著者
木野 泰伸
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2000, pp.174-178, 2000-09-25

リスクの特定では, 通常, チェックリストやプレインストーミングによって特定作業を実施する. しかし, プロジェクトには独自性があり, それぞれ個性を持っているため, チェックリストによる特定だけでは, 個性に対応することは難しい. また, プレインストーミングもメンバーの経験に依存しているため, リスクの見落としが生じる危険性がある. そこで, プロジェクト構成要素とりスクの原因分類によるマトリックス表を用いて, リスクを連想し, 特定する方法について研究を実施した. プロジェクト構成要素とりスクの原因分類による方法は, "もれ"が少なく, また, 前例(経験)の無いプロジェクトにおいてもリスクの特定が可能であるという特徴がある. そして, 「学会の研究発表大会において発表を行う」ことを一つのプロジェクトと考え, この方法を用いてリスクの特定作業を試行した.
著者
前田 英行
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.355-360, 2007-03-15

少年野球では、(1)ある試合・大会での勝利という、有期限で達成したい目標が明確であり、(2)所属する個性ある子供たちでチーム編成を行い、(3)相手に応じて勝つための作戦を企画実行する、プロジェクトマネジメントが実行されている。年間約50試合の結果が出る非常に短いPDCAサイクルで実行される少年野球のチーム運営から貴重なノウハウと多くの学びが確認された。これらは、ITプロジェクトのマネジメントに有効である。・事例1 K監督は試合中は決して選手を批判しません・事例2 エラーはあたり前のこと、その後どうするかが勝敗を決める ・事例3 少年野球の監督が教える最も大切なことは野球の楽しさです ・事例4 少年野球の監督、この素晴らしい仕事
著者
森 知恵 西尾 雅年
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.291-296, 2005

近年,SCMを導入して経営を行っている企業において,ものづくり現場が脅かされる工場火災事故が多発してきた.そこで本研究では,この問題について,「2003年9月に起きた,株式会社ブリヂストン栃木工場火災時の生産復旧プロジェクト」を例に,SCMのリスク発生時(工場火災時)における迅速な生産復旧プロジェクトマネジメントのフレームワーク提案を研究目的とし,そのフレームワークの有効性を,PERT的期間見積もり手法を用いて検証し,その結果について報告する.
著者
椎名 隆彦 越島 一郎 梅田 富雄
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2002, pp.136-139, 2002-02-26

近年, 音や画像を用いたマルチメディアソフトの需要が高まっている。従来のソフトウェア開発手法は, 主にビジネス向けソフトウェアの開発を対象として提案されてきた。しかしながら, マルチメディアソフトに要求されるリアルタイム性やシンクロナイズ性等の性質, またソフトウェアの構造的な点について考慮されていない。そこで本稿では, 効率的な管理手法を開発したので報告する。
著者
藤田 雅之
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.372-377, 2008-03-14

従来,アジャイル開発は,適用範囲の限られる特殊な手法であると考えられがちであった.しかし,米IBMのRationalチームは,すでにアジャイル開発は「主流となった」として,アジャイル開発のガイダンスを強化している.そこでは,主流として適用範囲を広げるアジャイル開発に関して,環境を含めてどのようなベストプラクティスを実践すべきかを示している.また,日本BM社内の研究会での調査では,アジャイル原則が広く有効であることが認められる一方,アジャイル開発への理解度によって現状への問題認識に差があることが浮き彫りとなった.アジャイル開発は文化や意識の変革であり,様々な分野に関わっている.それをただしく認識し,問題意識を培うことが急務であると考える.
著者
青木 政之
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.177-178, 2007

プロジェクトメンバーは,対話によってプロジェクトの価値を認め,S-QCDでは語ることができない「このプロジェクトは成功した」という達成感を得る.本稿では,筆者が問題プロジェクトにプロジェクトマネージャーとして参画したとき,プロジェクトメンバーのモチベーション回復に役立った「7つの習慣」と「ハーマンモデル」によるコミュニケーション方法を紹介する.
著者
中田 雅大 溝口 英里子 関 哲朗
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.170-175, 2005-03-17

近年のゲーム市場の縮小により,日本のゲーム産業の景気は低迷している.一般に,ゲームソフトウェア開発は通常のソフトウェア開発に比べ,複雑で困難な特徴を持っているといえる.これは,「おもしろさ」を追及するというゲームソフトウェアが持つ独自の性質を原因とし,仕様変更々作業追加による遅延を引き起こし,企業利益喪失の原因となっている.本論文では,ゲームソフトウェア開発プロセスの改善のために以下の2点について議論する.一つは「おもしろさ」を価値であり,一方はゲーム開発へのプロジェクトマネジメント導入の価値である.これらの議論の解を得るために,ゲーム開発企業の管理層およびプロジェクトマネージャとのディスカッションを行った.その結果,「おもしろさ」はゲームソフトウェアの質を高く確保するためには欠かすことのできない要素であることがわかった.また,プロジェクトマネジメントの導入は,ゲームソフトウェア開発プロセス改善にとって有効な手段であることが明らかとなった.
著者
内田 翔 中村 太一
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.192-195, 2006-03-16

コミュニティを立ち上げ運営する,あるいは周期的に繰り返されるイベントを企画立案し実行する場合にも,何らかのマネジメントが行われている.しかし,それらのマネジメントは体系的に整理された知識体系に則っているとは眠らない.その原因は,マネジメントに対する重要性の意識欠如であったり,メンバが入れ替わったりすることにより実施ノウハウが継承されないなど,多々ある.本稿では毎年,国内の大学が持ち回りで主催・実施する「ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト(ACM/ICPC)」にメンバとして参加しPMBOKの知識体系に則ったマネジメント方法を提案する.
著者
中里 幸雄
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2001, pp.30-33, 2001-09-11

当プロジェクト事例は, 本年6月22日に成立した法案により可能となった我が国初の新規参入業務を支援する業務システム開発プロジェクトの事例である。新規参入業務ゆえに業務要件が明確にならず, またそれに加えて法案成立が数度となく見送られ, 見送られるたびに業務要件の修正が発生してきた。そういった状況の中で数回にわたるサービスインを余儀なくされ, それにあわせた同時並行した複数のシステム開発のスケジュールを策定し実施するにいたった。ここでは, 同時並行する複数のシステム開発の中で, 変更管理手順ならびにモジュールのバージョン管理手順など, 前例のないプロジェクト運営の実践結果につき, 評価し今後の課題につき考察する。
著者
島中 一俊 古賀 順二 坂本 毅 杉若 直樹
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.289-292, 2003-03-11

現在NTTコムウェアでは, RUP(Rational Unified Process)[1]を全社的な作業標準として全社展開を進めている。RUPの目的は, 遍く広く様々なシステム開発を前提とし, 高品質なソフトウェアの開発方法を提供することにある。ところが, その幅広い記述のため, 本来はプロセス・フレームワークとしてプロジェクト毎に適合させるはずにも関わらず, 額面どおりヘビーウェイトプロセス[5]のカテゴリが与えられている。そこで, 我々は高品質を維持しつつ柔軟さと素早さを身に付けることを目的とし, RUPのカスタマイズ指針を得るための検討を行った。本論文においては, 我々が得た効果的にRUPを適用するための実践的なカスタマイズ指針を提案する。
著者
岡村 正司
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.1999, pp.97-105, 1999

この数年プロジェクト管理に対する関心と必要性が叫ばれています. 日本でもPMI (Project Management institute) の資格獲得が盛んに行われ, 学問としての重要性が高まっています. こうした状況の中で, PMIコンセプトの実践事例として, 開発要員1,000名を超える超大型プロジェクトの, プロジェクト管理における基本的考え方とグループウェアを利用した機械化に関して記述します. 具体的には, プロジェクト開発成果物の管理手法と成果物単位のアーンドバリーを利用した進捗・コスト管理, 及び変更管理の考え方と仕組み, またこれらを効果的に運用する為に開発された, ロータス ノーツ を基盤とするプロジェクト管理システムの機能を紹介します.
著者
香月 秀文 中 憲治
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.153-157, 2003-03-11

プロジェクトマネジメントの技術としては, C.P.M手法とC.C.M(クリティカル・チェイン)手法がある。最近米国で顕著な実績を上げ、日本でも注目を浴び始めたクリティカル・チェイン手法によるTOCプロジェクトマネジメントは、従来のC.P.M手法に基づくプロジェクトマネジメントと比較し、幾つかの際立った特徴を持っている。一方、「駅伝」は日本で誕生し育った今やワールドワイドなスポーツである。その中でも、いまや日本の正月の風物詩となったと言える「箱根駅伝」は、関東学生陸上競技連盟加盟の各大学が、1年がかりでその頂点に立つことを目標とする一大プロジェクトである。「駅伝」をプロジェクトとみなした時、その特徴はC.C.M手法のもつ特性の物差しを当ててみると多く共通の要素が見られる。C.C.M手法においては、各タスクを担当するリソースは"リレーランナー"と呼ばれ、幾つかの役割を持つ。他方「駅伝」において各区間を走る走者は、区間というタスクを担当する"リレーランナー"である。本論においては、駅伝における"リレーランナー"として役割に焦点を当てその特性を明らかにする。又、"リレーランナー"をマネージするプロジェクト・マネジャーや、リソース・マネジャーの役割にも言及する。
著者
川崎 寿之 本田 勝巳 小山 明美
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.114-118, 2003-09-09

ISO9001の認証登録をしたけど効果が出ない, 形骸化しているという話を聞くことが多く, ISO9001の品質向上や組織のレベルアップに有効活用されていないケースがある。また, 形骸化を感じているが何から手をつけなければいけないかわからないという話もよく聞く。そこで, 効果と負荷(作業工数, 気持ち)を焦点とした「ISO適用アンケート」を考案した。このアンケートを使った現状分析により, 現在の運用において効果が出ている活動および形骸化や改善が必要な活動が明確になる。本報告では, 組織として効果的, 効率的な品質マネジメントシステム(QMS)の実現に向けて, 改善計画を立案するアプローチを述べる。
著者
佐藤 隆 佐野 康昭
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2001, pp.36-41, 2001-03-12

オリジナルのT型マトリクスでは工程を左右に併記するため横幅が広くなり、表計算ソフトウェアでマトリクスを作成するときに取り扱いにくかった。ソフトウェアの設計・製造工程の直後にレビューを実施することを前提とすることにより、T型マトリクスを折り重ねることができ、横幅を半分にすることができた。また、マトリクスを折り重ねることにより、工程が左から右に統一でき、不具合件数を記入・把握しやすくなった。T型マトリクスをもちいて、5つのプロジェクトの評価指標を算出した。みのがし率/評価技術率/未然防止率は、それぞれ6.3%〜23.2%/94.1%〜82.8%/65.6%〜52.0%であった。これらの評価指標が妥当であるかどうかについては測定件数が少ないため検討しない。
著者
丹羽 展男
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2001, pp.19-24, 2001-09-11

SIプロジェクト開発は, 規模が大きくなればなるほど全体が見渡せなくなり, 各リーダー任せに成ってしまう場合が多い。プロジェクトもうまく進んでいる時はいいが, スケジュールが遅れてきた時にどこがおかしくなっているのかを見つけるのは, 大変な作業となってしまう。開発要員も多いと, 成果物も多くなり, それが全て必要な物かどうかの判断も一概に出来る物ではない。特に, 上流工程では, 下流工程のプログラムやモジュールやテストケースと言った誰にでも目に見える標準化された成果物が少ないので, その作業の管理も一層難しく成ってくる。さらに, 上流工程では進捗が遅れていても, 遅れている事自体が判らずに, そのまま下流工程に引き継がれた時に, あれもこれも決まっていない事が判り作業のやり直しが発生し, 大幅なプロジェクトの遅れになる事がよくある。当論文では, DOAのDFD手法を使って作業を明確に定義することで, スケジュール管理を成功させた方法を紹介する。
著者
大島 正善
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2000, pp.62-65, 2000-09-25

ソフトウェア開発プロジェクトでは, 上流工程における品質の埋め込みの重要性が強調されている. 一方, 品質保証の業務は保険的な要素もあり, そのコストに見合う効果が本当に得られるのか計測しにくいという面があり, 品質管理部門に対する投資について適正な判断ができていない企業が多いのが実情と思われる. 本稿では, ソフトウェア開発の上流工程での品質保証のあり方のひとつとして, "成果物の品質点検"の考え方を紹介するとともに, その効果を, "Earned Value Analysis手法"を適用して評価する方法について解説する.
著者
渡辺 潔
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.97-101, 2003-03-11

複数の関連性の無いプロジェクトをPMとして同時に管理する場合, 全てのプロジェクトに対してその進捗状況, リスク等にきめ細かく目を配る事は難しい。まして, 10件を超えるプロジェクトを同時に管理する事は現実的に大変困難である。このような複数のプロジェクトを効率的に管理し, 進捗状況・リスクを的確に把握し, 適切なプロジェクトマネジメントを行うために, 現在実践しているプロジェクトマネジメント手法並びにその考慮点を示す。