- 著者
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江上 敏哲
- 出版者
- 大学図書館問題研究会
- 雑誌
- 大学図書館問題研究会誌 (ISSN:13489186)
- 巻号頁・発行日
- vol.28, pp.15-26, 2005-06
海外図書館を訪問・見学する際の準備・実践について、経験・反省点を報告する。訪問にあたっては、明確な動機・問題意識・目的設定が不可欠である。訪問先候補をリストアップ・選定し、コンタクトをとり、訪問の承諾を得て、スケジュールを組む。訪問に先立って予習が不可欠である。予習は先方に対する基本的な礼儀である。また余裕ある訪問・見学のためにも、予習を充分に行なうのがよい。事前質問票の送付には、先方に回答を用意する時間を持ってもらう、こちらの訪問意図を具体的に伝える、こちらの熱意を伝える等の効果がある。予習した上で事前質問を作成することによって、疑問点が明確になる。訪問当日に集中できるよう、充分な事前準備が必要である。帰国後に調査結果をまとめ、発表・報告を行ない、次のステップへとつなげる。