著者
川村 隆浩 江上 周作 長野 伸一 大向 一輝 森田 武史 山本 泰智 古崎 晃司
出版者
人工知能学会
雑誌
2018年度人工知能学会全国大会(第32回)
巻号頁・発行日
2018-04-12

本論では,2018年に国内で初開催するナレッジグラフを対象とした推論チャレンジについて述べる.近年,深層学習をきっかけに人工知能(AI)技術への関心が高まっている.今後,AI技術は幅広く普及し,さまざまな社会システムに埋め込まれるようになるだろう.しかし,安全・安心に社会の中でAIを活用していくためには,AIによるシステムの動作を正しく解釈,検証し,品質を保証する技術が必要となる.そこで,本会セマンティクWebとオントロジー(SWO)研究会では,解釈可能性なAIに関する最先端技術の共有と研究開発の促進を図るため,推論に関するチャレンジを開催する.具体的には,広く知られたシャーロックの推理小説をナレッジグラフ化し,そこから犯人を推理(推論)する技術を広く一般から募集する.本チャレンジは2018年度人工知能学会全国大会開催当日より約半年間の日程でスタートする.是非,チャレンジへの参加をご検討されたい.
著者
長野 伸一 上野 晃嗣 長 健太
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.96, no.10, pp.2262-2273, 2013-10-01
被引用文献数
1

近年,エネルギーの効率的利用という観点から注目を浴びているスマートコミュニティを構成するモジュールの一つに,センサから取得した情報を利用してリアルタイムに交通情報を把握する次世代交通システムがある.本論文では,ソーシャルセンサとしてのTwitterから交通情報,特に鉄道の運転見合わせや遅延などの運行情報をどの程度正確,且つ,迅速に検出できるのか検証した.ツイートがもつ情報の不確実性についてはヒューリスティックスなルールによるテキスト処理,路線による情報量の違いについては統計処理におけるパラメータ値最適化により,検出結果のF値が0.85,検出までに掛かる時間が3分台となることを確認した.また,鉄道事業者が発表する公式情報よりも早く,また,鉄道事業者が発表しない小規模な事象も検出できる場合があることを確認した.
著者
長野 伸一
雑誌
人工知能
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, 2016-01-01
著者
川村 隆浩 江上 周作 長野 伸一 大向 一輝 森田 武史 山本 泰智 古崎 晃司
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
JSAI大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.1F101, 2018

<p>本論では,2018年に国内で初開催するナレッジグラフを対象とした推論チャレンジについて述べる.近年,深層学習をきっかけに人工知能(AI)技術への関心が高まっている.今後,AI技術は幅広く普及し,さまざまな社会システムに埋め込まれるようになるだろう.しかし,安全・安心に社会の中でAIを活用していくためには,AIによるシステムの動作を正しく解釈,検証し,品質を保証する技術が必要となる.そこで,本会セマンティクWebとオントロジー(SWO)研究会では,解釈可能性なAIに関する最先端技術の共有と研究開発の促進を図るため,推論に関するチャレンジを開催する.具体的には,広く知られたシャーロックの推理小説をナレッジグラフ化し,そこから犯人を推理(推論)する技術を広く一般から募集する.本チャレンジは2018年度人工知能学会全国大会開催当日より約半年間の日程でスタートする.是非,チャレンジへの参加をご検討されたい.</p>
著者
眞瀬健一 渡邉 保夫 長野 伸一 綿引 隆一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.35, pp.1-7, 2002-05-10
被引用文献数
1

交換機のソフトウェアの機能拡充で,COSMIC-FFP法を用いて開発コストの見積もりを行い,良好な結果を得た.COSMIC-FFPを用いて測定した機能規模は,開発コストと非常に高い相関関係を示している.我々は,高い相関関係の理由を分析し,その結果からコスト見積もり式を導出した.本論文では,COSMIC-FFPによる交換機ソフトウェアの測定結果,相関関係の高い理由,見積もり式とその評価について示す.We applied the COSMIC-FFP method, the latest functional size measurement method, to 13 enhancement projects of our switching systems software ranging from 4 to 121CFSUs, the units of COSMIC-FFP. In this paper, we describe the motivation we had to have decided to try to apply COSMIC-FFP, issues on its application to switching software, relationship between functional size in CFSU and costs. We have good results from the linear regression analysis of relationship between CFSUs and costs. Factors that affected the results are also analyzed.
著者
長野 伸一
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会誌 (ISSN:1345031X)
巻号頁・発行日
vol.7, no.5, pp.3-8, 2005-10-15
被引用文献数
1

組込ソフトウェアの規模は増大し複雑化する傾向を示している.さらに,その製造において,高品質で短納期・低コストであることが求められている.これらの厳しい要求を満たすためには,対象となるソフトウェアを定量的に把握し,製造プロセスの改善を行っていくことが必要である.本稿で,組込ソフトウェアの定量化手法として,COSMIC-FFPが有効であることを述べる.COSMIC-FFPは,リアルタイムシステムにも適用できるようにファンクションポイント法を拡張した機能規模測定法である.リアルタイムシステム向けに拡張された機能規模測定の手法が,組込ソフトウェアの特徴にも上手く適用できる.本論文で,組込ソフトウェアの特徴を述べ,定量化に際しての課題を提示し,COSMIC-FFPが当該課題をどのように克服しているかを述べる.また,これまでに実施されたCOSMIC-FFPの検証を参照し,COSMIC-FFPが組込ソフトウェアに有効であることを実証している例についても述べる.
著者
佐々木 健太 長野 伸一 長 健太 川村 隆浩
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

近年,ライフストリームと呼ばれるWebデータ(Twitter,ブログなど)が注目を浴びている.ところが,これらにはユーザが実際に体験した出来事以外に,単なる事実や感想なども多く含まれる.そこで,本研究ではライフストリームから,ユーザが主体的に行った行動に関する情報のみを抽出する手法を提案する.そして,Wikipedia上のデータとの比較による手法評価について述べる.