著者
風間孝 河口和也著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
2010
著者
河口 和也 釜野 さおり 菅野 優香 清水 晶子 石田 仁 風間 孝 堀江 有里 谷口 洋幸 菅沼 勝彦
巻号頁・発行日
2013-04-01 (Released:2013-05-21)

本科研研究グループは、「調査」「理論」「政策」の3つの研究クラスタから構成され、年に3回の全体研究会議を開催した。各クラスタよりの研究実績を以下に報告する。調査クラスタは、2015年3月に「男女のあり方に関する意識調査」として、全国130地点において質問票2600票を送付し、1259名(回収率48.4%)から回答を得た。2015年度には、その調査結果の解析を行い、2015年11月末に東京において調査報告会を実施した。さらに、調査報告書については現在作成中である。理論クラスタは、昨年度より引き続き、2015年10月より6回の連続公開講座を開催して本分野の研究成果を共有するとともに、参加者からのフィードバックを通じて現在の日本社会においてどのような知見が求められているのかを確認した。また、日本におけるクィア理論の学術言説の歴史と広がりを確認するため、二度の研究会を通じて集中的に検討すべき学術領域を見極め、各研究者による検討作業に着手すると同時に、2016年夏に中間検討会を開催すべくその準備を開始した。政策クラスタでは、2014年度に引き続き、全国都道府県・政令指定都市への調査 結果の分析を実施した。人権および男女共同参画の条例や基本計画において、各 文書に性的マイノリティに該当する語句が散見されることがわかった。とくに人 権関連では法務省の人権週間で使用されている表現と同様のものが目立ち、男女 共同参画関係では国の第3次基本計画以降に言及が増えてきている。ただし、多 くが性同一性障害に限定されており、性的指向に関しては数少ない。また2016年 度に実施する全国約2,000の自治体への悉皆調査に向けた検討を開始した。この 調査では、全国の男女共同参画担当課に文書レベルでの言及と取り扱った事例に ついてWEBアンケートを実施することとなった。
著者
河口和也著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
2003
著者
河口 和也
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.196-205, 2010-09-30 (Released:2012-03-01)
被引用文献数
1
著者
風間 孝 クレア マリィ 河口 和也 清水 晶子 谷口 洋幸 堀江 有里 釜野 さおり 菅沼 勝彦 石田 仁 川坂 和義 吉仲 崇
出版者
中京大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007 (Released:2007-04-01)

英米起源のクィア・スタディーズを日本の文化・社会において適用する場合の可能性を明らかにするために研究を行った。その結果、(1)ナショナリズムとグローバリゼーションに関わる問題系が、日本におけるジェンダーやセクシュアリティの政治的・文化的な統御と管理とを考えるにあたっても欠かすことのできない問題として急激に浮上しつつあること、(2)セクシュアリティおよびジェンダーが階層・階級、人種・民族、地域、国籍といった軸と交差しながら存在しているとの視座から研究を進めていくことの重要性、を確認した。
著者
風間 孝 菅沼 勝彦 河口 和也 堀江 有里 清水 晶子 谷口 洋幸 釜野 さおり 石田 仁
巻号頁・発行日
2010 (Released:2010-08-23)

本研究では、セクシュアリティおよびジェンダーの軸と、階層・階級、人種・民族、地域、国籍といった軸とを交差させるなかで、日本においてクィア・スタディーズを展開していくことを目的とした。その結果、法制度や社会調査、社会制度設計において、理論研究と実証研究の問題意識とが交流のないままに研究が進められている現状が明らかとなり、研究成果を他の学問分野および(市民)社会領域と交流させていくことの意義と緊要性が確認された。