- 著者
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木部 暢子
- 出版者
- 公益財団法人 日本学術協力財団
- 雑誌
- 学術の動向 (ISSN:13423363)
- 巻号頁・発行日
- vol.26, no.4, pp.4_20-4_24, 2021-04-01 (Released:2021-08-27)
日本語学は、日本語の文字資料や会話資料を研究データとしている。そのため、日本語学の研究論文はこれまで、日本語が理解できる人を読者に想定して書かれてきた。このことが原因して日本語学の国際化が遅れたということは否定できない。 日本語学は長い研究の歴史と研究成果の蓄積を持っている。日本語の国際化のためには、学協会がこれらの国際発信を組織的に進める必要がある。同時に、研究の元となる多様な日本語のデータを世界へ発信することが重要である。