著者
加藤 直志 加藤 弓枝 三宅 宏幸 KATO T. KATO Y. MIYAKE H.
出版者
名古屋大学教育学部附属中・高等学校
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.62, pp.154-165, 2018-03-01

昨年度に続き、日本近世文学会の「出前授業」の一環として、同学会から2名の研究者を講師に迎え、中学1年生を対象に、くずし字で書かれた江戸時代の「さるかに合戦」を読むという特別授業を協同で実施した。本稿は、その実践報告である。事前と事後のアンケート調査も実施し、くずし字の解読が、古典への関心・意欲を喚起するのに有効な方法になり得ることを明らかにした。第3部 教科研究・特別研究.本研究の一部は、JSPS科研費JP16H00094の助成を受けている。
著者
鈴木 克彦
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.78-94, 1991-08-15

世界27ヵ国の91人へのアンケート調査をもとに日本の学校数育における生徒指導との違いを比較研究した。その結果、西洋個人主義にもとづく生徒指導との大きな相違点やアジア各国の生徒指導とのいくつかの共通点を見いだした。また、日本の生徒指導を見る各国人の「目」には興味深い意見を得ることができた。今後、国際化をめぎした学校教育を行なう揚合、参考となることが多々あると思われる。
著者
鈴木 一悠
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.111-115, 1985-08-15

国立情報学研究所で電子化したコンテンツを使用している。
著者
福谷 敏
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.51, 2006-11

筆者は三角錐の公式の証明には極限的な概念が必要であると考えていた。小学生・中学生にとっては、既知の知識では、証明が不可能と考えていた。しかし、相似比と体積比の関係(ドラえもんのスモールライトの秘密と生徒向けには話した)と(ユークリッドの取り尽くし法による証明に使う)三角錐の4分割の利用すれば可能なことを報告する。
著者
松井 一幸
出版者
名古屋大学教育学部附属中学校 : 名古屋大学教育学部附属高等学校
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.67-74, 1984-08-15

2年にわたって製作してきたマイコンシステムを,独自で,両画倍密度で走るCP/Mシステムに発展させることに成功した。このシステムを,音波教材の開発や,電圧自動測定に応用したので報告したい。また, CRTディスプレイを8台まで増設可能にし,本システムを,必修クラブにおけるマイコンBASIC講座に応用したので,マイコン教育の一つの試みとしてレポートしたい。
著者
加藤 貞夫
出版者
名古屋大学教育学部附属中学校 : 名古屋大学教育学部附属高等学校
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
no.16, pp.167-169, 1971-03-25

生徒文集,卒業アルバム,諸行事記録および写真など学校の歴史に関する資料を収集,整理するために校史資料件名標目表を作製。その標目表での整理を通じて校史資料の計画的収集について提案。国立情報学研究所で電子化したコンテンツを使用している。
著者
湯澤 秀文 斉藤 真子 仲田 恵子 竹内 史央 大林 直美
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.59-80, 2001-11-15

中学3年では広島・大久野島への研究旅行を中心に、国際理解と平和についての総合学習を行なった。様々な企画も織り交ぜながら、年間を通してグループで学習を進め、年度末にはその成果を研究集録とWe bページにまとめた。
著者
山田 孝
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.45-47, 1992-08-15

本校の学校改革の一環として、一昨年より実施されれた中学1年生のオリエンテーション合宿も2回目をむかえた。今年は、去年の反省をふまえ、入学式後日を置かずに実施することになった。中高6ヵ年一貫教育の出発点にあたる、中学1年のオリエンテーション合宿の概要を報告する。
著者
竹内 史央 TAKEUCHI F. 渡辺 武志 WATANABE T. 山田 孝 YAMADA T.
出版者
名古屋大学教育学部附属中学校 : 名古屋大学教育学部附属高等学校
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.47-51, 2010-01-25 (Released:2010-03-03)

数学・社会(歴史)・理科(物理)の教員により、三つのグループに分かれて行う授業である。ここでは、科学的思考を身近で体験するためのアプローチとして、数学的・理科的・社会科学的観点から三つのグループに分かれ、様々な観点から科学的リテラシーを身につけさせるための授業を展開している。
著者
渡辺 武志 竹内 史央 中野 和之
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.62-64, 2008-01

科学リテラシーの育成を目標に、17世紀近代科学成立期の科学と哲学を中心的題材とする授業を行った。そこでは、「楕円の性質」や「ノストラダムスの預言」などの具体的な題材を通じて、じっくりと科学的な思考の経験を積むよう計画した。また、今回から取り入れた新規の題材である「偽(似非)科学」は、現代的な話題も含み、生徒が実生活の中で科学リテラシーを生かせるようになることを目指したものである。
著者
山田 孝
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.86-90, 2006-11

2005年夏、ヴェトナムのホーチミン・フエ・ハノイを訪問した。この旅は、平成17年度科学研究費補助金(奨励研究)研究テーマ「現代史の世界史教育における新しいビュジアル教材の研究〜ヴェトナム戦争の教材化の取り組み〜」の一環としての現地調査とビジュアル教材を作成するための取材旅行であった。本報告では、「ヴェトナム戦争の被害の痕跡」の調査と取材、それから「現在のヴェトナム」についての簡単な報告を行うものである。
著者
山田 孝
出版者
名古屋大学教育学部附属中学校 : 名古屋大学教育学部附属高等学校
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
no.41, pp.177-180, 1996-10-15

昨年よりインターネットが爆発的に広がり始めた。そういう印象がある。私は、自分ではコンピュータというものに接することなく、せいぜいワープロぐらいで終わろうと考えていたのだが。はからずもこのインターネットの波に乗ってしまった。全くの初心者が、コンピュータも触ったことのない自分が、手探りでインターネットを体験した報告である。国立情報学研究所で電子化したコンテンツを使用している。
著者
隅田 久文 SUMIDA H.
出版者
名古屋大学教育学部附属中・高等学校
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
no.62, pp.168-172, 2018-03-01

選挙権年齢が満18歳以上へ引き下げられたことにより、学校現場における主権者教育のより一層の充実が求められているが、本校では、昨年度の第24回参議院議員通常選挙における模擬選挙の成果を踏まえ、4月の名古屋市長選挙に合わせて模擬選挙を計画し、実行した。第3部 教科研究・特別研究
著者
丸山 豊
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.146-160, 2005-11-30

1976(昭和51)年に本校に赴任して以来30年の長きにわたり私の母校でもある附属にお世話になったが、いよいよ本年度(2006年3月)で退職となった。振り返ると、この30年のうちの中後半の17年は附属の激動期であったと思う。1988(昭和63)年最初に運営委員に選出され時、私は42歳だった。その後現在に至るまで、運営委員3年、研究部1年(運営委員歴任後1年は役職に就かない内規による)、つづいて研究部長6年、運営委員3年、高校副校長5年と学校改革(大学本部、教授会、研究開発、後援会問題、中高一貫校たち上げ、附属のあり方懇、文部省折衝、大学附属問題小委員会、法人化問題、定員削減問題等)の渦中にいた私は、ただ、がむしゃらに全力で駆け抜けてきた想いがする。今退職するにあたり改めてこうした私を支えてくれた附属の環境、先生方、生徒諸君にすばらしさを感じている。退職にあたり研究部より執筆の機会をいただいてからなかなか筆が進まなかった。不十分ではあるが在職30年を振り返ってみたい。第1部では附属に赴任して以来の私の喜びを現附属の先生方にも味わってもらいたいと思い「もう一つの視点からみた附属と教師像」と題して勝手に書かせていただいた。第2部では附属の学校改革取り組み10年目の評価と中高一貫校への転換にあたる論議を紹介し、現在の附属の歩みへと今後の課題を提示した。第3部は、附属のあり方に対する確固たる自信を持ち今後を切り開いていって欲しいとの願いをまとめた。
著者
丸山 豊
出版者
名古屋大学教育学部附属中学校 : 名古屋大学教育学部附属高等学校
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
no.46, pp.175-180, 2001-11-15

本文は中高生の歴史副教材としてまとめたものであり、研究論文ではない。21世紀は女性の時代といわれるがジェンダー教育からも近代女性の先駆的な役割を紹介する必要がある。男女を問わず、中高生が東海地域の女性の生き方に関心を持ち、総合学習も含めたテーマとして参考になればとまとめたものである。国立情報学研究所で電子化したコンテンツを使用している。