著者
安藤 和敏 伊藤 公人 甲斐 充彦 前田 恭伸 関谷 和之
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.57, no.6, pp.315-321, 2012-06-01

静岡大学工学部システム工学科で開講している授業科目「プログラムコンテスト」において,敢闘賞の決定を最短距離DEAによって行った.プログラムコンテストはグループで協調して自発的に学習に取り組むProblem Based Learningの1つであり,コンテスト形式は各グループが互いに競争して研鑽する仕掛けの1つである.競争の前提として,グループの能力が均一であることが望まれるが,グループ編成の実務上では実現困難である.どのグループも質の高いグループ活動を最後まで持続しコンテストに意欲的に参加することを期待し,2011年度から「敢闘賞」を新設した.新設の経緯と「敢闘賞」決定に用いたDEA,そしてその評価結果を報告する.
著者
中村 義人 田村 亮 関谷 和之
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.319-327, 2006-06-01

W杯の地域ブロックの割当出場枠を各国代表チームの強さのランキングに基づき,ランキングへの整合性と競争的(民主的)配分との観点から議論する.各国代表チームのランキングはFIFA公表のランキングを用いるとともに,独自に集計したデータからBradley-Terry modelに基づき最尤法と最小χ二乗法で導出したランキングを用いる.第18回W杯後,オーストラリアがアジア地域に加入することが決定している.オーストラリアのアジア加入で生じる地域ブロック再編にともなう出場枠に関して述べる.
著者
関谷 和之 安藤 和敏
出版者
静岡大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

相互評価であるAHP, ANP, DEAにおける理論と応用の両面からの展開とその融合研究を行った。一対比較行列に対する最小χ二乗法の開発, 固有ベクトル法による超行列分析の開発, 多重DEA解に対する対処などの理論的貢献とこれらの成果の多様な分野への適用による事例研究における応用面での貢献を得ることができた。これらの研究成果は、国内外の科学雑誌に掲載され, 国際会議等で口頭発表を実施した.これらの研究活動により, 国際交流の活性化し, 国内における意思決定法の研究の中心的役割を果たすことができた。
著者
森田 浩 刀根 薫 福山 博文 上田 徹 廣津 信義 関谷 和之 実積 寿也 刀根 薫 福山 博文 上田 徹 廣津 信義 実積 寿也 関谷 和之 高橋 新吾 篠原 正明
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2006

DEAにおける理論と応用の両面からの展開とその融合研究を行った。ネットワークDEAや不確実性下のDEA、評価指標の開発などの理論的貢献とこれらの成果の多様な分野への適用による事例研究における応用面での貢献を得ることができた。さらに、国際シンポジウムの開催や外国人研究者の招へいなどによる国際交流の活性化および国内におけるDEA研究の中心的役割を果たすことができた。