著者
西井 修 荒川 文男 石橋 孝一郎 中野 定樹 志村 隆則 鈴木 敬 橘 貢 戸塚 米太郎 津野田 賢伸 内山 邦男 山田 哲也 服部 俊洋 前島 英雄 中川 典夫 成田 進 関 光穂 島崎 靖久 里村 隆一 高須賀 知哉 長谷川 淳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路
巻号頁・発行日
vol.98, no.23, pp.17-24, 1998-04-24
被引用文献数
6

2命令を同時に実行し、チップサイズが58mm^2のマイクロプロセッサを開発した。0.25ミクロン, 5層配線CMOSプロセスを用い、200MHz動作時の消費電力は1.2Wである。本報告は、チップ概要、低電力のための機構、および高性能化のために行った設計内容について述べる。浮動小数点演算の高性能化のため、1クロックにつき7個の単精度浮動小数点演算を処理可能なグラフィックFPU、およびサポート命令を設けた。このグラフィックFPUは2ステージ構成の4元内積(積和)演算器を有する。該内積演算器のディレイ(シミュレーション値)は3.69nsである。
著者
石橋 孝一郎
出版者
電気通信大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

Q値の大きいMEMS共振器を製作し、これを用いて無電源のウエイクアップモジュールを実現することを目的として、研究を行った。静電型MEMS共振器の設計法、製造法、測定法、動作シミュレーション方法を確立した。くし歯型静電型MEMSを製作し、131MHzの共振周波数を確認した。一方、静電型MEMS共振器では、ウエイクアップ信号発生に必要な共振エネルギーが得られないこともわかった。次に圧電型MEMS共振器について検討し、圧電型で一定の大きさのMEMS共振器で900MHz帯でウエイクアップモジュールが実現できることを明らかにした。
著者
水野 弘之 松崎 望 長田 健一 新保 利信 大木 長斗司 石田 浩 石橋 孝一郎 久礼 得男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路
巻号頁・発行日
vol.96, no.64, pp.21-28, 1996-05-23

電源電圧1Vで100MHz動作する16-KB(L2)2-KB(L1)4ウェイ・セット・アソシアティブキャッシュを0.25μm CMOSプロセスを用いて開発した. 低電圧で100MHz高速動作させるために, ビット線分離型メモリ階層方式を開発し,ーつのメモリセルアレイで周辺回路を共通化してキャッシュの階層化を実現した. この技術により実効レイテンシを38%短縮し, 消費電力を23%低減した. また, 多ビット化するアドレスのタグ比較の低電力化のためにドミノ型タグ比較器を開発し, タグアレイの実効的な消費電力を30%低減した.