著者
土元 喜美子 高橋 貴美子
出版者
The Japanese Society of Nutrition and Dietetics
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.24, no.5-6, pp.183-194, 1966 (Released:2010-10-29)
参考文献数
6
被引用文献数
1

In order to standardize the cookery method and to develope rice boiling experiment, the authors surveyed the cooking practice in 113 mass feeding kitchens and studied cooking better method of “boiled rice” through experiments using square type rice boiler.The authors pointed out two factors for quality “boiled rice”: The hours from the beginning of cooking to the point raising the temperature of rice at 100°C and keeping this temperature of rice over 30 minutes.
著者
荒木 正弘 鳩山 紀一郎 佐野 可寸志 高橋 貴生
出版者
一般社団法人 交通工学研究会
雑誌
交通工学論文集 (ISSN:21872929)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.A_185-A_192, 2021-02-01 (Released:2021-02-20)
参考文献数
6

高齢化や過疎化が進む地域では、ライドシェアが新たな地域公共交通として着目されている。本研究では、ライドシェアが地域交流を促進する効果に着目し、交流促進を考慮したライドシェアの導入可能性について検討することを目的とする。具体的には、ライドシェアサービスの利用意向や提供意向などについて、新潟県の高齢・過疎地域で自動車依存度の異なる 2 つの地域を対象にアンケート調査を実施した。結果として、自動車依存度の低い地域では、利用意向は高く、利用者を増やせれば交流に繋がる可能性があると示された。他方、自動車依存度の高い地域では、利用意向は高くないものの、イベント等と組み合わせることで交流促進に活かせる可能性が示唆された。運転手の確保は両地域における課題であり、柔軟な対策が必要である。
著者
高橋 貴 栗田 和明 渡邉 道斉
出版者
一般財団法人 住総研
雑誌
住宅総合研究財団研究年報 (ISSN:09161864)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.347-358, 1993 (Released:2018-05-01)

本研究では,インドのケーララ州とラジャスターン州,ネパールのクンブ地方の3か所で約1か月ずつ調査を行なった。目的はそれぞれの伝統建築にみられる特徴,技法を明らかにし,それが今日どのように変貌しつつあるかを探ることにあった。1.インド・ケーララ州1つの地域に20~30みられるカーストの中から,上層力-ストであるブラーマン(ヒンドゥー祭司),ナヤール(農民)の大家屋を調査対象とした。彼らの大家族制度と両者の間の特別な婚姻関係は今日解消して久しいが,そうした建物はまだ残っているし,何よりもそこに見られる建築理念や技術は姿を変えながらも継承されているからである。特にここでは大地の神ウァーストプルシャンと八方位神,建築儀礼,職人の変化について述べた。2.ネパール・シェルパ人 ネパールのサガルマータ山近くに住むシェルパ人を調査対象とした。彼らは牧畜,交易,農耕を伝統的な職業としてきたが,1970年代になると登山ガイドや商売をする人が増え,生活は一変する。ここでは伝統家屋の特徴,構造,材料とそこに見られる神観念,例えば,なぜ窓が小さかったのかを説明した。また,近年の変化の例としてナウジェ村をとりあけた。3.インド・ラジャスターン州 インド砂漠の南縁に位置する乾燥地帯で調査を行なった。家屋は ,2階建て,陸屋根平屋建て,草葺き平屋建てという3つの分類ができ,このうち2階建ては都市部,他は農村部に見られることを説明した。またこの分類と四角形,円形という平面プランとの関係,屋根材(数種類の草)壁材(れんが,日干しれんが,草)との関係も明らかにした。