著者
山田 耕作
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.313-314, 1985-04-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。物性研究小解説
著者
板倉 昭二
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.88, no.4, pp.552-563, 2007-07

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。研究会報告他者に心的状態を認めたり、その状態を推論したりすることをメンタライジングという。メンタライジングは、人が円滑な社会的生活を営む上で重要な能力となる。メンタライジングの萌芽は、乳児期初期の社会的知覚だと考えられる。すなわち、ヒトの持つ特有な刺激に対する選好に始まり、母子関係に代表される二項関係、さらに第三者もしくは対象物を含む三項関係の成立、そして他者の誤信念を理解する「心の理論」の成立へと続く。本稿では、メンタライジングの発達を、ヒトに対する志向性、ヒト以外のエージェントに対する目標志向性の付与や意図の付与、誤信念の帰属について、われわれがおこなってきた実証的な研究を概略する。
著者
飯田 修一
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.350-403, 1983-07-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
長岡 洋介
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.257-263, 1975-03-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
市來 健吾
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.76, no.4, pp.584-641, 2001-07-20
被引用文献数
1 1

水の中を重力で落ちる粒子の挙動を21世紀の科学は完全に予言できるか、あるいはこんな古典的な現象でも現代の科学は完全に解明できていないのか?この現象を重力だけで水を無視して考えると、粒子は加速運動することが分かる。しかし実際には粒子はある程度の速度でほとんど一定に落下する。速度に比例するような水の抵抗力を考えればこの振舞は定性的に記述できる。しかし更に現実には、この抵抗力がまわりの粒子全ての影響を持つため、多粒子系ではその挙動は複雑である。「流体を直接数値計算してしまえ」という立場もあるが、ここでは流体の粘性が支配的な状況であるStokes近似に徹底的にこだわり、それ以上の人工的な、あるいは仮想的な近似を排し出来るだけ妥協せずにその性質を実感したい。その正確な数理的な情報を得るために数値計算を使おう、というのが本論文の立場だ。物理のカリキュラムの中で「流体力学」は大きく取り上げられないし、microhydrodynamicsと呼ばれる粘性流体中の多体問題は通常触れられない。専門の異なる研究者にこのmicrohydrodynamicsの面白さと難しさも併せて紹介したい。この論文は半分は(独断や偏見に満ちた)レビューで、半分は最近の私の仕事の紹介である。ここで紹介する計算手法は流体力学に限らず一般の多体問題に応用可能であると期待し、「多体問題の数値解析」という広いframeworkを示唆する。Stokes流れの多粒子問題に興味の無い方もこの手法の応用を少し考えて、もし使えそうなら是非チャレンジして欲しい。ここではもっとも単純な、つまり高級な技巧を使っていない計算道具を議論しているだけで、Stokes流れの多粒子問題に対してすら面白い物理現象への応用は示していない。本来私自身がこの道具を使って物理を取り出し尽くした後に「どうだ、まいったか」という論文を書くべきなのだが、逆に読者にチャレンジするspaceが残っている、と挑発しておく。
著者
中嶋 貞雄
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.79-92, 1968-11-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
清水 以知子
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.559-586, 1992-09-20

熱力学第2法則の開放系への拡張としての熱力学的ポテンシャル(自由エネルギー)最小原理と、質量・運動量・エネルギー保存則から、非平衡・非静水圧下の熱力学的"力"と"流れ"を定式化する。「局所平衡の仮定」は、第2法則と保存則に基づく熱力学の体系とは相容れないことを示す。熱力学的ポテンシャルの勾配によって"力"を定義したとき、現象論的関係式における相反関係がみたされる。
著者
高木 伸
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.82, no.6, pp.888-894, 2004-09-20

「量子干渉性は、観測しなければ保たれ観測すれば消える」と言われる。これは正しいけれども、場合によっては、「観測しなければ消え観測すれば回復される」。この二命題は相矛盾しない。もちろん、「観測」の意味が相異なる。この事情を、サッカーボール干渉実験に即して、具体的に考察する。
著者
牧 二郎
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.p2-p4, 1982-07-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
飯田 修一
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.397-419, 1985-06-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
西森 秀稔
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.494-565, 1991-08-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
大塚 邦明
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.86, no.5, pp.648-658, 2006-08-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。研究会報告
著者
中原 幹夫
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.767-776, 2002-01-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。サブゼミ
著者
相沢 洋二 菊地 康裕
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.389-391, 1987-07-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
中村 真
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.96, no.1, pp.109-110, 2011-04-05

超弦理論で提唱されたAds/CFT対応では、非平衡定常状態における輸送係数、特に強相関系の非線形電気伝導度を、微視的理論に基づいて計算可能な場合がある。ここでは3+1次元の強相関系における非バリスティックな負性微分抵抗の微視的理論に基づく導出について概説する。
著者
坂田 泰啓
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.83, no.2, pp.189-244, 2004-11-20
被引用文献数
2

我々の日常生活に於ける高周波電磁波暴露環境は昨今の携帯電話の普及等に伴い激変し、その人体に与える影響は環境ホルモンとして捉えるべきであると2003年に村瀬が提唱した。而し、政府や業界の見解は「電磁波が人体に与える影響は熱的なものに過ぎない」との立場を取っている。而も、電磁波強度のガイドラインは自由境界条件を基にしたものである。当然電車の車内やエレペーター内部では状況は異なり、ガイドラインの値を越え得る可能性を本堂が示した。ところが、有識者の中には電磁波の境界値問題を理解できない者が居ることが明らかになった。本研究は、本堂の結果を受けて、解析的手法とFDTD法による2次元数値シミュレーションを用いて閉鎖空間での電磁場の振舞を調べた。結果として、本堂の結論が第O近似として正しい事が結論付けられた。また、閉鎖空間内に人が居る場合は、自由境界条件での値と比較して平均電力密度は無論大きくなる。更に、空間の平均電力密度が同じであっても、局所的なエネルギーは境界条件に鋭敏に依存し、数桁程度の大きな幅を持つ事を示す。
著者
西村 治彦 堅田 尚郁
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.66, no.5, pp.876-890, 1996-08-20
被引用文献数
4

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。ポスター
著者
田中 篤司
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.77, no.5, pp.922-925, 2002-02

Aharonov-Albert-Vaidmanの弱値の半古典的な解析について報告します.この解析から,弱値の異常な値,例えば極端に大きな値や複素数の値,の本質は,量子効果の主要なものである,干渉や絡み合いとは無縁であることが明らかになりました.同時に,この解析により,古典軌道間の量子干渉が発現しない場合の,Ehrenfestの定理による,古典軌道と量子論の期待値との対応付けを,複素数値を取る古典軌道の場合へ拡張しました.