- 著者
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大澤 啓亮
白井 克佳
阿部 篤志
- 出版者
- 一般社団法人 日本体育学会
- 雑誌
- 日本体育学会大会予稿集
- 巻号頁・発行日
- vol.70, pp.196_3, 2019
<p> 選手の過去から現在までの競技成績の推移は、その後における国際競技力の進捗のモニタリングや設定目標の検討を行う際に有用な情報である。本研究では女子テニス選手のWTAシングルスランキングに着目し、競技成績の評価指標を構築することを目的とする。対象はWTAシングルスランキングにおいて最高順位が上位16位内に入った実績のある選手(85名)とした。上位4位に入った実績のある選手のグループ(Top4)、上位5~8位に入った実績のある選手のグループ(Top8)、上位9~16位に入った実績のある選手のグループ(Top16)の3つに分類し、各年齢においてランキング上位100位までに入った選手数の割合について分析を行った。その結果、各グループにおいて18歳時点で上位100位までに入った選手数の割合が相対的に高く、特にTop4のグループでの構成比率が高かった。この結果は18歳未満の選手が年間に出場できる大会数が制限されていることが1つの要因と考えられるが、18歳時点で上位100以内に入ることが将来的に上位4位に入るための一つの指標となりうることも示唆された。</p>