著者
吉野 博 村上 周三 赤林 伸一 倉渕 隆 加藤 信介 田辺 新一 池田 耕一 大澤 元毅 澤地 孝男 福島 明 足立 真弓
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.10, no.19, pp.189-192, 2004-06-20 (Released:2017-04-14)
参考文献数
18
被引用文献数
2 1

The purpose of this survey is to clarify the status of standards on ventilation requirements for residential buildings in European and North American countries. This paper reports the minimum ventilation rate for the residential buildings in eleven countries which are described in the literatures. The airflow rate and air change rate are calculated for a model house proposed by The Architectural Institute of Japan. As a result, the values of air change rate is around 0.5 ACH in almost all countries.
著者
石川 佳生 千葉 隆弘 福島 明
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.26, no.64, pp.1049-1053, 2020-10-20 (Released:2020-10-20)
参考文献数
5

In this study, we analyzed the range of business areas where business profitability could be secured when selling “branded houses” using regional materials. The general administrative expense ratio of 5% or more, which is a condition for securing profitability, was satisfied when the distance from the town S to the site was about 100 km. In addition, the profitability of the entire brand housing new construction business could be ensured when one out of three buildings or three out of five were constructed outside of the town. The distance from town S to the site was about 125 km.
著者
鈴木 基広 永野 柾巨 泰江 輝雄 福島 明 佐藤 功一 小勝 薫 三浦 妙太
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1103-1106, 1985-09-25

坐骨神経に発生した巨大な孤立性神経鞘腫の一例を経験したので報告した.症例は48歳男性.約10年前,左大腿後面に無自覚性の小結節を生じ,漸次増大した.来院時,腫瘤は24cm×25cm,弾性硬で圧痛があった.術前検査により悪性新生物を考えて手術を行った.腫瘤は大腿二頭筋の深部に存在し,被膜に包まれ,坐骨神経本幹に連続していた.大きさは19cm×13cm×12cm,重さ1,852gと巨大な腫瘍であった.割面は充実性で,肉眼的には黄白色で一部に出血巣が認められた.病理組織はAntoni A型とAntoni B型の混合型の神経鞘腫であった.坐骨神経に発生する腫瘍には悪性のものが多く,神経鞘腫で,本症例のごとく巨大なものは,今日まで報告がなされていない.症例は術後5年間の経過観察をするも,再発の徴候なく,元気に社会生活を送っている.
著者
福島 明子 Meiko Fukushima 作新学院大学人間文化学部 SAKUSHIN GAKUIN UNIVERSITY
雑誌
作新学院大学人間文化学部紀要 = Bulletin of The Faculty of Human and Cultural Sciences Sakushin Gakuin University (ISSN:13480626)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.1-20, 2008-03-01

本研究では、栃木県那須鳥山市烏山地区の山あげ祭を対象として、当番町、時代、および祭への関与に着目しながら、山あげ祭のイメージや心理的機能について検討を行った。SD法により、金井町は派手で賑やかなイメージ、仲町は静かでこぢんまりとしたイメージ、鍛冶町は豪華でありながら伝統を重んじる質実剛健なイメージなど、各当番町の個性が浮き彫りにされた。各当番町が個性を固持することは、自町のアイデンティティや誇り、他町への競争意識を高め、6年に一度当番町を務めあげるにあたっての原動力、鳥山全体として山あげ祭を継承するモチベーションとなっていると考えられる。因子分析により、山あげ祭の心理的機能として「集団における自己実現」「自由」「神聖さ」「自尊心」「協同」の5因子が抽出された。男性、自営業者、宮座に入っている人、若衆経験者はより集団における自己実現欲求を、宮座に入っている人はより神聖さや自尊心を、高齢者はより自尊心や協同欲求を充足させていた。量的データによる検討で、従来人々が各当番町、現在および昔の若衆に対して漠然と抱いてきた特質が確認されると同時に、何百年間もの間、変遷を遂げつつ継承されてきた伝統的祭のなかに今なお固有の祭の精神が受け継がれていることが示唆された。
著者
福島 明子 Meiko Fukushima 作新学院大学人間文化学部 SAKUSHIN GAKUIN UNIVERSITY
出版者
作新学院大学人間文化学部
雑誌
作新学院大学人間文化学部紀要 (ISSN:13480626)
巻号頁・発行日
no.6, pp.1-20, 2008-03

本研究では、栃木県那須鳥山市烏山地区の山あげ祭を対象として、当番町、時代、および祭への関与に着目しながら、山あげ祭のイメージや心理的機能について検討を行った。SD法により、金井町は派手で賑やかなイメージ、仲町は静かでこぢんまりとしたイメージ、鍛冶町は豪華でありながら伝統を重んじる質実剛健なイメージなど、各当番町の個性が浮き彫りにされた。各当番町が個性を固持することは、自町のアイデンティティや誇り、他町への競争意識を高め、6年に一度当番町を務めあげるにあたっての原動力、鳥山全体として山あげ祭を継承するモチベーションとなっていると考えられる。因子分析により、山あげ祭の心理的機能として「集団における自己実現」「自由」「神聖さ」「自尊心」「協同」の5因子が抽出された。男性、自営業者、宮座に入っている人、若衆経験者はより集団における自己実現欲求を、宮座に入っている人はより神聖さや自尊心を、高齢者はより自尊心や協同欲求を充足させていた。量的データによる検討で、従来人々が各当番町、現在および昔の若衆に対して漠然と抱いてきた特質が確認されると同時に、何百年間もの間、変遷を遂げつつ継承されてきた伝統的祭のなかに今なお固有の祭の精神が受け継がれていることが示唆された。
著者
及川 敬敏 葛西 祐介 石山 敦士 中居 賢司 福島 明宗 伊藤 学 葛西 直子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SCE, 超伝導エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.139, pp.23-26, 2006-06-29

母親が緊張したり,リラックスしたりしている状態が胎児にどのような影響を及ぼすかについて興味がもたれている.そこで本研究では胎児心磁図(fMCG: fetal MagnetoCardioGram)の計測により,母親の心拍変動と胎児の心拍変動の関係を調べた.暗算およびクラシック環境下における母親の心電図と胎児のfMCGを同時計測し,母親と胎児の心拍変動とそのスペクトルを求め,心拍数,CV値(Coefficient of Variation),LF(Low Frequency),HF(High Frequency),LF/HFを算出した.それぞれの値から母親と胎児の心拍変動の関係について検討した.その結果,母親が緊張している場合には,胎児も緊張していることが多いことが分かった.