著者
上原 泰 細井 淳 細野 哲 松中 仁 中村 和弘 牛山 智彦
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.60-62, 2009

レオメーターの圧縮試験によるゆであげ直後およびゆで上げ7分後の中華麺の硬さ(ヤング率)は食味官能評価と高い正の相関関係にあり,中華麺用小麦の選抜手法として有効であると考えた.また,品種により年次変動が大きく,さらなる検討が必要である.
著者
細野 哲央 小林 明
出版者
日本造園学会
巻号頁・発行日
vol.72, no.5, pp.897-900, 2009 (Released:2011-02-03)
著者
細野 哲夫
出版者
Yamashina Institute for Ornitology
雑誌
山階鳥類研究所研究報告 (ISSN:00440183)
巻号頁・発行日
vol.7, no.5, pp.533-549, 1975
被引用文献数
2

1.1962年4月から1973年12月までの間に,長野県長野市川中島北戸部附近でオナガと他の鳥類との相互関係について調査した。<br>2.北戸部附近に行動圏をもつ常行寺オナガ群の行動圏内に出現した鳥類は,27科53種である。そのうち,次の17種にオナガとの反応行動が観察された。オオミズナギドリ,ゴイサギ,コサギ,マガン,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,コアジサシ,キジバト,カッコウ,ヒヨドリ,アカモズ,スズメ,ムクドリ,コムクドリ,カケス,ハシボソガラス。<br>3.反応行動がみられた17種について代表的な事例を述べた。<br>4.反応行動をその発生状況と場面から,害的関係,食物関係,塒関係の三点に分け種別に第6表にまとめた。<br>5.害敵関係は,13種の間にみられた。その際の反応行動は,A,警戒的な音声の発声B,攻撃C,擬攻撃(mobbing)D,追撃飛翔E,逃避の五つにまとめられた。Aによる表現が最も多く観察された。<br>6.ゴイサギ,コサギなどの大型の水鳥類に鋭敏に反応した。捕食者的地位にないものになぜ反応するかは,明らかでない。<br>7.ノスリ,チョウゲンボウの飛翔しているものに反応を示し,停止しているものには,全く反応を示さないか,または,mobbingした。トビに対しては,主として低空の直線飛行にのみ反応を示し,その行動に前2種とは,別な評価を下していた。<br>8.カッコウに対する反応の頻度は低く,タカ類に似た羽色や形態が効果的に作用しているかどうか明確でない。<br>9.ハシボソガラスとは,警戒的な音声による反応が通年(第5表参照)みられたが,繁殖期には,攻撃,追撃飛翔などの烈しい行動が加わった。また,幼鳥や塒への通過鳥には反応行動は示さなかった。<br>10.食物関係としては,ムクドリ>オナガ>ヒヨドリという順位が成立していた。種間の食物争いは,食物の量や分散状況のみならず,鳥相互が,どの食物を選択するかによっても生ずる。<br>11.塒関係は,ムクドリとの間にみられた。ムクドリの個体数が増加することによって,オナガは,塒を移動した。
著者
上原 泰 細井 淳 細野 哲 松中 仁 中村 和弘 牛山 智彦
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.60-62, 2009-03-31 (Released:2017-02-26)
参考文献数
4

レオメーターの圧縮試験によるゆであげ直後およびゆで上げ7分後の中華麺の硬さ(ヤング率)は食味官能評価と高い正の相関関係にあり,中華麺用小麦の選抜手法として有効であると考えた.また,品種により年次変動が大きく,さらなる検討が必要である.
著者
細野 哲央 小林 明
出版者
日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.72, no.5, pp.897-900, 2009
被引用文献数
3 1

街路樹は法律上、道路の付属物とされる。しかし、街路樹は二酸化炭素固定等の生物的機能、微気象緩和等の物理的機能、生理的疲労の低減等の心理的機能などをもち、様々な効果を複合的にもたらすことから、道路空間には欠かせない要素となっているということができる。一方で、街路樹の倒木や枝折れによる事故も少なからず発生し、それによって道路利用者に人的・物的な被害も生じていることが知られている。街路樹に関わる事故の発生を防いで、道路利用者の安全を確保し、的確な道路管理を可能とするためには、そのような事故の実態を把握することが有益であると考えられる。街路樹の実態に関する既往の研究は、樹種の変遷に関するもの、クスノキやハナミズキの生育状況等を分析したものや、支柱の現状把握、街路樹の根系による歩道への影響などはみられても、事故の実態についてはみあたらない。植栽関連事故の裁判例については、これまで植栽の適正管理の観点から細野らの一連の研究で分析の対象とされてきている。しかし、裁判例は全体の約0.05%しか公刊されておらず、実際には参照することのできない裁判例も数多いといえる。また、中島によれば、街路樹を原因として事故が発生したとしても裁判にまで至らないケースがほとんどであるとされる。したがって、裁判例を対象とするだけでは、街路樹に関わる事故の実態を明らかにするためには不十分であるといえる。そこで本研究では、街路樹の倒木や枝折れ等によって道路利用者に被害が生じた事故(落下直撃事故)の実態を明らかにすることを目的とする。
著者
細野 哲夫
出版者
Yamashina Institute for Ornitology
雑誌
山階鳥類研究所研究報告 (ISSN:00440183)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.63-71, 1983
被引用文献数
9

(1) 1976年から1980年に,長野県上水内郡鬼無里村大字日影•鬼無里(西地区)で,オナガの年間の個体数の変化と繁殖について調べた。<br>(2) 積雪期間が12月末から4月上旬に及び,積雪1~1.5mの地域にも通年オナガは生息していた。調査地域内の地域群は1群で,最大個体数は約40~45羽であった。<br>(3) 6巣を発見した。うち2巣は非繁殖期の群行動圏外,約3.5kmの所であった。<br>(4) 営巣木は,モミ,スギ,カイヅカイブキ,ウメであった。産卵は6月初旬から7月中旬の間であった。1腹の卵数は,6~7卵で今までの観察例と似ている。3巣で不ふ化卵が1~2個みられた。抱卵日数,育雛日数も従来の観察と特に変った点はみられなかった。<br>(5) 1巣にカッコウが托卵した。カッコウの卵が4日前にふ化し,オナガの卵と雛を巣外へ出してしまった。小林建治氏によれば,塩尻市東山の1巣では,両者とも巣立った。<br>(6) 育雛期に,前年生まれの個体による手伝い行動が見られた。雛および雌への給餌,糞の始末,害敵の攻撃などが観察された。
著者
細野 哲央
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.465-470, 2006-03-27
参考文献数
5
被引用文献数
1 2

This research aimed at clarifying proper management of planting demanded from a legal viewpoint. First, Article 2 of State Redress Law and Article 717 of Civil Code were set as keywords, and the judicial precedent was searched, using the Internet database "law information database LEX/DB Internet". And the examples in connection with the accident that the falling trunk or branch of the tree hits victims directly were taken up out of the searched examples. And then, the other judicial precedent was supplemented by obtaining it from the court. Finally, six examples were summarized in the table, observing the regarded fact in the decision. As a result, the relation between the legal responsibility for manager and the contents of planting management on the judicial precedent for the accident that the falling trunk or branch of the tree hits victims directly could be clarified.
著者
細野 哲夫 巣山 第三郎
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.177-178, 1998-02-25 (Released:2007-09-28)
参考文献数
3

The first breeding of Pica pica was observed in Oami, Otari Village, Nagano Perfecture (36° 53′20″N, 137°52′10″E) in 1997. The nest was built on a utility pole with twigs of Japanese Cedar, a kind of oak etc. All chicks fell from the nest and died before fledging.
著者
細野 哲央 三島 孔明 藤井 英二郎
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.489-494, 2005-03-31
被引用文献数
3 3

This research aims at clarifying proper management of planting demanded from a legal viewpoint. First, Article 2 of State Redress Law and Article 717 of Civil Code are set as keywords, and the judicial precedent is searched, using the Internet database "law information database LEX/DB Internet". And then, the examples in connection with roadside planting were taken up out of the searched examples. The acquired judicial precedent was classified, observing the concrete mode of the accident. And five examples that the accident occurred when the victim collided with planting directly were summarized in the table, observing the regarded fact in the decision. Consequently, the relation between the legal responsibility for manager and the contents of planting management on the judicial precedent for the collision with roadside planting could be clarified and expressed to the figure.