著者
片山 幸太郎
出版者
日本バイオフィードバック学会
雑誌
バイオフィードバック研究 (ISSN:03861856)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.99-104, 2015-10-25

リスクリテラシーとは,リスクに接する際に,その背景にまで考えを及ばせ,リスクの波及範囲を正確に見極め対処する力を備え,さらにリスクを予防する能力のことをいう.市民生活におけるリスクリテラシーにおいては,日常の生活における種々のリスクに加え,不期遭遇的なクライシス状況に対応する能力も求められている.そこで本稿ではリスクマネジメントの概念についてまず整理をし,さらにクライシス状況に対し準備すべき具体的事項について武道家として概説する.
著者
石川 慎士 片山 幸太郎 糸賀 裕
出版者
日本歯科医史学会
雑誌
日本歯科医史学会会誌 (ISSN:02872919)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.29-54, 2005-03-30
参考文献数
253
被引用文献数
3

我々は日本のスポーツ界に偉大な足跡を残した歯科医師に関する一連の研究の実施を企画した.すなわち,スポーツとの関わり合いが深く,歯科医学に対して,またスポーツに対して,多大なる貢献をなされた諸先覚の業績を記録していくことにより,スポーツ歯学という新しい分野の歴史的発展への道標のひとつにしたいと考えた.今回は昭和32年から昭和38年まで6年に亘りプロボクサーとしてフェザー級及びバンタム級で活躍した歯科医師黒木正克先生の業績について報告する.黒木先生は昭和32年,1958年度西日本フェザー級新人王戦でプロデビューを果たし,見事西日本フェザー級新人王に輝いた.その後も本格的なボクサータイプのKOボクサーとして関西のボクシング界を中心としてその名を全国に馳せ,フェザー級6位およびバンタム級5位にランクされた.最終戦績は49戦25勝(12KO・TKO)18敗3分け3エキジビジョンの輝かしいものだった.
著者
石上 恵一 星野 浩之 武田 友孝 月村 直樹 高山 和比古 青野 晃 大岩 陽太郎 濱田 久 島田 淳 片山 幸太郎 大木 一三
出版者
社団法人 日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科学会雑誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.481-487, 1992-06-01 (Released:2010-08-10)
参考文献数
17
被引用文献数
2 2

Recently, sports dentistry has attracted attention as a field of sportsmedicine. Since the stomatognathic system and the systemic condition closely affect with each other, we have studied both of them objectively, physiologically and scientifically.Archery is a sport requiring static concentration of thought, and it seems to be extremely important for this sport to control a basic posture at the time of aiming at a target.This study was carried out for the purpose of obtaining a fundamental data on how a bite raising for vertical position by a resin splint, which maintained stable occlusion, influenced gravity fluctuations in posture at the time of aiming at a target.
著者
石上 惠一 星野 浩之 武田 友孝 月村 直樹 高山 和比古 青野 晃 大岩 陽太郎 濱田 久 島田 淳 片山 幸太郎 大木 一三
出版者
社団法人日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科學會雜誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.481-487, 1992-06-01
被引用文献数
16 2

最近,スポーツ医学の一分野として,スポーツ歯学が注目されつつある.これは顎口腔系の状態と全身状態が,密接に影響しあっていることから当教室ではこれらを客観的,生理学的および科学的に探究することを目的とし,検討を行っている.本研究は,その1つとしてスポーツの中で,その種目により静的な基本姿勢,"゜構え"が要求されるアーチェリー競技において,レジンスプリントを装着し,そして咬合させることにより得られた状態とその挙上量の変化とが"的"′を捕らえるときの"構え"の安定性,すなわち重心動揺にどのような影響を与えるかを検討するため,まずその基礎的一資料を得る目的で行ったものである.
著者
石川 慎士 片山 幸太郎 糸賀 裕
出版者
日本歯科医史学会
雑誌
日本歯科医史学会会誌 (ISSN:02872919)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.117-125, 2004-05-30
被引用文献数
3

我々は日本のスポーツ界に偉大な足跡を残した歯科医師に関する一連の研究の実施を企画した.すなわち,スポーツとの関わり合いが深く,歯科医学に対して,またスポーツに対して,多大なる貢献をなされた諸先覚の業績を記録していくことにより,スポーツ歯学という新しい分野の歴史的発展への道標の一つにしたいと考えた.今回は,昭和31(1956)年12月,第16回オリンピック・メルボルン大会の水泳競技に1500m自由形選手として参加し,活躍された歯科医師八木清三郎先生の業績についで報告する.八木先生は『古橋の再来』と言われた山中選手と高校時代から良きライバルとして水泳に励み,大学では同じ部のチームメイトとしても切磋琢磨した.その結果,世界記録第3位という輝かしい成績及び第16回オリンピック・メルボルン大会出場の栄冠を手にした.
著者
永田 勝秀 片山 幸太郎 東條 秀太郎 佐藤 泰生 松沢 耕介
出版者
公益社団法人 日本口腔インプラント学会
雑誌
日本口腔インプラント学会誌 (ISSN:09146695)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.264-272, 2005-06-30 (Released:2014-11-15)
参考文献数
17

We prepared two types of bone defect fillers (BDFs) which were made from a mixture of α-tricalcium phosphate (α-TCP) with chitosan or alginate in solution. A solidifier was added to the mixtures. These solutions were then kneaded to be solidified. The solid substances, named chitosan-BDF and alginate-BDF, were implanted in femurs of guinea pig to study the effects of the BDFs on the processes of bone formation by EPMA. The alginate-BDF was surrounded with growing bone from all directions at 6 months after the operation and seemed to have an affinity to the tissues. However, no degraded or absorbed form of the BDF was observed. In contrast, most of the chitosan-BDF was replaced by growing bone at 6 months. The adjacent part of the BDF to surrounding cortical bone was especially well-absorbed, probably due to being involved in a reabsorption process after ossification. According to the data, both BDFs were shown to have excellent mechanical properties for filling bone defects. Especially, the chitosan-BDF would be useful as bone defect filler because of its induction of ossification and its smooth absorption.
著者
片山 幸太郎 真野 高一
出版者
日本歯科医師会
雑誌
日本歯科医師会雑誌 (ISSN:00471763)
巻号頁・発行日
vol.48, no.9, pp.p999-1005, 1995-12
被引用文献数
15