著者
村澤 貞夫
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.69, no.7, pp.444-454, 1996-07-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
29
被引用文献数
2
著者
堀池 清
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.117-123, 1976-02-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
45
被引用文献数
1 2 1
著者
吉本 隆明
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.5-13, 1953

Colour problems of lead mono oxide crystal were studied.<BR>We confirmed at first the range of metal hydroxides to produce lead mono oxide on the reaction with lead salts, and the transformation conditions were investigated for lead mono oxide crystal in the process of the reactions.<BR>Then lead mono oxide crystals thus produced were subjected to<BR>(1) the examination of the relation of colour to temperature, <BR>(2) the microscopic observation, <BR>(3) the X ray analysis of the powder method, <BR>(4) and the emission spectroscopic analysis.<BR>The theoretical and experimental treatment in this paper verifies that the colour difference of lead mono oxide crystal, which is occured from the process of the formation, must be caused from<BR>(1) the difference of the crystal structure, <BR>(2) the difference of the direction of crystal growth, <BR>(3) the adsorption or insertion of other phases, <BR>(4) and the combination of (1), (2) and (3).
著者
山内 弌彦
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.6, pp.237-240, 1962-06-30 (Released:2012-11-20)
参考文献数
18

ポリ塩化ビニル, 特に軟質ポリ塩化ビニルは可塑剤を多量に含むため, この上への塗装は一般に困難とされている。本報では, まず, 各種一般塗料について, 無処理板および, クロム酸処理, トリクレン洗浄, ペーパー掛けなどの表面処理板に対する付着性を比較し, その効果を調べた。この結果, 硬質ポリ塩化ビニルに対しては全般に良好な付着性がみられ, 特にアクリル樹脂塗料, 塩化ビニル樹脂塗料は良好であった。しかし軟質ポリ塩化ビニル1こ対しては多くの塗料が粘着性を帯びるか, 付着性不良を示し, わずかにアクリル樹脂塗料が比較的良好であるに過ぎなかった。また, 各種表面処理の結果は, 硬質, 軟質ポリ塩化ビニル, いずれに対しても, 実用的価値のあるほどの効果を示さなかった。そのため良好な付着性, および, 耐粘着性をもつ塗料として, ポリウレタン, 塩化ビニル樹脂併用塗料について検討し, VAGHを比較的多量に含む場合が良好であることを知った。
著者
亀川 學
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.75, no.10, pp.500-504, 2002-10-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
6
著者
吉田 豊彦
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協會誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.75, no.7, pp.313-318, 2002-07-20
被引用文献数
1

この報文の目的は1) 塗膜の暴露または促進試験による経時変化を整理して, 2) 定量的な考察が容易な数学的モデルで表現することである。<BR>常乾アルキド樹脂エナメル8試料をサンシャイン促進耐候試験機とキセノン促進耐候試験機で1000時間まで試験した。変色は試験片と原片との色差をCIE94色差であらわした。<BR>時間と色差の関係にはつぎの2つの式がよくフィットし, 高い決定係数を示した。<BR>△E=p√t+q, △E=△Ef (1-e-<SUP>kt</SUP>) ここに△Efは仮定の色差上限値である。<BR>前者の式は劣化の初期によくフィットし, 変色の機構に拡散が支配することを示唆する点で興味があるが, 長期の暴露によって最大色差に収れんしない。後者の式は1次反応機構の仮定によって容易に誘導できるので, (1) 式より優っている。<BR>回帰方程式の係数から, キセノンの誘導期がサンシャインのそれよりも短いことを示した。また, サンシャインとキセノンの間の促進の比, すなわち, 同じ色差に相当する時間の比は一定ではなく, 色差のレベルによって変化することを示した。
著者
吉田 豊彦
出版者
色材
雑誌
色材協會誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.75, no.7, pp.313-318, 2002-07-20
参考文献数
4
被引用文献数
1

この報文の目的は1) 塗膜の暴露または促進試験による経時変化を整理して, 2) 定量的な考察が容易な数学的モデルで表現することである。<BR>常乾アルキド樹脂エナメル8試料をサンシャイン促進耐候試験機とキセノン促進耐候試験機で1000時間まで試験した。変色は試験片と原片との色差をCIE94色差であらわした。<BR>時間と色差の関係にはつぎの2つの式がよくフィットし, 高い決定係数を示した。<BR>△E=p&radic;t+q, △E=△Ef (1-e-<SUP>kt</SUP>) ここに△Efは仮定の色差上限値である。<BR>前者の式は劣化の初期によくフィットし, 変色の機構に拡散が支配することを示唆する点で興味があるが, 長期の暴露によって最大色差に収れんしない。後者の式は1次反応機構の仮定によって容易に誘導できるので, (1) 式より優っている。<BR>回帰方程式の係数から, キセノンの誘導期がサンシャインのそれよりも短いことを示した。また, サンシャインとキセノンの間の促進の比, すなわち, 同じ色差に相当する時間の比は一定ではなく, 色差のレベルによって変化することを示した。
著者
波多野 吉洋
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.288-293, 1989-05-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
26
被引用文献数
1 1
著者
山口 梓 高橋 央 王 宗洋 今井 由美 野々村 美宗
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.87, no.6, pp.192-196, 2014-06-20 (Released:2014-09-20)
参考文献数
16
被引用文献数
4

ヒト指の力学的特性と表面形状を模した接触子を用いて,五つの化粧用スポンジの摩擦評価を行い,触感との関係を解析した。被験者が指でスポンジに触れたときには,さらさら・ふわふわ・すべすべしていて,ざらざらしていないスポンジが好まれた。さらに,これらの触覚はスポンジの摩擦・力学特性とセルの形態によって支配されていることが明らかになった。これらの成果は,化粧用スポンジを設計・開発するうえで有用である。
著者
宇津木 弘 西村 成興
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.2-14, 1975-01-20 (Released:2012-11-20)
参考文献数
28

付着基数を種々に変えたペンタノール, ベンジルアルコール処理シリカゲルの表面特性が77°K, 273°Kヘプタン, 288°K水蒸気吸着と278°Kヘプタンおよび水への湿潤熱から検討された。表面処理シリカゲルは親油性, 親水性表面から成り, 単分子層形成過程では水蒸気は親水性表面にのみ吸着し, 親油基には吸着しない。これに反しアルゴンおよびヘプタンはそのいずれの表面にも吸着するが, ヘプタンはその分子径の大きなために, 微小径空孔内の表面には吸着し得ない。この観点から処理シリカゲルのアルゴン, ヘプタン, 水蒸気吸着表面積, ΣArHRSK, ΣhepHRSK, ΣH2OHRSKはそれぞれ次式で示されることが認められ, 実験的にも確められた。ΣArHRSK=ΣArSK- (NCOH/NR) σOH・NR;ΣH2O HRSK=ΣH2O SK- (1+NC OH/NR) σOH・NR;Σhep HRSK=Σhep SK- (NC OH/NR) σOH・NR。ここにΣXSKは未処理シリカゲルの吸着質Xで求められた表面積であり, NCOH, NRおよびσOHはそれぞれ付着基でおおわれて, いずれの吸着質でも吸着点となり得ない微小空孔に閉じこめられた未反応シラノール数, 付着基数およびシラノールの分子断面積である。この関係で求められる多くの種類の付着基についての (NCOH/NR) σOHを付着基に相当するアルコールの分子断面積に対しプロットすると, 水酸基の分子断面積に相当する部分で零となる一定な傾斜を持つ直線関係が得られる。この直線の傾斜は原料シリカゲルの性質により異なる。処理シリカデルの湿潤熱はこのような親水性, 親油性表面への湿潤液の相互作用として検討し, 合理的な値を得た。湿潤熱を未処理または処理シリカゲルのアルゴンまたは窒素表面積で割り, 単位面積当たりで求めることはこのような複合表面ではなお疑問の余地があり, これらは別々に分離して求められるべきであろう。
著者
金広 忠雄 長江 明 阿度 和明 信岡 聰一郎
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.9, pp.389-394, 1965-09-30 (Released:2012-11-20)
参考文献数
11

水酸化鉄 (III) を加圧水熱処理する際, 母液のpH, 処理温度, 処理時間等を変化させることにより30mμ-10μのいろいろの平均粒子径をもつ立方状Hematiteが得られた 。これらの大きさの違った酸化鉄について, 粒子の大きさと隠ペイ力, 着色力との関係を検討した結果, 隠ペイ力, 着色力とも粒子径300mμ付近で最大値を示した。隠ペイ力はKubelka-Munk の式 (K-M式) を利用して計算した。そして着色力の大きさは白顔料との混合色と原色との色差で判定した。
著者
宮武 正幸
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.281-288, 1971-06-30 (Released:2012-11-20)
参考文献数
20
著者
笛木 和雄
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.286-296, 1966-06-30 (Released:2012-11-20)
参考文献数
11
著者
引間 貴子 野々村 美宗
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.82, no.10, pp.443-446, 2009-10-20 (Released:2010-01-20)
参考文献数
9

羊毛,毛髪,羽毛などの動物繊維の主成分はケラチンと呼ばれる繊維状タンパク質である。われわれはこれら三種類の動物繊維を粉末化する新たな方法を開発し,二相加水分解法と名づけた。これは,オクタノール/水酸化ナトリウム水溶液二相系に浸せきした原毛を,超音波照射によって短時間で微細化するものである。系を中~酸性にすると,粒径数~数百μmのパウダーが得られた。元素分析と赤外吸収スペクトルの結果から一部の硫黄成分は失われるが,その程度は従来法より軽微であることが確認された。この方法は,ケラチンを用いた化粧品,細胞足場材料,ドラックデリバリーシステム用材料の開発に有用である。