著者
落合 守和
出版者
中京大学
雑誌
中京大学教養教育研究
巻号頁・発行日
vol.16, pp.27-35, 2006

去る2006年2月22日に、首都大学東京都市教養学部人文・社会系教授落合守和先生をお招きし、「東京都立大学から見た統合新大学-首都大学東京、教養教育の現状と課題-」と題してご講演をお願いした。ご講演は午後1時30分から行われ、34名の参加者(教養部教員29名、教養部外5名)が、氏の2時間近くにもおよぶご熱弁に聞き入った。本稿は講演会の司会者として、また聴講者の1人としての参加記である。落合氏のご講演内容は6項目から構成されていたが(資料1)本稿ではそれらを3章に再構成してお伝えすることとしたい。また拙文の理解の助けとすべく、当日にご配布いただいた以外の資料も、必要に応じて引用させていただく。それらの点を、あらかじめお断りさせていただきたい。
著者
原 聖 藤井 毅 大黒 俊二 高田 博行 寺尾 智史 三ツ井 崇 名和 克郎 包 聯群 石部 尚登 HEINRICH Patrick 荒木 典子 岩月 純一 バヤルメンド クルマス フロリアン デフラーフ チアド 黄 行 フフバートル カムセラ トマシュ 中江 加津彦 落合 守和 オストラー ニコラス プルブジャブ スマックマン ディック 田中 克彦 許 峰 徐 大明 珠 麗 彭 韃茹翠
出版者
女子美術大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本科研の重要な成果は、(1)書き言葉生成時にある程度の標準化が行われている、(2)欧州の初期標準規範においては、①文字化と②詩歌など韻律規則を伴う書記規範の生成の2段階を経る、(3)ラテン語文化圏でも漢字文化圏でも、権威をもつ文字をそのまま採用する場合と、その変種的な創作を行う場合がある、(4)欧州における新文字の生成は紀元前1千年紀から紀元後1千年紀であり、(5)漢字文化圏における漢字に類する新文字の生成は、やや遅れ、紀元後5世紀以降、表音文字の中東からの流入以降、中央集権の力が比較的弱まる宋王朝(10-12世紀)にかけてである。