著者
渡嘉敷 亮二 平松 宏之
出版者
日本喉頭科学会
雑誌
喉頭 (ISSN:09156127)
巻号頁・発行日
vol.31, no.02, pp.129-136, 2019-12-01 (Released:2020-05-20)
参考文献数
21

Understanding the three-dimensional (3D) movement of immobile vocal folds (VFs) is very important. Because endoscopic findings reflect only the two-dimensional movement of VFs, it is impossible to obtain a correct diagnosis. The cases presented in this article include not only those of unilateral vocal fold paralysis (UVFP) but also arytenoid dislocation, laryngeal scarring and other statuses. The main diseases are described below.UVFP : Even in cases of light UVFP, the paralyzed arytenoid is passively displaced cranially during phonation. Some surgical procedures may be applied to manage UVFP, but only arytenoid adduction can resolve this passive movement. I will also describe several specific types of UVFP, such as adductor branch paralysis (AdBP).Arytenoid dislocation (AD) : AD can be divided into two types: posterior and anterior dislocation. Our 3D computed tomography (CT) study revealed that posterior AD is very rare and often misdiagnosed as AdBP (and vice versa). We detected two subtypes of anterior AD: cranial and caudal. The VFs in cases of caudal AD are located in the mid position, and the patient’s voice is not severely affected; as such, these cases are sometimes misdiagnosed as medial UVFP.Other types of immobile VF : A number of rare and unique types of immobile VF have been reported, such as scarring after intubation or trauma, fracture, congenital and VF of many other causes. Endoscopy is insufficient for understanding what happens to a patient’s immobile VF However, 3DCT can reveal the actual status of these cases.
著者
渡嘉敷 亮二 平松 宏之 本橋 玲 品田 恵梨子 井上 瞬
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.114, no.5, pp.491-497, 2011 (Released:2011-09-10)
参考文献数
14

音声障害の診断と治療は特に見た目の異常がない場合, 耳鼻咽喉科医にまだ広く知られているとはいえない. 本稿では診断と治療に関して一般耳鼻咽喉科医にはなじみが薄いもの, と同時に新しい知見について紹介する. 声帯に異常が見られない音声障害には, 機能性発声障害や痙攣性発声障害がある. 前者の治療には積極的に耳鼻咽喉科医がかかわるべきもので, 見た目の異常がないことで治療不要との判断をしてはならない. 後者は声帯筋の局所性ジストニアであり, 的確な治療により改善するため, 疾患についての認識と理解が必要である. 老人性声帯萎縮による嗄声は, 日常生活において乾燥の回避や唾液分泌を促進する工夫, 声を積極的に使うことで改善へ向かう. 音声障害の外科的治療は声帯ポリープや声帯麻痺など疾患によりその方法も多彩であるが, いずれにおいても内視鏡の進歩により外来での日帰り手術の適応が広がった. 声帯ポリープ摘出術や声帯萎縮・片側声帯麻痺に対する声帯内注入術は, 喉頭の麻酔を十分に行えば, 内視鏡下での微細な手術が外来で可能である. ただし片側声帯麻痺に対しては, 確実に良い声を得るためには入院での披裂軟骨内転術が望ましい. 音声障害は特徴的な声や声帯の動きといった動的情報が診断に重要である. われわれはweb上でホームページを立ち上げ音声障害に関する情報を発信している.
著者
豊村 文将 渡嘉敷 亮二 平松 宏之 上田 百合 服部 和裕 高野 愛弓 渡嘉敷 邦彦
出版者
東京医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

痙攣性発声障害郡において前帯状皮質から基底核や中核言語領域への機能結合の増加を認めた。また、情動が痙攣性発声障害になんらからの関与をしている可能性が示唆された。その際、一般的に情動に最も関与しているとされる扁桃体よりも前帯状皮質からの関与が強く、それと線条体との機能結合が原因ではないかと考えられた。
著者
平松 宏之 奥寺 憲穂
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.224, pp.66-69, 2003-05

——上場の初値二二万八〇〇〇円(公募価格二二万五〇〇〇円)は見込み通りでしたか?平松 あの時は日経平均が非常に低調で、直前に公開したところが軒並み公募割れしていましたから、何しろ公募割れさえしなきゃいいが、と思っていました。ひとまずクリアしたことで、せっかく抽選で当たった方々が損をしなくてほっとした、といのが最初の感想でした。
著者
平松 宏之 奥寺 憲穂
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.320, pp.120-123, 2002-10

◆——いまさらですが、ミシュラン一ツ星獲得、おめでとうございます。改めて、パリに「レストランひらまつ サンルイ・アン・リル」を出されたのは?平松 いつの日かパリに帰ろうというのが、僕が日本に帰ってきた時の願いだったんです。そもそも、僕が1982年にパリから日本に帰ろうと決めたのは、フェルナン・ポワン*の「若者よ、故郷へ帰れ。