著者
竹田 眞
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.322-324, 2012 (Released:2013-02-14)
参考文献数
4

顔面神経麻痺後の異常神経再生による「ワニの涙」症候に対する根本的治療は無い。この現象は唾液支配分枝が涙腺を異常支配する事により起こるとされている。今回筆者は右顔面神経麻痺後の「ワニの涙」症候を針治療にて急速な改善を認めた一例を経験したので報告する。用いた針は和針(ステンレス製)1寸6分,3番である。また取穴は,右聴宮,右太陽,右和髎であった。10分間の置針一回のみで「ワニの涙」症候は完全に消失し,再発は無かった。しかし食事中の瞼裂狭小は改善するものの完全には消失しなかった。
著者
小橋 重親 井齋 偉矢 富山 知隆 中島 俊彦 竹田 眞
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.109-113, 2016 (Released:2016-08-18)
参考文献数
12

流涙や眼脂の原因となる鼻涙管狭窄症に対しては,鼻涙管ブジー法が一般的に行われている治療法である。鼻涙管ブジー法で軽快しない57歳,女性の涙目に柴蘇飲を投与したところ,3日で軽快したことを経験した。その後の検討で,成人11例中10例(90.9%)において柴蘇飲が鼻涙管狭窄症に有効であった。成人は全例,眼科で鼻涙管狭窄の診断を受けており,うち9例が鼻涙管ブジー法を行っていた。また幼児の流涙2症例も柴蘇飲の投与で,1週間で流涙が改善した。鼻涙管狭窄症による流涙に対しては,柴蘇飲が治療の選択肢になり得ると考えられた。
著者
坂田 真穂 竹田 眞理子
出版者
和歌山大学
雑誌
和歌山大学教育学部紀要. 教育科学 (ISSN:13425331)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.9-14, 2007-02-28

不登校の面接では、不登校生徒本人よりもその保護者が来談することが多く、学校現場では、さまざまなニーズに応じた取り組みが期待されるため、個人心理療法に固執していては問題の解決が困難な場合がある。また、学校におけるカウンセリングでは比較的短期に結果を出すことが求められるため、家族療法など、直接的介入が必要となるケースも少なくない。本研究は、定時制高校に通う不登校男子生徒の両親とのスクールカウンセリング(カウンセラー : 第一著者による)について、家族療法的視点からその過程をまとめ、考察を行ったものである。本研究では、スクールカウンセラーが不登校生徒の両親を対象に夫婦サブシステムを強化する形で家族システムに介入し、また、不登校を起こさせる関わりのパターンを断ち切るよう取り組んだ。その事例を紹介しながら、スクールカウンセラーとして、学校現場でどこまで家族療法的なアプローチが可能であるのかについて考察した。
著者
寺澤 捷年 竹田 眞 八木 明男 地野 充時
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.165-167, 2017 (Released:2017-10-20)
参考文献数
2

漢方医学においては腹部の診察は証の決定に必須である。筆者らは腹診によって診断した腹部大動脈瘤の二症例を経験した。腹部動悸という症候に動脈瘤を伴うことは非常に稀なことではあるが,全ての臨床家はこのことに注意を払う必要がある。
著者
今井 弘一 竹田 眞人 北坂 弘行 中村 正明
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械. Special issue, 日本歯科理工学会学術講演会講演集 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.14, no.25, pp.32-33, 1995-03-31
被引用文献数
1

粘膜モデルによる細胞回復度試験法を開発する目的で、粉末状の接着性モノマー4種ならびに液状のMMAとTEGDMAについて、2種の市販モデルを用いて細胞回復させた.また7種の溶媒に各モノマーを溶解させた従来の細胞回復度試験も行った.その結果、市販モデルを用いた方法による細胞回復度試験は可能で、試験したモノマーの細胞回復度を得ることができた.一方、溶媒を用いた従来の細胞回復度試験では変動の大きい細胞回復度であり、培養液に難溶性もしくは不溶性の細胞毒性試験について検討を要することがわかった.