著者
田中 是規
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.11-19, 2017

本年6 月9 日に、住宅宿泊事業法が通常国会で成立した。政府は10 月24 日、新法の施行日を2018年6 月15 日とすることを閣議決定した。これを受けて、各自治体では新法施行に向けて条例制定の動きが活発化している。京都市においても11 月2 日、宿泊税条例が市議会で可決された。また、新法施行に合わせて制定される民泊条例につき、京都市は来年2 月の市議会に提案し新法と同時に来年6 月の施行を目指す、としている。
著者
山下 篤央 森井 秀樹 Atsuo YAMASHITA Hideki MORII 京都文教短期大学 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.135-139, 2012-01-01

フィギュアスケーター13名(年齢11.6±1.66歳、競技歴5.30±2.98年)を対象に、Hip extension assessment により股関節伸展位での筋収縮パターンを評価した。その結果、11名に右側脊柱起立筋の過剰反応が認められた。しかしながら、競技歴と筋の過剰反応に高い相関は認められず、競技特有の技術を習得するための日々の反復練習が、筋収縮の過剰反応を発生させる原因となっていると考えられる。
著者
田中 惠子 坂本 裕子
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.73-82, 2018-03-01

京都府南部の幼児を持つ母親を対象に食の安全に関わる調査を実施した。幼児の食のリスクを適切に認識していない者、リスクを低減するための知識や習慣が身についていない者が一定の割合存在した。食品添加物のリスクを知覚する者の特徴から、リスクの低い問題に対しリスクを知覚することが、実質的にリスクの高い問題への意識を低める可能性が示唆された。母親を対象として、リスクリテラシーを身に付けることを含めた食の安全教育の必要性が示された。
著者
楪 博行 Hiroyuki YUZURIHA 京都文教大学 Kyoto Bunkyo University
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.13-24, 2014-03-12

幼児や小学校低学年の児童などが学校で事故を発生させると、民法714条2項により代理監督者である学校設置者などが責任を課せられる。この代理監督義務の範囲は監督の委託のそれであり、教育活動及びそれと密接不離な生活関係である。これは広範なものであり、教師は民法709条の不法行為責任と併せ、過度の負担を強いられることになる。そこで、委託を受ける代理監督者を教師個人ではなく学校設置者などに限定すべきである。さらに、法定監督義務者の行為と加害行為に相当因果関係がある場合には、代理監督者は責任を免れるべきである。
著者
鳥丸 佐知子
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.1-12, 2015-03-13
著者
山下 篤央 久米 雅 森井 秀樹 Atsuo YAMASHITA Masashi KUME Hideki MORII 京都文教短期大学 京都文教短期大学 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College Kyoto Bunkyo Junior College
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.87-91, 2012

フィギュアスケート歴12年の女子ジュニア選手における2回転と3回転フリップジャンプの動作解析を行った。その結果、ジャンプの回転数の増加に伴い、Take-off時の膝関節伸展角度および回転運動の跳躍幅と時間の増加が認められた。これらの変化には、角運動量を増加するためのスキルが関連していると考えられる。また、Take-off時の左膝伸展角度が右膝伸展角度に比べ、高いことから左脚がジャンプ動作(跳躍高)に大きく貢献していることが示唆された。
著者
千古 利恵子 Rieko SENKO 京都文教短期大学 Kyoto Bunkyo Junior College
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 = The Kenkyu kiyo (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.129-140, 2014-03-12

新古今和歌集の伝本は多く、未だその数は確定されていない。しかし、先学諸氏の調査・研究によって、現存する伝本は①成立過程によって四類に分けられること②伝本の大半が第二類(竟宴直後から切継の行われている途中で書写された本文をもつ伝本)に属すること、が明らかにされている。本稿では、所蔵小形本の本文を寿本(新編国歌大観の底本)の本文と比較し、所蔵本の系統を検証するとともに、伝本研究における小形本調査の有用性を考えたい。
著者
今村 美邦子
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.172-179, 2008

このワグナーの論文で取り上げられたC.ボルタンスキー(1944 〜)、S.ジガードソン(1943 〜)、A.キーファー(1945 〜)は、現在活躍中の造形作家であり、特に第三帝国に関わる歴史の記憶を物質的素材に留める作品を創作している。彼らは、高速で現実を複製し続けるメディア社会にあって、文字や画像だけに頼らない記憶の留め方を模索しつつ、忘却および既存の歴史概念に抵抗する素材を選び出し、そこに排斥され無にされた者達の証言を読みとろうとするのである。
著者
宮島 幸子
出版者
京都文教短期大学
雑誌
京都文教短期大学研究紀要 (ISSN:03895467)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.105-112, 2006

「音楽のよろこび」の授業において,13回にわたって「私の好きな音楽」発表を実施した。各人が好きな曲について紹介し,また他の学生の好きな曲を聞き,曲の感想を述べることで,同世代の音楽志向,観賞の仕方,関心事の情報交換ができたと考えられる。自分の好きな曲を紹介する「よろこび」,みんなでともに聴く「よろこび」をこの授業で体験することにより「音楽のよろこび」に繋がったと考えられるので報告する。