著者
大西 豊 西村 文武 藤原 拓 小野 芳朗
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会研究発表会講演論文集 第18回廃棄物学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.236, 2007 (Released:2007-11-23)

ポリ塩化ビニル製品からの溶出物質として親水性の有機物,とりわけ多くの浸出水中で検出されるフェノール類を対象として本研究ではとくに埋立直後に上昇すると考えられる内部温度に注目してまたポリ塩化ビニル製品の材質について,製品の硬度に注目し溶出試験を行った.
著者
津野 洋 河村 正純 西村 文武 日高 平 本間 康弘 蒲池 一将 渡部 紀一
出版者
Society of Environmental Conservation Engineering
雑誌
環境技術 = Environmental conservation engineering (ISSN:03889459)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.227-234, 2012-04-20
参考文献数
16

溶解性の重クロム酸COD(以下CODと記す)濃度が1000~1500㎎/LおよびSS濃度が300㎎/Lとなるように糖質系高濃度食品工場廃水と人工的合成生ごみにより調整した調整食品廃水,ならびに実際の製あん食品工場廃水の処理に対し,生物活性炭嫌気性反応装置を適用し安定的および効率的な処理の可能性とその操作因子について検討した.調整食品廃水および製あん食品工場廃水に対し,COD流動床容積負荷が各々0.5~33㎏/(m<sup>3</sup>・日)および1.6~29㎏/(m<sup>3</sup>・日)の条件下で,平均全COD除去率は各々86%および89%であった.調整食品廃水に対して,平均溶解性COD除去速度を基にした固形性COD変換率は平均0.12㎏COD/㎏COD-除去量であり,流入固形性CODの95%が可溶化することがわかった.
著者
津野 洋 宗宮 功 西村 文武 小島 岳晴
出版者
公益社団法人 日本水環境学会
雑誌
水環境学会誌 (ISSN:09168958)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.246-253, 1997-04-10 (Released:2008-01-22)
参考文献数
10
被引用文献数
1

The low pH of acid precipitation is buffered by soil to some extent, but the pH-buffering mechanism also releases variety of materials, which may cause wide effect on the aquatic environment. So in this research, we have permeated artificial acid rain through soil to examine the quality of soil leachates. As a result, we have found that some soils around Lake Biwa have reached the aluminium buffer range which has possibilities of deteriorating the aquatic ecosystem. We have also found that phosphorus included in the leachate causes great effect on algal growth potential under low pH condition as 4.0.
著者
榊原 正幸 井上 雅裕 佐野 栄 堀 利栄 西村 文武
出版者
愛媛大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究では,カヤツリグサ科ハリイ属マツバイなどの有害金属に対する重金属超集積植物を用いたファイトレメディエーション技術を実用化するため,スクリーニング調査,ラボ実験,室内・温室栽培実験,フィールド実験およびエンジニアリング設計ならびに経済性評価を行った.その結果,マツバイを用いたファイトレメディエーションが重金属汚染された土壌・水環境の浄化に有効であることが明らかになった.