. The three-dimensional information in a picture domain is acquired with the stereo camera installed in the ceiling, and the domain shaded from the ceiling camera is detected. By the camera and ultrasonic sensor in which this detected shaded domain was carried by the mobile robot, it experimented in the laboratory and the validity check of this system was performed.