出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1233, pp.148-150, 2004-03-15

ラフな格好に赤い靴がトレードマークの45歳の男が、一張羅のダークスーツに身を包みステージに上がった。2月13日、東京・銀座のみゆき座。劇場用アニメーション「イノセンス」(3月6日公開)を初披露した試写会でのことだ。 「今日は僕にとって七五三です」 プロデューサーの石川光久は、やや甲高い声でこう切り出した。妄想7年、構想5年、制作3年——。
著者
岡田 武史 平尾 誠二
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1423, pp.6-11, 2008-01-07

──岡田さんはサッカー日本代表監督就任の記者会見で、「断崖絶壁に登ってみようという気持ちになった」と心境を吐露されましたね。 岡田 今まで自分が経験してこなかった挑戦がそこにあったからです。前に代表監督を務めた時も、その後にJリーグのコンサドーレ札幌や横浜F・マリノスの監督に就任した時も、僕はチーム状態の良くないところを立て直しに行った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.946, pp.43-45, 1998-06-22

5月のある日曜日。家具専門店、大塚家具の核店舗である「有明本社ショールーム」(東京・江東区)は、朝から来店客でごった返していた。 ここは会員制の家具の販売店。氏名や連絡先などを登録すれば、誰でも簡単に会員になれる。その登録を待つ人で受付が混雑していたのだ。 売り場面積は3万m2。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1503, pp.68-71, 2009-08-10

路面電車の都電荒川線が町中を縫う東京都荒川区。人口約20万人の下町風情にあふれる町だ。荒川区では、西川太一郎区長がこだわりを持って実用化を目指している指標がある。その名もGAH(ガー)。「グロス・アラカワ・ハピネス」の略である。「荒川区民総幸福度」という意味で、荒川区住民の幸福度合いを指す。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1859, pp.54-58, 2016-09-26

5期連続の最高益更新を見込み、銀行界で数少ない「勝ち組」と目される。ATMに特化したビジネスモデルは、マイナス金利にも揺るがない。「キャッシュレス化」に備え、新たな収益モデル作りにも取り組む。
著者
安田 佳生
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1596, pp.144-146, 2011-06-20

1965年大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後、リクルートを経て、90年ワイキューブを設立。著書は『ぐっとくる?』『検索は、するな。』『千円札は拾うな。』(サンマーク出版)など多数。【ワイキューブの概要】安田社長が1990年に起業。中小企業の採用コンサルティングを中核事業とする。
著者
竹中 平蔵 池田 信夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1083, pp.e28-e33, 2001-03-19

日本のインターネット利用者は全人口の20%しかいない。これは驚くべき低さです。米国は52%。アジアでは香港、シンガポールが40%で、韓国にも追い抜かれた。なぜこんなに差がついてしまったのか。これを考えたのが政府のIT戦略会議でしたが、会議では1つの方向性が示されました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1448, pp.108-110, 2008-07-07

松下電器産業は4月26日、単3形がギネス世界記録で「世界一長持ち」と認定されたアルカリ乾電池「EVOLTA(エボルタ)」を発売。これは、2月25日に日立マクセルが「瞬発力」「大馬力」「持久力」をうたうアルカリ乾電池「ダイナミック ボルテージ」を発売した2カ月後のことだった。
著者
松永 高司
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.923, pp.77-79, 1998-01-12

女子プロレス団体の最古参だった全日本女子プロレス興業(東京・目黒区)は、1997年10月20日、2度目の不渡りを出して倒産しました。かつては、「マッハ文朱ふみあけ」「ビューティーペア」「クラッシュギャルズ」といった人気レスラーを育ててきました。しかし、3年ほど前からの女子プロレス人気の低迷によって、苦しい経営が続いていました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.855, pp.27-29, 1996-09-02

相撲部屋の巨額な所得申告漏れは,どうして起きたのだろう。金券ショップには,どうしていつも売る商品があるのだろう。「会社のおカネ」は,盛り場やゴルフ場だけに流れているわけではない。今年7月,大相撲の二子山親方(元大関貴ノ花)が東京国税局の税務調査を受け,1995年までの3年間で総額3億円の申告漏れを指摘されて修正申告した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1288, pp.10-12, 2005-04-18

社外取締役でジャーナリストの野中ともよ氏(50歳)が会長兼CEO(最高経営責任者)に、創業家の3代目に当たる井植敏雅副社長(42歳)が社長兼COO(最高執行責任者)に昇格——。地震の被害やデジタル家電の値崩れで2005年3月期に1210億円もの連結最終赤字を見込む三洋電機の新経営体制だ。危機的状況下で、なぜジャーナリストをCEOにし、さらに世襲を断行したのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1926, pp.66-73, 2018-01-29

「ベビースター」ブランドの菓子メーカー、おやつカンパニーがファンドに買収されて3年半。これまで取材を受けてこなかった創業家が、初めてその狙いと改革の中身を語った。背景には、事業継承と持続成長という、全てのオーナー企業に共通の悩みがあった。
著者
益本 康男 山川 龍雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1716, pp.110-113, 2013-11-18

答 違いますよ。社員には「欧米に行って、クボタという社名を出してみろ。『フーン』と言われるだけだぞ。もう少し謙虚になれ」と檄を飛ばしています。クボタがどんなブランドと見られているかをしっかりと調べて、もっと売る方法を考えなければならない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1546, pp.154-156, 2010-06-21

ギリギリでも3000万円、普通は6000万円は必要というのが参院選の常識だという。事務所の家賃から電話番の人件費、チラシの印刷代まで、どんどんカネが飛んでいく。カネの出し手を向く政治と決別するには、票でもカネでも政治家を支える個人の力がいる。 参院選に向けた公認候補選びが本格化し始めた今年1月。
著者
村上 富美 山川 龍雄 熊野 信一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1116, pp.158-162, 2001-11-12

東京〜新大阪間で新幹線「ひかり」に比べて所要時間が30分ほど早い「のぞみ」に乗る時は、料金が970円ほど高くなる。それなのに、なぜ時間がかかる「こだま」に乗る時は、料金が安くならないのだろうか。(東京都、会社員) 確かに「のぞみ」に乗ると目的地に早く着くから特別料金を取る、という話は理解できる。では逆に時間がかかるから安くするという発想はないのだろうか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1767, pp.68-73, 2014-11-24

ネットとリアルを意識せず、コミュニケーションを伴って簡単に利用できる"使える"スマホ決済。LINEは今回、その新たな体験をさらに分かりやすく伝えるため独自サービスも開発した。LINE TAXIとLINE WOWだ。
著者
片山 英木
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1385, pp.171-174, 2007-04-02

みすず監査法人は、2月20日に所属する300人余りの公認会計士全員を他の大手監査法人に移籍させると発表しました。事実上の解散宣言であり、4大監査法人の一角を占めてきたみすずは、近く消滅することになります。 2004年に産業再生機構に送られたカネボウの粉飾決算に、私どもの所属会計士が加担していたことが判明しました(編集部注:後に起訴された)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1748, pp.36-41, 2014-07-07

台頭する新興キャリア旧勢力を脅かす中東勢とLCC2つの新興勢力が世界の航空勢力図を塗り替えようとしている。中東勢とLCC(格安航空会社)だ。なぜ彼らは強いのか。Part1で見た「異変」の正体をつまびらかにする。 「衝撃だな。
著者
小泉 敏夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1141, pp.125-128, 2002-05-13

長年、北方領土の返還運動に力を尽くしてきた我々の連盟にとって、鈴木宗男先生に対する思いはこの一言に尽きます。 我々は、もともと北方4島に住んでいた元島民からなる組織です。私たち以上に北方領土への思いが強い人はいないでしょう。あの島に生まれ育ったのに、いまだに故郷に帰れないんです。そしていつのまにか、返還交渉が間違った方向に歪められていた。