著者
萩野 耕司 矢治 幸夫 篠田 満 滝本 勇治 関野 幸二
出版者
[農林省東北農業試験場]
雑誌
東北農業試験場研究報告 (ISSN:04957318)
巻号頁・発行日
no.91, pp.33-44, 1996-03
被引用文献数
1

北東北地域の転換畑で飼料作物のトウモロコシ・ソルガムと麦類の周年作付体系を対象に,トウモロコシ・ソルガム等の長大型飼料作物の収穫・麦類の施肥・播種を一工程で行う同時作業機を用いて,乾物収量,安定生産性及び省力化について検討した。同時作業機を用いることにより,乾物収量は1年1作対照比136~155,同時作業機を用いない慣行体系比105(トウモロコシ・ソルガム-ライ麦体系)と増収となった。年間最多乾物収量は,トウモロコシ-ライ麦,ソルガム-大麦の2体系で得られた。同時作業機を用いることによって作付期間が延長し,増収効果が認められ,また,作物の安定多収栽培及び他作業との競合の緩和を図ることが可能である。
著者
伊藤 房雄 門間 敏幸 関野 幸二 森田 明 國分 牧衛 南条 正巳 木谷 忍 冬木 勝仁 工藤 昭彦 米澤 千夏 安江 紘幸
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では、3.11大震災の被災地におけるボトムアップ型の農業復興モデルを構築した。具体的な成果は、農地の所有と利用を分離した農地管理手法にもとづき新たに法人化した土地利用型農業を対象に、担い手確保、収益性確保、農地保全、労働力活用、部門統廃合の5点に沿って分類し、経営が不安定になり易い法人設立時や新規事業の立ち上げ時期において求められる地域農業マネジメントの特徴と,それが地域発展に及ぼす影響を総合的に取りまとめた。
著者
関野 幸二 松本 浩一 横山 繁樹
出版者
独立行政法人農業技術研究機構
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

デンマーク、オランダにおける農業技術開発・普及システムの民営化の経過と特徴を整理した。両国における普及(アドバイス)の内容から各経営に即したオーダーメイドのアドバイスが行われていることを明らかにし、それが成立する要因を検討した。また、日本における公的普及システムを概観するとともに、民間型技術普及の実態を施設園芸資材販売会社の取り組みから特徴を整理した。
著者
門間 敏幸 梅本 雅 関野 幸二 磯島 昭代 後藤 一寿 安江 紘幸 吉永 貴大
出版者
東京農業大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

農家が主体となって開発された農業技術を,技術特性・経営効果・普及可能性の3つの視点から総合的に評価した。具体的な成果は,次の通りである。1)篤農技術のデータベースの開発2)篤農技術の調査方法の開発3)農業技術の暗黙知の探索方法の開発4)経営管理能力,水稲代かき技術,大豆収穫技術,りんご剪定技術,知的財産管理技術,篤農技術の普及方法,新品種の普及ノウハウの整理。