著者
鈴木 義和 高尾 誠 奥村 晃史 谷 和夫
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2017
巻号頁・発行日
2017-03-10

In October 2014, the Atomic Energy Society of Japan (AESJ) established an investigative expert committee to develop risk evaluation methods and measures for fault displacement on the basis of engineering approach. Following the launch of the committee, meetings were held seventeen times to discuss and examine the issue, and the committee ultimately published an investigative report in March 2017 to disseminate the research results. In this presentation, we will give an outline of the evaluation method in terms of fault displacement hazards.Fault displacement hazards for risk evaluation should be analyzed both deterministically and probabilistically.On a deterministic basis, a fault displacement, which is necessary for deterministic margin evaluation (hereinafter, ‘the fault displacement for evaluation’), is to be determined on the basis of three kinds of approach, namely: 1) geological investigation approach, 2) numerical simulation approach, and 3) database of earthquake surface faults approach. ‘The fault displacement for evaluation’ should be set not only upon comprehensive consideration of 1), 2) and 3) but also taking into account uncertainties related to 1), 2) and 3).On a probabilistic basis, hazard curves, which are necessary for Probabilistic Risk Assessment (PRA), should be determined in accordance with Probabilistic Fault Displacement Hazard Analysis (PFDHA), proposed by Youngs et al. (2003), Petersen et al. (2011), Takao et al. (2013) and so on. Furthermore, the hazard curves will be utilized as references when ‘the fault displacement for evaluation’ is examined.As stated above, the AESJ has established a methodology to determine the fault displacement hazards. In order to improve the reliability of the method, it is essential to accumulate technical knowledge and for the related academic fields to cooperate with one another.
著者
鈴木 義和 ガムシンラパサティエン スパチャイ 浅越 圭介 吉川 暹
出版者
公益社団法人 日本セラミックス協会
雑誌
日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.616, 2006

われわれは、これまで、酸化チタンをはじめとする1次元ナノ材料を用いて、色素増感太陽電池等のエネルギー変換デバイスの高効率化を検討してきた。従来検討してきた酸化チタンナノワイヤーでは、結晶性の良いものでは比表面積が小さく、単にナノワイヤーを焼成した場合では高効率化に至っていなかった。今回、酸化チタンナノワイヤーの水熱合成過程を制御することにより、部分的にナノワイヤー化された酸化チタンを用いて色素増感太陽電池を作製することにより、比較的高い光電変換効率を得ることができた。
著者
木暮 信一 斎藤 伸明 高塚 和也 土屋 孔明 阿部 拓也 鈴木 義和
出版者
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
雑誌
日本レーザー医学会誌 (ISSN:02886200)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.18-25, 2009-04-15 (Released:2010-08-13)
参考文献数
28

低出力レーザー照射(LLI)が末梢神経の伝導阻害を起こし鎮痛効果をもたらすことが報告されているが,その効果の神経線維特異性など不明な点が多い.そこで本研究では,皮膚に触刺激や痛刺激を与えたときの皮膚知覚神経応答を対象として,その応答に対するLLI効果を検討した.実験にはアフリカツメガエル(Xenopus laevis)の背側皮膚-知覚神経標本を用いた.1標本において3-5本の知覚神経を分離した.皮膚をリンガー液に浸し,脊髄端を糸で結んだ知覚神経を記録電極に装着した.それぞれの神経の受容野を手動のピンセットで確認してから,マニピュレータに装着した外径1mmの針(痛刺激)とボールペン(触刺激)で5秒間の刺激を3回ずつ行い,刺激で誘発する知覚神経応答をマルチユニット活動として記録した.コントロールを記録してから,半導体固体レーザー(532nm, 808nm; 60mW, CW)を受容野に照射して(照射面積:28.3mm2)同様の刺激を繰り返した.分離した1本の知覚神経には数10本の神経が含まれているので,さまざまな振幅(100-1200μV)の,さまざまなパターン(tonic, phasic typeなど)の応答が混在して記録された.S/N比が高く明瞭にユニットとして分離できたものをスパイク・ヒストグラムを用いて200μV毎のユニットに分類した.さらに基準を設定して,各ユニットをtactile-specific(TS),tactile-dominant(TD),pain-specific(PS),pain-dominant(PD),othersに分類した.それらのユニット数はTSが8,TDが26,PSが17,PDが35個であった.532nmのレーザー照射はそれら分類されたユニットの感覚応答を照射前を100%とした場合6-55%のレベルに減弱するまで抑制した(いずれのタイプでも照射前の応答と比較して有意に抑制された:p
著者
西光 義弘 鈴木 義和 實平 雅夫 高梨 信乃 ハリソン リチャード 住田 哲郎
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

3 年間の科学研究費補助金基盤研究(C))の間に外部の研究者を招いて講演会を開き(名古屋大学大学院・発達科学研究科渡邉雅子教授、東京大学留学生センター二通信子教授、早稲田大学留学センター佐渡島沙織准教授、一橋大学国際教育センター庵功雄准教授、同石黒圭准教授)、アカデミックライティングの様々な側面についての知見を得ると同時に、研究分担者はイギリス・カナダの大学でのアカデミックライティングの実情を調査に赴き、日本でのライティング・センターの先駆的な試みを行っている早稲田大学での様子を調査し、またアカデミックライティング関係の研究会への出席などを通じて、研究を重ね、定期的に研究会を開き、各研究分担者の研究を進め、討議を重ねてきた。3 年間の研究期間を終えるに当たり、その成果を報告書として刊行した。