著者
松原 仁 佐藤 理史 赤石 美奈 角 薫 迎山 和司 中島 秀之 瀬名 秀明 村井 源 大塚 裕子
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第27回全国大会(2013)
巻号頁・発行日
pp.2D11, 2013 (Released:2018-07-30)

人工知能の新しいグランドチャレンジとしてコンピュータに星新一のようなショートショートを創作させるプロジェクトを開始した。知性を理性と感性とに分けるとこれまでの人工知能はもっぱら理性を対象としていたが、ある程度理性はコンピュータに扱えるようになってきた。芸術作品の創作ができればコンピュータにも感性が扱えると示せたことになると考える。ここでは本プロジェクトの概要について述べる。
著者
赤石 美奈
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.428-438, 2006 (Released:2006-06-27)
参考文献数
20
被引用文献数
5 11 5

This paper proposes a framework to access information based on a narrative structure of documents. This framework consists of two processes. The one is to decompose existing documents into smaller units. The other process is combining unit components into a new story taking on a new meaning based on a context. In this paper, a narrative structure for documents is modeled as follows. A story corresponding to a document is regarded as a sequence of scenes. A scene is a chunk of sentences. A sentence is mapped into a set of terms in the sentence. Decomposition process gives two mechanisms to decompose a story into scenes. Composition process shows four patterns to connect scenes. Both techniques to decompose/compose a story are based on the notions of term dependency and term attractiveness. This paper also showes visualization tools to express the narrative structure for documents. Word Colony overviews content of a story as a directed graph representing the relation among term dependency. Topic Sequence is also directed graph to show the sequence of scenes along a story plot. The basis of these visualization techniques is the notions of term dependency and term attractiveness. They show the variety of understandings of the same documents.
著者
林 譲 横山 伊徳 加藤 友康 保谷 徹 久留島 典子 山家 浩樹 石川 徹也 井上 聡 榎原 雅治 遠藤 基郎 大内 英範 尾上 陽介 金子 拓 木村 直樹 小宮 木代良 近藤 成一 末柄 豊 藤原 重雄 松澤 克行 山田 太造 赤石 美奈 黒田 日出男 高橋 典幸 石川 寛夫
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2008-05-12

東京大学史料編纂所が60年間にわたって収集・蓄積した採訪史料マイクロフィルムをデジタル化し、ボーンデジタルによる収集の仕様を確立し、一点目録情報などのメタデータを付与したデジタルデータを格納するアーカイヴハブ(デジタル画像史料収蔵庫)を構築し公開した。あわせて、デジタル画像史料群に基づく先端的プロジェクト・歴史オントロジー構築の研究を推進し、研究成果を公開した。
著者
佐藤 真 田中 克明 赤石 美奈 堀 浩一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.159, pp.19-23, 2007-07-17

蓄積された電子文書を活用するために,物語構造モデルに基づき,複数の文書にまたがる話題の連鎖を抽出し,情報にアクセスする手法を提案する.ある話題を含有する場面を表す特徴量として共起依存度行列と吸引力ベクトルを定義する.これに基づき場面間の類似度を求め,これに場面の連鎖関係を抽出する.検索語間の場面連鎖関係を探すことで,場面連鎖の組み合わせを検索結果の候補として提示する.
著者
沼 晃介 田中 克明 赤石 美奈 堀 浩一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第22回全国大会(2008)
巻号頁・発行日
pp.49, 2008 (Released:2009-07-31)

本研究は市民の表現活動を持続的に豊かにすることを目指す.表現の液状化と結晶化のサイクルモデルを示し,これをまわすことが市民の表現の成長につながると考え,表現候補の自動生成とインタラクションに基づき循環を促進する手法を提案,実装する.
著者
伊東 幸宏 小西 達裕 三浦 崇 赤塚 大輔 田村 貞雄 阿部 圭一 赤石 美奈 中谷 広正
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.821-830, 1999-03-15
参考文献数
9
被引用文献数
5

本研究では 歴史学研究の支援を行うシステムの構築を目的とする. 歴史学研究に利用される歴史史料の特徴を考察し それに基づいて歴史学研究において支援を必要とするポイントを検討し その具体的な実現方法 その方法に基づいて実装したシステムを紹介する. 対象をテキスト文書に限定し 膨大な史料の中から歴史学者の独自の視点から関心のある史料を選び出すこと 選び出した史料を歴史学者の主観に基づいて整理すること そして整理された史料を1つの空間に配置して全体を俯瞰しやすく提示すること の3点を取りあげ そのような支援を行うシステムの構成について述べる. そして その方法に基づき実装したシステムを紹介する. 最後に 実際に歴史学研究の仮説検証をし 評価を行う. 具体的題材として 1867年頃 伊勢神宮などのお札降りを発端として起こった「ええじゃないか」と呼ばれる事件を取りあげ 「ええじゃないか」に関する仮説を歴史学研究者がら提示してもらい 検証を行った.Our purpose is constructing a system of supporting researchers in history. In this paper, we describe a method of constructing the system, considering characteristics of historical materials and examining how to support historians. We describe three points of implementing the system. The first point is how to extract historical materials in which historians are interested. The second point is how to classify extracted materials. The third point is how to display classified materials. We discuss our methods of implementation and structures of data. Finally, we evaluate the effectiveness of our system by verifying the hypothesis which were set up by a historian. The hypothesis is concerned with the historical event "Eejanaika" that happened in 1867.
著者
松原 仁 佐藤 理史 赤石 美奈 角 薫 迎山 和司 中島 秀之 瀬名 秀明 村井 源 大塚 裕子
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

人工知能の新しいグランドチャレンジとしてコンピュータに星新一のようなショートショートを創作させるプロジェクトを開始した。知性を理性と感性とに分けるとこれまでの人工知能はもっぱら理性を対象としていたが、ある程度理性はコンピュータに扱えるようになってきた。芸術作品の創作ができればコンピュータにも感性が扱えると示せたことになると考える。ここでは本プロジェクトの概要について述べる。
著者
加藤 義清 赤石 美奈 堀 浩一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

大規模な文書集合を俯瞰的に理解すると共に,個別の情報を様々な文脈で捉 え,その解釈および再解釈を促すための技術は,情報編纂を実現する上で重要な ものである.本発表では,文書集合中の文脈を可視化するための時間軸を考慮し たバネモデルを提案し,提案手法を実装したプロトタイプシステムを通して,そ の有効について議論する.
著者
関口 海良 田中 克明 赤石 美奈 堀 浩一
雑誌
SIG-SAI = SIG-SAI
巻号頁・発行日
vol.3, no.5, pp.1-9, 2007-11-26

多元的な世界とは,真理,価値,世界観などの多様性を認める世界である.これを実現するためには,人と人の対話を支援することが有効であると考えられる.ロボット・ネットワークを用いれば,人とロボットの同期対面(ミクロ)の対話と,ネットワークを介した人と人の非同期非対面(マクロ)の対話の両方を,効果的に支援することができる.本論文ではコンセプトを提案し,研究開発中のプロトタイプを紹介する.
著者
石崎 良太 赤石 美奈
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.555-556, 2015-03-17

世間一般の評判に基づく人気ランキング等は、人それぞれで感じ方が異なるため、その要因が非常にあいまいである。そこで本研究では、人気のように要因が不明確な事象について、その要因を明らかにすることを目的とする。本論ではAKB48グループを題材として扱い、SNS上のフォロワー数を人気の指標とみなし、目的変数とする。ここでは、人気の要因は、各人のコミュニケーション能力に帰すると考える。このコミュニケーション能力を表す指標として、発言力や語威力などを定義し、それぞれ記事やコメントの投稿数や単語種類数等から数値化して求める。そして、ここで立てた仮説内の要因を、説明変数候補とし、目的変数に対して回帰分析を行い、この仮説に対する有用性を示す。
著者
REN YI 佐藤 真 赤石 美奈
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
JSAI大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.1F46, 2018-07-30

<p>ニュースサイトに載っている記事は速報性と読みやすさを重視している。このため、ひとつひとつの記事の情報量が少ないという問題がある。個別の記事のみからでは、事件の全貌を知ることが難しい場合もある。そこで、読者がひとつの記事をきっかけとして、その事件の全貌を理解できるように支援するための手法に関する研究を行う。各方法の実験効果を比較し、ユーザーにその結果を提示する有効な手法を開発することを目指す。 </p>
著者
伊藤 友貴 赤石 美奈 堀 浩一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

本研究ではマルチエージェントシステム(MAS)の機能を向上させる手法として、実時間タスクプランニングに着目している。実時間タスクプランニングとは時々刻々と変化する環境に適応するように必要なタスク列を導出する推論技術であり、時間制約があるミッションを行うエージェントへの応用が期待される。我々は簡単なレスキュー問題についてシミュレーションを行い、MASにおける実時間タスクプランニングの有用性を示した。
著者
青木 翔平 赤石 美奈 堀 浩一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

本研究では適正技術の設計および製作支援を目的としたUPCプラットフォームという枠組みを提案する。さらに、実際に適正技術の製作を進める上で重要となる非体系的な知識の取り扱いに焦点をおき、支援システムについて考察する。
著者
佐藤 真 赤石 美奈 堀 浩一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

ストーリー生成過程のさまざまなモデルを説明するフレームワークを提案する.さらに,そのフレームワークに基づき,カルマンフィルタを利用できる新たなストーリー生成のモデルを提案する.実験では,他の手法との比較を行い,提案手法の定性的な評価を行う.
著者
赤石 美奈 田中 譲
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.36, no.8, pp.1916-1925, 1995-08-15
被引用文献数
3

あいまいな位置に関する情報をもとに、必要なものを探し出す手法について述べる。著者らは、単純な機能を特っ部品(メディア)を合成し、それらの機能連携により複雑な機能を実現することを可能とするシステムをシンセティック・メディア・システムと呼ぶ。ここで扱うメディアを統合管理するためのデータベースでは、ユーザが必要とするものの自由な検索を支援する機能が必要である。本論では、部品の種類と位置に関する検索について述べる。種々雑多なものから、定型な書類や右下に挿絵が入っているぺ一ジ等、デザインの一部が印象に残っているものを探す場合には、その位置を指定し検索を行うことが育効である。しかし、人間の位置に関する記憶はあいまいであるため、厳密な位置を指定することはできない。そこで、本論では、部品の位置に関する情報を抽出し、あいまい性を含んだコード化によりシグニチャを生成し、それらを集めたシグニチャ・ファイルを用いて検索を行う方法を提案している。また、検索時に、ユーザが、あいまい領域を拡張指定することも可能である。さらに、シグニチャ・ファイルの検索においては、本論で用いるシグニチャ・ファイルの特性に基づき、検索の高速化を図る方法について述べる。
著者
赤石 美奈 田中 譲
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.33, no.6, pp.791-801, 1992-06-15
被引用文献数
4

北海道大学で開発されているIntelligentPad システムでは あらゆるメディアをコンピュータ上の一枚の紙(パッド)とみなし メディアをパッドというタイナミック・オブジェクトとして扱う.各メデイアに対応し 各パッドが定義さね各パッドはそれぞれ固有の機能を持つさらに パッドの磯能はパッドを貼り合わせることで機能の合成ができる合成されたパッドもまた一枚のパッドとして扱えるこれらのパッドを制御するパッドとしてステージパッドを新たに開発したステージパッドは劇のメタフアを用いている劇は舞台 楽屋 役者 台本 観客などで構成される舞台はステージパッド 楽屋はドレッシングルームパッド 役者は制御対象となるパッド 台本はエディタ用のパッドで実現されるこれらのパッドの合成により劇を実現する劇の構成要素はすべてパッドであり 部品として交換・再利用できる.また 劇自身もパッドであり 劇(パッド)を合成することで劇中劇も実現される本論文ではパッドによる劇の構成と ステージパッドの動作機構について解説するとともに それらの応用例について述べる
著者
赤石 美奈 岡田 義広 中谷 広正 伊東 幸宏 田村 貞雄
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.831-839, 1999-03-15
被引用文献数
5

本論文では 歴史学研究の分野における膨大で多様な史料の管理・検索システムと 史料データの持つ時間と位置の属性に基づき 史料を3次元空間内に配置する可視化システムに関して述べる. 本研究では 1867年 (慶応3年) の伊勢神宮・秋葉三尺坊大権現などの御札降りを発端とした「ええじゃないか」に関する史料を題材として用いている. そこでは 多様な史料を扱い 各種のデータベースの情報を相互利用することが必要となる. そこで 多様な史料を メディア・オブジェクトとして統一的に扱い そのメディア・オブジェクトを管理・検索するシステムを開発した. また 歴史学研究を支援するためには 多大な史料から データの特徴を見出すための史料可視化システムが必要である. そのためには (i) データ間の比較が容易に行え それらの特性が表現されていること (ii) 時や場所の違いによるデータの変化が一目で把握できることが必要である. そこで 格納された史料の時間と位置の属性に基づき データを投影した2次元図表を3次元空間に配置し 視点の方向を変えることにより データの時間や位置の違いにおける変化 データ間の相関を俯敞できるシステムを開発した. これにより 各時代や土地でのデータの特徴や分布を概観でき 多角的な解析を行えるようにし 仮説生成や検定を支援する。This paper treats a historical datamanagement and visualization system for history research supports. There are many kinds of historical data, such as texts, sounds, images. Usually each of these kinds of data is managed in a different database system. The authours system provides functions to collect data from some different database systems, to manage them as uniform media objects and to represent historical databased on time and location attributes. In this system, values concerning a time attribute are represented in a single chart plane. Some chart planes are composed into something like a binder note in a 3D space. This composed component is located at its associated position on a map. It is possible to see the transitions of data corresponding to each location by changing time attribute value from the various eye positions.